• ベストアンサー

地学の参考書

高校生用の地学の参考書で良いものはありませんでしょうか?? チャート式は地学だけ新版が出てないですし, ほとんどしっかりした参考書が無いのが現状のように思います. また,伊藤の地学解法のコツ というものがありますが, 私にはこれは分かりにくく感じるのですが いかがでしょうか?? よろしくお願いします.

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • puni2
  • ベストアンサー率57% (1002/1731)
回答No.1

>ほとんどしっかりした参考書が無いのが現状のように思います. 4年前まで高校で地学を教えていましたが,私も同感です。 いくつか現行の参考書について私なりのコメントを付けてみますね。(ただ,今自宅からで,手元に現物がないので,多少曖昧なところがあります。ご了承下さい) まず,チャート式は20年も前のもの(自分が受験生だったときに新しく出たものです)が現在もそのまま出版され続けている,という状況で,数研出版は地学をバカにしてるのかと言いたくなります。(内容的に詳しいことは詳しいんですが) チャート式に近いレベルまで掘り下げてあるものとしては,石田志朗『理解しやすい地学IB』(文英堂)があげられるでしょうか。 95年4月発行で,すでに兵庫県南部地震の記述が(ちょこっとですが)入っていたのを見て,おーと思った覚えがあります。 若干易しめながら,あまり手を抜かずに説明してあるものとして,斎藤正徳・富田晋高『基礎からよく分かる地学IB』(旺文社)があります。でも,これももう10年以上経ちました(94年1月発行)。 大塚韶三・青木寿史『新ひとりで学べる地学I』(清水書院,2003年4月)は,最も新しく,見開き2ページで見やすいのですが,あまり掘り下げた内容は扱っていないように思われます。 『地学解法のコツ』は,すみませんがあまり覚えていません。 参考書というより問題集ではなかったでしょうか。 安藤雅彦『地学講義の実況中継』(語学春秋社)は読みやすいことは読みやすいですが(文体は),体系的な参考書をそばに置いておいて読むべきものだろうと私は思っています。 ちょっと見ではこれに似た印象を受けますが,もう少し体系的に書かれた(参考書ぽい)ものとして,垣内貴志『センタ-試験地学の点数が面白いほどとれる本』(中経出版)をあげておきましょう。 昨年9月に出たばかりです。 著者の「地学は面白い!」というメッセージが良く伝わってきます。表紙の,江川達也氏のイラストも個人的には良いです。ちょっと気に入っている1冊です。 どれを選ぶにせよ,教科書と資料集(浜島書店とか第一学習社が出しているような図説)は,せっかく持っているのだから,きちんと目を通すように,と話していました。 (語学春秋社や中経出版のは本文は2色刷ですが,オールカラーの図説があれば補えるでしょう) 授業では,「きちんと学びたかったら文英堂か旺文社,もうちょっと取っつきやすいものがよければ清水書院」という言い方をしていました。今なら清水書院に垣内さんの本を付け足してもいいかもしれません。 文英堂か旺文社が,そろそろ改訂版を出してくれないかなあと思うのですが,10年前ならまあ許容範囲かも知れません(あとは必要に応じて教員が補足するということで)。 洋書にまで目を広げれば,いろいろと良いものがあります。 (良いとは,カラフルで,文章も図も分かりやすく,説明は詳しく,情報は新しい,ときどきユーモアが感じられる,というような意味です) 私が昔から気に入っているのは, Frederick K. Lutgens & Edward J. Tarbuck著,Foundations of Earth Science (最近のはCD-ROMもついています) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0131447505/qid=1120488787/ です。 日本の高校地学とは異なり,基本的には地球科学ですが,気象学・海洋学や,天文学も太陽系あたりまではカバーしています。 そうはいっても,天文学全体を扱った本も欲しいところですので,そんなときは Jay M. Pasachoff著,Astronomy: From the Earth to the Universe http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0030334888/qid=1120489075/ を愛用していました。(参考URL欄に入りきりません。すみませんが,コピー&ペーストして下さい) どちらのテキストも,アメリカの大学の一般教養レベルを対象にして書かれたものですが,英語の得意な生徒なら十分読めると思います。 私は主として,英語コースという,英語の時間数が多いクラスの地学を持っていましたので,このあたりの本の説明や図解も時々プリントに使わせていただいていました。 …以上,長々と書いてきましたが,もしかしたらほとんどの話は先刻ご承知のことばかりだったかも知れませんね。 結局「ほとんどしっかりした参考書が無い」という現状を追認しただけで終わってしまって,申し訳ないです。

参考URL:
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0131447505/qid=1120488787/
noname#182631
質問者

お礼

ご解答いただきまして ありがとうございました. とてもご丁寧なアドバイスを頂きまして. とても参考になりました. 上記の外国語の本にも 是非目を通してみたいと思います. 洋書の方が図が興味深かったりすることは多いですね. 高校地学の参考書って ホントにいいものが少ないですよね・・・ どこか出してくれればいいんですが・・・

すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (1)

noname#13509
noname#13509
回答No.2

私は文系で地学はセンター試験でのみ必要だったので、もしclimateさんが理系で本格的に地学をやるのなら、参考にならないかもしれませんが・・・。 私は高校でも全く地学は習わず、独学だったのですが、直前期に旺文社の「基礎からよくわかる地学」をやりました。まず、わけも分からないまま、語句の穴埋めをし、その後、1冊マル暗記しました(薄い問題集ですので)。それから、地学のセンター試験の過去問や予想問題集を解き、足りない知識等は、どんどん「基礎からよくわかる地学」に書き込んでいったり、解答・解説にわかりやすい図があれば、それをコピーして貼り付けたりしていました。 私は秋のセンター模試では地学が30点台だったのですが、以上の勉強法だけでもセンター試験本番で9割とれました。

noname#182631
質問者

お礼

ご解答いただきまして ありがとうございました.

すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A