ボクシングのような体重制スポーツではウェイトトレーニングは両刃の剣です。筋肉をつけ過ぎるとウェイトコントロールに苦しむことになるだけでなく、ウェイトを扱う(挙上する、引き寄せる、支える)動作とパンチを出す動作とはあまり共通点がないので、末端に筋肉をつけることによってかえってハンドスピードが遅くなる危険性もあります。ですから「体幹部の大きな筋肉を鍛える」「筋力でなく筋持久力を強化することを主眼にし(筋力アップはほぼ筋量増加になる)、中程度の重量で反復回数を多めにする」ことを心がけるべきです。いずれにしてもウェイトトレーニングに関する正しい知識は必須です。
以上のことを前提とした上で、実践的なアドバイスとしては、ボクシングは思ったより肩を酷使するスポーツなので、あまり肩のトレーニングを頻繁に行うとオーバーワークになります。ベンチプレスなど胸のトレーニングも肩の筋肉が関与してきますので、毎日は明らかにやり過ぎです。前の回答者さんの意見を参考に調整してください。私は両方の経験者ですが、肩のトレーニングをハードに行った翌日はガードを上げるのにも苦労した経験があります。また順番としては、ウェイトで筋肉を疲れさせてからスキルの練習をやってもよいパフォーマンスは得られないので、スキルの練習(通常のボクシングのトレーニング)を先にやり、ウェイトトレは後にする必要があります。
お礼
速やかなご対応ありがとうございます。 ボクシングのウエイトトレーニングメニューで他の部位をトレーニングする場合注意する事はありますか? パンチにスピードと威力が欲しいのですが・・・