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電気メスについて
電気メスと通常のメスとの使い分けを教えて下さい。 電気メスは、どういうところに使用してどういった場合に使用できないのか教えて下さい。また通常のメスとの使い分けを教えて下さい。 是非お願い致します。
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電気メスは、皮膚の切開には使いません(真皮も含めて)。これは、皮膚が凝固壊死してしまい縫合閉鎖した後に傷がくっつかなくなってしまうためです。皮膚の切開には通常のメスを使用し、その下の脂肪等を含む皮下組織や筋肉などの切開に主に使用します。腸管などの切離や胆嚢摘出に使用する先生もいます。電気メスは凝固しながら切開するという利点があるため便利なものではありますが、そのエネルギーの及ぶ範囲を厳密には設定できないため、大切なもの(神経や重要な血管など)の近くでは使用を控えます。 こんなところでよろしいでしょうか。
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回答No.1
外科系は専門外ですが…。 普通のメスが『鋭く切る』のに対して、電気メスは『焼き開く』 という感じです。 ですから普通のメスは切れ味がいい反面、真皮などの毛細血管も すぱすぱ切ってしまうため、出血を伴ないます。 一方、電気メスは切開面を焼結するために、毛細血管の断面も 焼き固めてくれるので、出血を抑えることができます。 使い分けの例としては、普通のメスで表皮を切り開いたあとに、 電気メスを使って真皮等の出血を焼き固めつつ脂肪層を溶かし 開いていく、などという感じです。 これ以上の詳細は、外科系の先生の回答を待ちましょう(笑)。
お礼
どうも、ありがとうございます。大変ためになりました。 使い分けが理解できたように思います。