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OEG(嗅神経鞘グリア)細胞移植手術について
http://www.spine-damage.com/spine/als.htm 友人はALSになりました。 以上のHPを見つけたのですが、信用できるものでしょうか?信用してもいいものなら、その友人に知らせたいと思います。 真剣です。 お願いします。
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ここでOEG(嗅神経鞘グリア)と呼んでるものはOlfactory ensheathing cells とかOlfactory encapsulating cell とも呼ばれる嗅神経細胞をカバーする鞘を作る細胞のことだと思います。グリアというと脳の中の細胞、というニュアンスが有りますが、実際は鼻粘膜から篩骨を通って嗅球にいたる部分(=脳の外)にあるので後者の呼び名の方がいいんじゃないかと思います。 神経保護機能があるのは間違いないので、代謝が活発なので脊髄損傷の治療につかえるんじゃないか、という研究が昔から行われています。 中国の研究者はこれをALSに応用したのでしょう。しかし理論と実際で結果が違う方が普通なくらいですから上記の情報だけでは当てになりません。 論文としての報告は無いようです。まともな医者ならこれだけでおすすめしかねる理由としては十分すぎるでしょう。 アメリカの神経学雑誌や患者団体でも議論を呼んでいるようです http://www.healthboards.com/boards/archive/index.php/t-205322.html http://www.focusonals.com/patients_seek_hope_in_china.htm http://www.alsa-or.org/research/StemCellsChina.htm ↑これらのサイトに共通する情報 過去3年で500例以上 待機患者1000名 うちアメリカ人100名以上 週五日毎日5例手術続行中 安全性に関する治験の情報は公開されていない 全体の治療成績は公開されていない 症状の改善があったという症例についてはプラセボ効果でも説明できる 世界中の研究者がラット実験モデルで成功していない 中国人医師の講演を聞いたアメリカの専門家からみてもブラックボックス:正体不明 神経再生があったのかなどの組織学的効果も未確認 としていますが、最終的な結論はおすすめか否か疑問に終わっているのも共通です はっきりいえるのは治療効果が無くても合併症が生じても病院を訴えることはおそらく不可能であろう、ということです。 技術的には全く難しいものではありませんので有効性安全性が確立されたら日本でも行われると思います。
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- inoge
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補足です 日本での脊椎損傷に対しての先進医療としては 関西医大が中心となって自家骨髄移植の治験が進行中です。 また、さる医療界の大者がALSに罹患されたため、そのグループによる大規模な研究が開始された、と業界では話題になってます。 容易な目標ではありませんが。
お礼
そうなんですか。 とても気になる研究ですね。 何度もありがとうございました。
- inoge
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日本の医学が遅れているのではなく (動物実験は散々やっているし結果はどの国も発表している) 中国の医師が積極的過ぎるのだとおもいます。 (根拠も結果も出してない) 積極的なのが金のためか患者のためか 他国の専門家でもわかりかねるところも混乱の一因でしょう 自分で決断するのならともかく 他人に勧める種類のものでは到底ありません
お礼
最初の回答を読んで、言わないでおくことに決めていました。 私もお金のためか患者のためか気になってます。 ALSは、誤診なんてことはないのかなど、まだ友人の病が信じきれていない私です。 ありがとうございました。
お礼
日本で行われていないのですから、信用できないのか 日本は遅れているのか・・・。全く何も知らない私が急に難病になった友人の病気について調べているのですが、なかなか希望を持てる情報がありません。 とても納得のいく説明でした。 ありがとうございました。