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上場企業の社長の世襲について

社長の世襲について、教えてください。中小企業で、創業者一族が社長になることは理解できるのですが、上場企業でも、可能になるのは何故ですか?株式の筆頭株主でもなく、それ程保有率が多くないのに、創業者、息子、孫と世襲されている企業があるのは、どういう理由でしょうか?大会社になれば、社員にも人材が育つと思うのですが。

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noname#113260
noname#113260
回答No.1

株ですが、直接的には持ってませんが、その会社の株を持っている会社の株を持ってる場合が多々あります。 つまり先般話題になった、フジテレビの株を持っている日本放送の株を大量に持っていれば、間接的にフジテレビを支配して、自分が社長になることも可能。 西武鉄道の堤家も、国土の株を持つことで、西武鉄道を支配してきました。 対外的な顔というものも無視できません。 トヨタや松下など、やはり創業家がオーナーという世間の思いがあり、一族の内で優秀な方が継ぐと、社員の結束力にもなりますし、対外的な信用も上がります。 長瀬産業など、優秀な一族を社長にするため、娘が跡を継ぎ、優秀な婿を迎えて社長にする伝統があったとかききます。 これとは別に、最初から帝王学というか、後継ぎとして教育を受け、本当に優秀な人間になれば社内で反対する方もいません。 幼い時から外国に親しんだり、取引の極意を学んでいけば、普通の人間とは出発点が違いますから、出世も早く、チャンスも多く与えられ、結果を出せば社長になれます。

noname#51534
質問者

お礼

間接的に株を持っている可能性を、忘れていました。経済に疎いのですが、「株式の持ち合い」という慣行も、これと関係しているのでしょうか?  「世間の思い」とか、「出発点の違い」など、確かにありますね。明快なご回答、有難うございました。

その他の回答 (2)

  • mitsuruw
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回答No.3

大会社でも創業者一族が社長を継いで行く可能性は多いと思います。 しかし代表取締りに成るには取締役会の承認が必要です。 上場企業の場合は取締役に成るのに株主総会の承認が必要ですから、創業者一族の意思では社長には成れないと思います。 株を支配しようとすると西武鉄道のように成ってしまいます。 ですから創業者一族の力を維持しようとする場合は、大会社でも上場して無いところもあります。 松下はいなく成りましたし、トヨタは一人取り締まりで優秀なのがいます。 ホンダは最初から一族は入れませんでした。 最近は世襲と言うのはあまり聞かなく成りました。 もし、創業者一族が上場会社で社長に成っているのであれば、上記の方法で選出されたのだと思います。 ですから一概に世襲制と言えるかどうか?

noname#51534
質問者

お礼

なるほど。株式を上場しているかぎり、一族に傑出した人物がいなくなった時点で、創業家は社長の座を降りることになりますね。ご回答有難うございました。

  • shagaraku
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回答No.2

こんばんは 三洋電機のCEOになる野中ともよさんが語っていますが「一方、創業家の求心力も維持しながら、難局を乗り切り」というところにポイントがあるのでしょうね。 大企業は人材も豊富ですが、大企業病に象徴されるように、社員の意識の停滞、事なかれ主義、派閥抗争、大胆な方向転換が困難になるなどの弊害も発生することが珍しくありません。 また、難局に対処するに当たり、総員の意識の結集は欠かせないでしょう。 このような背景でキーワードの「求心力」という言葉を考えると、創業家の位置は、持ち株数だけの影響力だけでなく、企業風土に根ざした社員をまとめ上げる存在にもなりうると言うことでしょう。 二代目三代目は創業者の薫陶をダイレクトに受けているケースが多いですし、帝王学を身に着けるチャンスも多いでしょう。 ただ、末端の現場の苦労がまったくわからないというようなことになりかねないと言う面もあります。これは受けた帝王学が不適切だったとも言えるでしょう。

noname#51534
質問者

お礼

ご回答、有難うございます。なぜ、何代にもわたって「求心力」が維持できるのでしょうか?日本人的な心情(恩義に対する忠誠心とか)でしょうか?

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