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画家としてやっていくための経歴(公募展・コンクール・学歴)について
こんにちは。 最近小説を書き始めたのですが、主人公の一人は画家という設定にしたものの、この世界のことがいまひとつよくわかっていません。 画家としてやっていくためには色々なことが必要かと思いますが、公募展やコンクールでの入賞の経歴というのも世間の人の判断基準のひとつになっているかと思います。 また、その過程として有名な美大や芸大に入り著名な先生について優秀な成績・作品を残す(これも何かの「入賞」歴ということになるのでしょうか?)、留学をするなどということが考えられるのかと思いますが、 『誰が見てもコレは優秀な経歴だ!このひとは売れている画家に違いない!!』 という説得力のある経歴(公募展やコンクール・留学暦)にはどのようなものがあるのでしょうか? 日展や二科展という名前くらいは聞いたことがありますが・・・(^_^;) 設定としては、中学生の頃からこつこつデッサンを始めた「彼」が油彩を描き始めて高三くらいで世間に認められバンバン絵が売れちゃって20歳頃には知名度抜群のいっぱしの芸術家に・・・というユメのようなおはなしにしたいのです~(ごめんなさい怒らないで~) 勿論、実際に絵を描いて生活するのはとても大変なことで、そんな簡単にいい作品がバンバン描けたり、ましてやそれがあっという間に世間に認められて~なんてことはそうそうあることではない、というのはなんとなくわかっているのですが、できればそのあたりは目をつぶった上で、こんな天才がいたらこんな経歴が相応しいだろうというアドバイスがいただきたいのです。 実は亡き祖父が(あまり売れない)画家をしていましたが、私も最近遺された画材を使って絵を描き始めており、小説のネタというだけでなく純粋な興味もあります。 どうぞいろいろ教えてください。
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さて何からお話ししようか迷う所ですが気が付くままカコキしますから纏まり難いし解りにくければ質問してください。 まず所謂、日本の画壇と言われるものは大体、数多くの公募団体に所属する作家と、画廊等の団体、美術評論家等、美術館関係者、他にフリーで活動を行う作家等の芸術を生業の一部と為す人達の事を言いますが、この中で作家についてお話します。 公募団体で活動を行う作家とフリーの作家の数はそれぞれ掃いて捨てるほどいますから,其の人数は定かで有りません。公募団体は歴史も有り比較的大きいと言われる団体は約50~60位(東京都美術館等で団体展を現在の所、行っている。)小さい公募団体まで入れた数は解りませんから美術年鑑ででもお調べ下さい。 この団体の中で最大の団体が日本画から洋画、版画、彫刻、写真、工芸、書道等殆ど全ての部門を持つものが日展ですが、他の団体はこれほどの部門は持ちません。二科、行動、春陽、日軌、モダンアート、一陽、示現、国画、旺現、自由美術、etc..etc..etc...数え切れないほど有ります。 この中で多分どの団体でも同じですが、それに所属する人は、一般、会友、会員(団体によっては準会友、準会員などがある。)などと3種のランクで構成されますが、一般と会友は被審査(会員により審査される)と無審査の会員に分けられます。一般はフリーの人が多く、其の団体に拘束されません。会友会員は暗黙の了解のもと拘束され、他の団体に出品することは有りません。(各会派の設立主旨が異なりますから当然ですが!!) 普通はこの一般、会友の中から数種の賞が与えられます。(会員にも賞がある会派もある。)才能が有る場合は、これ等の賞を受賞するようであれば、一般から会友へ早い作家で3~5年遅い場合は5~10年、会友から会員には3~10年審査する会員が見て納得するような作品を其の団体展で発表する必要があるのですが、勿論年数と言うより作品の質に依るし、才能にも依るし、団体によっても異なります。 この拘束を嫌う事からフリーの作家が多い訳ですが、作品を自分だけで発表し続ける事は気力の点から大変な事ですし、自分に才能が在るのか無いのか基準と成る物が無い為、団体の中で活動する事はある意味、活動の目安となり楽なのかもしれません。 素人さんが、新進気鋭などと言う言葉を簡単に使われますが、上記のように団体展だけでも之ほど多いのです。其の団体の中で新進気鋭であっても他の団体から注目される事は殆ど有りませんし、其の作品を扱う画廊がこぞって同じ作家を扱う事は殆ど無い為、特定の新進気鋭作家がバカ売れする事は、本人にそのプロモーター的才能が有るか、海外で認められる以外殆どありません。(新進作家ではないが、村上隆司、奈良由智等は本人にこのプロモーター的才能があった。・・・・彼等でも売れるまでに何年も要した。) 又、日本では抽象より判り易い具象の作品が扱われ易いのですが,現在の芸術事情としては、其の作品に昔のように技術の優秀性を求めるのではなく、技法、独創性、更に言えば芸術としての存在意義すら求めます。つまり、芸術として画壇が評価する物と売れるものは一般には違うという事です。勿論同じになる事も有りますが、己で其の判断を下せない様な日本的風土の中では外国で評価される方が売れる可能性が高いといえます。 何方かの回答者が若くて日展は違う気がするとはこの事で、現代美術とは言い難い部分でも有りますし、新進気鋭と言えど技術技量の点で老練な作家に全く、及ぶべくもありませんし、新しい作家には、その様な技量技術的才能を画壇はのぞみません。若くしてその様な技術在ったとしても違う方向の作家が注目されると思います。(芸術大学の教官にはもう日展系は少なくなっていると認識していますが?) 売れる絵とは、売りやすい絵(解り易くて有名作家、解り難いが才能ある有名作家、外国で評価された有名作家、プロモーターがしっかり付いた作家等、勿論作家自身に才能が有る事が前提です。其の他話題性のあるタレントの絵も!)事を言います。新進気鋭の作家がこのどれかに当てはまれば売れますが、そうでなければ才能があっても売れません。 次にコンクールの事ですが、一般公募のコンクールと招待作家のコンクールなど様々な形式の物が有りますが、バブルの頃とは違い随分と少なくなったと聞いています。勿論これは公募団体展と違いアマからプロまでどのような作家が出品しても基本的には平等ですが、抽象傾向のもの、具象傾向のもので違いますし、審査員によっても傾向が異なってきます。現在存在するものでは、洋画の場合小磯良平大賞展が平面作家の場合垂涎の的だったと思います。(かっては安井賞でしたがもうない) 又、ビエンナーレ、トリエンナーレとはコンクール形式の事で2年毎のものがビエン、3年毎のものがトリエンです。(ギリシャ語かラテン語) 貴方のカコキで少なからず考えたのですが、私は才能が即売れるようになるクリエイターの分野としてはゲーム、CGの分野だと思うのですが如何ですか?またはっきり言えば、この様な形としてのアートより、コンテンポラリーアート、コンセプチユアリーアート(所謂、先端芸術)に若者は興味があるのでは?と考えます。 他に聞きたい事があれば補足にお書き下さい。解る事であればお答えしますし、また気付いた事があれば補足致しますが、以上述べたことはあくまでも私の主観であり、其の事について責任を取るものでは有りません。 尚私の、別の回答の中で現代美術についての過去ログがありますが是非一度御覧下さい。
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- lisanakano
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No.9です。丁寧なご返答有り難うございます。 別に、貴方の書かれた回答の礼に不満などありませんし、貴方の書こうとする小説に口出しする積りは有りませんので、私の回答が貴方の意図と違うようであれば気にされずにどんどん書き進められれば良いと思います。私の回答はあくまで私の感ずる個人的考えで美術作家の一般的考えとも言えない事は認識しておりますから、参考意見程度の気持ちで心に留めて頂けたらと思います。 又、私の回答は或る意味、自分自身の考えの日記の様な物ですので、貴方にこの様に丁寧に返答戴くとこちらこそ恐縮する次第です。(・・・・・・・・私の独り言を丁寧に読んで頂きましてありがとうございます。) また貼り付けましたURLは若者が各コンクール、団体展をどの様に見ているかを勝手気ままに話していて中から見ると<随分違うのだけどなぁ~>と思いますが一応彼等の考え方です。 さて2~3にまたがる団体或いはそれ以上の場合も素人目には判り辛い事は納得しますが、中から見ればそれほどの事も有りません。つまり、或る団体会派の作家が別の団体名を名乗っていてもその団体のメンバーには殆ど必ずメイン団体のメンバーが名を連ねていますし、そうでない場合はその作家が中心となり設立した場合が多いように思います。誘い合って作家が別の発表の場を求める事は良くあることです。この様な時に学閥とまではとても思いませんが、同じ出身県、学校、師弟関係等はよくある話しです。(例えば日展と光風会は同じ会派のメンバーです。)また、或る程度作品と傾向と作家名を見れば母体の団体も想像が付く事が多いのですが、今はその団体から退会して自分独自の活動をする人も可也の数にのぼりますし、創作から離れてしまう作家も可也の数にのぼります。やはり続けると言う事は、ある程度は社会から注目されないと難しい事と最近思い始めています。 実は私は芸大出身ではありませんし、可也歳を得てから創作活動を始めました。一応私立有名芸大は合格しておりましたし自分の芸術感性には可也の自信も有りましたが様々な都合と運、度胸の足りなさが原因で無駄に歳を重ねてしまいました。(・・・・運は努力とワンセットの点を考えれば努力が足りなかったのでしょうネ!)芸術には旬と言う物が有ります。特に美術にはと此の頃感じておりますが,若い当時は才能さえあれば何時でも芸術など出来るなどと妙な自信が有り気が付いてみればその旬がとうに過ぎていた次第です。若い時は職業にとは思わないまでも貴方が目指しておられる小説家、或いは建築家・デザイナー等が頭にありましたが結局努力の足りなさのせいでどれにも成れず今に至っている次第です。最後のデザイナーには多少近い位置にいますが! 遅ればせながら創作活動を始めて直に色々な賞を頂き団体展の中では可也順調に来たのですが、其の時には素人であった為、其れを利用した様々なプロモート活動などまるで解らずチャンス逸して来た様な気がしますし、今でも努力と度胸が足りないように思います。 貴方には、精一杯の努力と度胸で小説を書き上げ出来得れば何処か発表されることを希みます。 何か貴方への回答では無しにメールのように成ってしまいましたので削除されてしまうかも知れませんね。貴方の作品、他のページか掲示板、プログで見る事出来ませんか? >上野でも先日までやっていたのですね。????? 私の所属する会派は上野で4月に展示されますし横浜市民ギャラリーは9/10~9/16です。是非御高覧下さい。 過去ログは出来るだけ美術関係だけにして下さいネ!色々な事に興味を持っていますが考え方が多少偏っている事は認識してますから敬遠されそうで恐縮します。 もう一つ思い出しましたが、彫刻家で内田晴之なる作家がいますが絵画ではないのですが、彼は大学を出るなり彫刻の世界では所謂売れっ子作家であったと記憶しています。彼の作品は国内には可也アチコチに有ります。
お礼
こちらこそ、芸術界に身を置かれる専門家の方にいろいろな意見をお聞きすることが出来て本当に為になりました。 まだまだわからないことは沢山ありますが、こうして何度もご回答いただいているうちにこの世界に対するイメージと言うのが固まってきたように思います。 私もまだ拙い文章を書き始めたばかりで、小説と言っても未だ完成作品として世に出すには程遠いものばかりですが、いつか皆さんの目に触れることができるように精進していきたいと思います。 なお、HP等は現在のところ持っておりません。あしからずご了承下さい。(^_^;) 横浜市民ギャラリーは忘れずにお伺いしたいと思います。そのときはa2000とでも記帳いたしましょうか(^^) ともあれ、お世話になりましてありがとうございました。また機会がありましたらどうぞ宜しくお願いいたします。
- lisanakano
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URL 間違っていました
- lisanakano
- ベストアンサー率33% (36/106)
NO9です。 どうも説明が上手く伝わらなかった様ですが、現代芸術のスレにも書きましたが要するに今の時代は芸術に対する分化<或いは進化と解釈しても良いのですが>が起こっているのです。 感性感覚を一度物(絵とか彫刻)に置き換える芸術と、感性感覚をそのまま表現(この場合は物に置き換えても良いが、表現そのものでも良い=パフォーマンス)する芸術なのですが前者は古典的表現形式・抽象表現形式も含めて云わばクラシカルな現代芸術(妙な表現ですが!!)、後者はコンテンポラリーアート・コンセプチュアルアート・パフォーマンスアート(インスタレーション、大道芸等)なる現代芸術です。 前者のクラシカルな現代芸術(絵とか彫刻の物に置き換える芸術)は20世紀後半には最早、限界点に達したとの見方もある訳ですが世界的には後者の芸術に徐々に変化しつつあるのが現状です。しかし、特に日本の若者は後者のカタカナの現代芸術にしか目を向けなくなって来ており、日本特有だと思うのですが所謂、<芸術の乖離>が起きているのが現状です。 勿論若者の中にも前者の芸術を目指す人も居ますが、一般的にはメディア・マスコミにはあまりモテません。日本の文化教育にも問題があるのですが、自分から新しい物を受け入れると言う素地が無い為いっそ途轍もなく有名か或いは海外で認められるかしなければメディア・マスコミに取り上げられず、バンバン売れると言う事にはならない訳です。 絵画が売れるとは前者の場合で、若者が目指すには若干ハードルが高いような気がします。今の時代、クリエーターなる言葉に代表されるようにアーティストを名乗る或いは目指す人は一昔前の3~5倍にも増えていますが、前者を選択する場合は天才的才能があっても目立つ場合は少ないですし、同じ天才的才能と言う事であれば後者の方が遥かに、メディア・マスコミ目立つと言う事です。勿論後者であっても天才的才能が無ければメディア・マスコミに直に飽きられ消え行くのみですがしかし此方を目指す若者は必要以上に異常に多いというのも現実なのです。 結局何が言いたいかと言えば、 1)所謂アートなるものが感覚・感性の表現を物(平面・立体)を媒体として技術的に表現する事から、感覚・感性の表現自体にその重点を移して来ている事 2)日本のメディア・マスコミ・大衆にはその変化が解らずその表現の結果物に重きを置き、より理解しやすい物・表現に未だに中心がある事 3)日本の若者はクリエイターなる魅力的な響きの言葉に憧れ真にクリエイティブなアート<実践>出来る人は比較的少ない事 ですが、画壇もマスコミ認めるようなバリバリに売れる若手作家とは1)~3)を全てクリアーしなければいけません。 ちょっと理屈を捏ね過ぎましたね。(反省・・・・抽象作家は理屈を作品にする様な所が有ります・) a2000さんが作家像を作られる時にこのような事を念頭に置かれたらと思い記しましたが、これは具象・抽象或いは先端・非先端を問わず売れる作家としては必要な事です。私の知識で知る限りでは、日本画出身の作家にa2000さんがイメージするような作家が居ると思いますが!!(今やアートはボーダレスです。出身が洋画・日本画・彫刻・陶芸・書道等、関係有りません様々な分野をこなします。)千住 博など調べてみてください。あなたのイメージに近いものが有りますよ。 補足ですが仰るとおり作家活動以外の場所で学閥は在るかも知れませんし、文化領域での政治的活動には可也関係があると思います。 公募団体の件ですが、作風が変わっても異なる団体に出品する事はありませんがその団体から脱会することは有ります。また同じ人が別の会派に属する事はやはりまず無いと思います。肩書きで2,3所属団体があっても同じ団体の下部組織か或いはグループに近い物だと思います。もう一点、損保ジャパン美術財団奨励賞とは公募団体の内で比較的大きく歴史がある40ほどの団体と一部画壇から推薦された作家から毎年選ばれる賞で団体としての登竜門的意味合いはあると思いますが!あと蛇足ですがa2000さんが関東圏の方でしたら9月初旬に横浜市民ギャラリーで開かれる明日への展望展へおいで頂けたらと思います。 面白いサイト見つけましたから張っておきます。
お礼
いつもありがとうございます。 然し美大に行った方なら常識のようなことも、私は般教ですら芸術系の授業を取ったことがないので、今更勉強しようと言ってもまったくもってホネなことです・・・。(T_T) 横浜市民ギャラリーはわりと近いので、行ってみたいと思います! 上野でも先日までやっていたのですね。祖父も所属協会の関係で毎年9月頃同じ東京都美術館に出品していたようです。私も時々観に行っていました。 昔の話ですが、西洋画として出品したのに何故か日本画として展示されて賞までもらってしまったという笑い話(?)がありましたよ。抽象画って、難しいのですね。
補足
度々貴重なレクチャーを有り難うございます。受講料を払わなくてよいのでしょうか・・・。(^.^) 過去ログも少しずつ拝見してはいるのですが、なかなか全部を読むことが出来なくてすみません。 また、前回のお礼の書き方にご不満があればお許しください。私のこの場所における文脈では、ともすると芸術界の中のお話とはまた異なる視点で話を進めてしまっていることもあるかと思います。 ことほどさように芸術の世界というのは複雑なところですね。(^_^;) おそらく回答者さんの仰る“芸術に対する分化”問題というのも、素人であっても多少なりとも芸術について興味を持つ人間ならなんとなく感じていることではないかと思います。 2)で言われている“それら変化に気づくことが出来ずより理解の易しいものに走る日本の大衆”というものにどこまでの人間が括られてしまうのかは判りませんが、「大衆に理解されない」と悩むのは古今を問わず芸術家共通の悩みなのでしょうね。 ただ、前者より後者の方が素人に受け入れられやすいのは事実かもしれないですね。 前者にとって重要な技術技法はある程度の知識がないとよく判らないけれど、後者のような何の素養がなくとも直に「表現」を感じることができるものは、より多くの人が感銘を受けやすいのかと。 だって、何の知識もなく名画と言われるものを観て下手な感想を言うと、場合によってはオマエはモノを知らない呼ばわりされてしまう危険性が多々ありますが、後者は創作者の技量も表現も自由なら観客の感想も誰はばかることなく自由に言えますから!(^^) 現代の若者が必ずしも後者を目指し前者を軽んじているというわけではないと思いますが、青年の常として古く伝統的なもの(かつ権威的なもの)に反発し新しく革新的なものに傾倒する性質がある故に、結果として後者を目指す若者が増えるというのも致し方ないのではとも思いました。 いつの時代も新しく突飛なものは人気が出ても所詮大衆芸能といったふうに軽んじられがちで、後々になってその功績が改めて評価されたりするようですし。きっと本当に良いものはちゃんと残っていくのでしょう。 勿論、多くの若者がアートだクリエイターだと横文字にカッコよさを求めてしまうのもまた、事実だとは思いますけれども。 >日本の文化教育にも問題があるのですが、自分から新しい物を受け入れると言う素地が無い為 国民性として、個人の多様な価値観に対する懐がチト狭いというのはあるかもしれませんね。(古くから外国文化を取り入れ日本文化を創ってきた歴史から一概にはそう言えないということもまたありますが) 根拠の無い個人的評価は軽んじられ下手すると否定されることも多いので、なんらかのウンチク(専門的意見あるいはお墨付き)を添えられたモノに対してしか価値を与えにくいのかも。 思い切って新しいものを(大枚はたいて)受け入れて(買って)みたら専門家から笑われてしまった、なんていうのは誰だって嫌ですから。(^^;) >絵画が売れるとは前者の場合で、若者が目指すには若干ハードルが高いような気がします そうですね。 バンバンという程に売れてマスコミに取り上げられるほどに知名度が上がるというのは、現実的には難しいと納得致しました。 ただ、知名度は欲しかったけどマスコミに一大旋風を巻き起こすほどとは考えていなかったので、メディアと言っても地方紙か新美術新聞などで満足です(笑) でも、それくらいの知名度ならある程度ファンがつけば田舎では買ってくれる人も結構あろうかと思っているのですが、どうでしょう・・・? なんとかあまり無理のないように練り直して見たいと思います。 千住博さん調べてみました。とても参考になりました。ありがとうございます。どんなことをするとどのように評価され人気がでるのかというイメージそのままの履歴を持つ方ですね! >肩書きで2,3所属団体があっても同じ団体の下部組織か或いはグループに近い物 なるほど、やはりそうですか。そうではないかと薄々感じてはいたのですが。 しかし、それはどうやって知ることができるのでしょうか?各団体のHPなどを見ても、「ウチは~系の会派です」とは明言してはいないようですね。それなりの理由(設立趣旨)があって独立したり分派したりするのでしょうから、同じ系列とはいえ“下部”ではない、という矜持もある故なのかとは思いますが。 どこかにはっきりと体系づけした資料があるとよいのですけれど。
こんばんは。ちょっと遅いかも知れませんが、個人的な意見を少し。 『高三くらいで世間に認められバンバン絵が売れちゃって20歳頃には知名度抜群のいっぱしの芸術家に・・・』 とのことですが、現状の日本絵画の世界は、皆さんの過去の書き込みのような狭い世界なので、 上記に近い設定自体が多少きついことは事実ですね(^^)。 ただ純粋に作品がすばらしければ売れる、というのは美術の世界では基準がないだけに難しいわけで。 (そのために学歴や受賞歴という「御墨付き」がものをいう、といえばいえるのですが) 逆にいえば、イヤらしい話ですが、どっかのTV局や広告代理店が仕掛ける、というパターンも有効になり、 これは美術に限りませんが、それも「売れる」ための手段のひとつとしてあるのが現状です。 しかもこの方法が、世間では「売れてる」感がもっとも分りやすいという状況でもありますね。 前置きが長くなりましたが、そんなお寒い絵画界ですので、 もしそういう設定にするとしたら、昨今では、純粋に絵画のみではない 他のメディアも絡めたクリエイターとかの方がリアリティーはあるかも。 アメリカで売れたとか、ミュージシャンやハリウッドの監督とのコラボで引っ張りだこ、とかの方が 『誰が見てもこのひとは売れている画家に違いない!!』って分り易いでしょうね。 (それだと小説の内容とリンクしない、という場合は、見当違いですみません) あとは参考に、これまでに時代の寵児になった画家やアーティストの伝記を読まれたらいかがでしょうか
お礼
ご回答有り難うございます。暫くPCが使えない状態だったもので、お礼が遅れまして大変失礼を致しました。 >上記に近い設定自体が多少きついことは事実ですね(^^)。 ハイ・・・。(T_T) いろんなお話や昨今マスコミに取り上げられているアーティストの方々の様子を鑑みるに、作品力だけがあるという設定だけでは「バンバン売れ」「知名度抜群」というのは、やはりかなりキツイようですね。 >どっかのTV局や広告代理店が仕掛ける、というパターンも有効 きっと私のような一般人が目にする作品の殆どはそういった手段を講じられたものなのでしょうね。 >世間では「売れてる」感がもっとも分りやすい なるほど!画壇に詳しくない私たちが知ることが出来るのは、本当に売れてるかどうかということより、「売れてる」感の方なんですね、きっと。 お話を総合して、マスコミに出て「売れてる感」がばりばり出てる、という文脈にするためにはやはりそれなりのバックアップあってのクリエイターという方が現実的にしっくりくるようですね。 教えていただいたことを参考にして、設定を練り直してみたいと思います。ありがとうございました。
- lisanakano
- ベストアンサー率33% (36/106)
追伸 因みに、学歴、学校歴は団体展、コンクールでは基本的には余り関係は無いと感じております。何故なら、各会派(団体)には夫々ランダムに散らばっておりますし、結局の所本人の才能ですが、勿論国立なら東京芸大、私立なら武美、多摩美などの学校を頂点に様々な学校が存在します。これは普通の社会と同じく同じ学校と言う事で師弟関係をとりやすく、より引き立てやすいとは思いますが其れが全てでは有りません。寧ろ作家以外の画壇で其の学歴が関係する事は多いようです。 考え方にもよりますが、平面の作家であればコンクールでは小磯<以前は、安井、毎日現代等の賞>が、団体所属では、損保ジャパン<=安田美術財団>の受賞が貴方の言う所謂新進気鋭にあたるものかも知れません。又、文化庁主催の現代美術選抜展に出品出来る事が其れにあたる事と言えますが其れが絶対的なモノではない事は今の若い作家がマスコミでウレル事の方を重要視する事から分かります。 又、留学の経歴は、やはり文化庁が派遣する国外.内への留学が有りますが、経験実績と推薦が必要であり、1年2年の実績で派遣されるものでは有りません。 今の時代、箔が付くと言う意味以外は自費で留学など簡単に出来る時代ですからこれも若者には魅力あるものでもないかも知れないと思う次第です。 いずれにしても、このようにインターネットで簡単に世界と繋がる時代です。1980年以降の物事に対する価値基準の変化は明らかに芸術にも現れています。 この様な事が参考になれば良いのですが????? 因みに、私は損保も選抜も頂きましたがゼンゼンウレマセン。多分プロモート力の差なのでしょうね!!!
お礼
何度もご丁寧に有り難うございます。 学歴はその後の進路(所属会派)には関係しないとのこと、面白いのですね。きっと学生は在学中に色々情報収集して自分の行く道(団体)を決めるのでしょうね。行った先でもきっと学閥に似たものは多少なりともあるのでしょうが・・・。 いずれにしても、「ここを通らねば大成することなど有り得ない!」というものが無くなりつつあるというのは、かえってやりやすいかもしれませんね。実際に創作活動をしている人にとっては、道は一つではないがために様々な進路を考えることができるし、それを描く側も設定としてのバリエーションがつけやすくなるということでもあると思われますので。(^^) >寧ろ作家以外の画壇で其の学歴が関係する事は多いようです。 作家以外の画壇・・・?? 画廊関係などの売買に携わる方や評論家の方々などのことでしょうか・・・? ともあれ、専門家としてのlisanakanoさんの度々のご回答はとてもとても参考になりました。本当にありがとうございます。
補足
回答者さんはいくつも賞をお取りになっておられるご様子、どのような方なのかお名前もここでは知ることは出来ませんがいつかlisanakanoさんの作品を拝見できたら嬉しいです。大変お世話になりまして本当にありがとうございました。
- EFSF032
- ベストアンサー率37% (20/53)
黒川博行というミステリ作家が「蒼煌」という本を書いています。下記url参照。 絵画関係者ならシャレにならないくらい生々しく日本画壇の裏側をつづっておりますので、よろしければご一読を。
お礼
>シャレにならないくらい生々しく なんだかオソロシイですね・・・。 著者は京都芸大卒の方なのですね。う~む。 早速読んでみます! ありがとうございました。
- yerin
- ベストアンサー率30% (35/114)
所属画廊・・・ 個展を開く場合、自分でお金を払って場所を借りるのは「貸し画廊」。 画廊のオーナーが気に入った作家の個展を企画して展示・販売・宣伝までやってくれるのは「企画画廊」。 貸し画廊はちょっとした作品審査等はあるかもしれませんが、基本的にはお金を払えば誰でも展覧会ができます。近所のおばちゃんやおじいちゃんでもね。 しかし企画画廊はまず持ち込み等をしてオーナーに気に入ってもらい、その画廊に「所属」しないとなりません。 そして持込の前に、画廊によって特色があるので自分の作風に合うところを選ぶところから始まります。 そして作風のほかにも、売るのがうまいところ、宣伝がうまいところがありますよね。そういうところだと「売れる」可能性が高いですよね。実際売れっ子作家ばかりの画廊があります。 企画画廊も、そこまで面倒見てくれるのだから、もちろんただではありません。売れたら売り上げの何割かは画廊の収入です。たとえば100万で売れても作者に100万入ってくるわけではないのです。 例) http://www.artnavi.ne.jp/serch_study/gallery/index.html ↑「タイプ」の欄を見てみてください。企画、貸しとかいてありますよね。
お礼
すると、「それなりの所属画廊」というのは、レベルの高いというかなかなか所属することの出来ない有名画廊、ということと考えてよろしいのですね? 美術雑誌などを見て著名な画廊というのを探してみます。 ありがとうございます。
- yerin
- ベストアンサー率30% (35/114)
うーん・・・若手で日展・二科展はなんか違うかんじがします。。最近では芸能人でも入選するし入賞までにはいろいろとステップがあるように思います。(会友に推薦してもらったり) あとこういう会派、協会系の公募は派閥みたいなもので、掛け持ちもあまりしないんじゃないかな。●●展も△△展も入賞!ではなくて「●●展系の画家」みたいな認識になります。 あと出身大学や担当教授の流れで●●展系というのも左右されたりすることも。 日本は独特の縦社会があると思う。コネや縁故、師弟関係、派閥など。 新進気鋭の天才作家ならいっそ海外のコンクール受賞歴の方がまだごまかせそう。△△ビエンナーレ参加とかで所属画廊もそれなりに。 そのへんは美術雑誌とかいろいろあるんで読んでみると雰囲気つかめると思います。 >中学生の頃からこつこつデッサンを始めた「彼」が油彩を描き始めて高三くらいで世間に認められバンバン絵が売れちゃって20歳頃には知名度抜群のいっぱしの芸術家に・・・というユメのようなおはなしに 個人的な意見としては、そこまで飛んでる内容なら下手に現実味持たせると逆にうそ臭さが増すような気もしないでもないです。。飛ぶならとことん飛んだほうが入り込めるかな。
お礼
回答ありがとうございます。 「ステップ」というのは、やはり有力な方の推薦などを経てしかるべきルートを確保したのち、ということでしょうか・・・?会友というのは、会に所属している作家(会員)のことですよね? また、若手ではあまり無いけれど芸能人はあり得るというのは、作家生活がある程度長くないと認められないとか、その前にヨソで経歴がないといけないとか、でも特別に知名度が高く有力者の強い推薦がある場合はアルとか、そういうことなのでしょうか。 △△ビ、ビエンナーレ?!それなりの所属画廊?!?! ・・・美術雑誌ですね、読んでみます。 >飛ぶならとことん飛んだほうが そうですね。 高校の美術部員に突っ込まれない程度の帳尻あわせができるくらいのところでぶっとんでみようかな、と思います。 ありがとうございます!
補足
それから、「●●展系の画家」のお話は非常にわかりやすかったです。ありがとうございました。 海外のコンクール、って、いっぱいありそうですネ・・・。(^_^;)
- lisanakano
- ベストアンサー率33% (36/106)
私は絵画ではないのですが、所謂画壇の端に身を置くものですが、公募展、コンクール、学歴にに付いて貴方にお教え出来る事はあるのですが、中々考えがまとまらず、且つ、コンクールの出品締め切りが近づいていていますので後日このレスが締め切られていなければ書き込み致します。
お礼
お忙しいところわざわざ有難うございます。是非お伺いしたいと思いますので、このままお待ちいたしております。どうかお時間が出来たらまたおいでくださいませ。
これはこれは、早速お礼を頂き、しかもお褒めにあずかってすっかり恐縮しています。 「絵が売れる」ということで補足しますと、なにも輝かしい経歴や「お墨付き」がなければこの日本では売れない.....というものでもなさそうです。 ここで実名を出すわけにもいきませんが、ある画家の方は別段由緒ある展覧会に出品するでもなく、もちろん入賞した経歴もなさそうだし、これといった「後ろ盾」も「お墨付き」もありそうにもない。ただひたすらクレパスやパステルを使ったスケッチ風の絵としてもう長年パリの風物を描き続けていらっしゃる。 その作品は、その名を出せばご存知のはずのある有名な高級ブティックのカレンダーに毎年12点ずつまとめられていて、わたしの手元にももう7~8冊、すっかりちょっしたコレクションになっています。 この方は時折都心のギャラリーで個展を開いていらっしゃいますが、その人気の高さ、そして作品の売れ行きとそのお値段のすごいこと。普通、売れる絵というものは油彩か日本画がほとんどの世界、それを考えると、これはとてもすごいことだと思うのです。 >「ちなみに、この登場人物の場合、仕事は順風万帆なれど精神的には非常に不安定で心の内には深い闇を・・・という設定で」 これ、よさそうですね。表向きの栄光とその背後にある苦悩.....、こういうシチュエーションって個人的にも好きですし、実際に人気もありますよね。イメージを大切にしてよ~く練り上げてください。 >「書いているうちははやく物語を先に進めたくてつい手の内を全部出してしまいがちなのですが・・・」 これもよく分かります、そうなんですよね。でも、それでいいんです。 というのは、ひと昔前は原稿用紙にとにかく最初から順に書き進むしかなかった、今は違います。なんといっても途中抜き差し自由のワードが使えますから、とにかくまずスラスラと書けるところまで書いてしまうことです。 そして、後からその間に少しずつ文章を書き込んで行く。ときにはある領域の文章を前後にそっくり移動させることもしばしばですし、そっくり移動する代わりに、その部分に伏線となる言葉を入れておくなんてこともね......。 こんなことが出来るようになって、とにかく文章はとても書きやすく修正しやすくなったものです。ですから、処女作を書く際に買い込んだ沢山の原稿用紙が、やっと使え出した当時のワープロのおかげで、あれからもう十年も経つのに今でもまだ沢山残っていて、見るたびに苦笑していますよ。 あ、そうそう、お書きになったものはその都度かならずCDRWなどにバックアップと上書き、これ、忘れないこと。これまでに何度失敗したことか......。
お礼
再度のご回答ありがとうございます。 派手(?)な経歴がなくとも大変な人気作家になっている方も実際にいらっしゃるとのこと、聞いただけで元気が出てくるようなお話です。(^^) きちんと積み上げてきたものがちゃんとどこかで認められて、(もちろん高級ブティックというきっかけはあったのでしょうけれど)高値で取引されるようになるというのは、創作に人生をかけて取り組んでいる人たちにとっては、ひとつのサクセスストーリーですよね。素晴らしいことです。 実際に買う側が「お墨付き」にこだわってしまうのは、高価なものにはステイタスを求めるということのほかに、やはり自分の見る目にあまり自信がないからでしょう(私も含めてですが)。 素人が絵画を買い求めるとき、スキとかスキでないとか以前に、その値段に応じた作品かどうか(たとえば満足のいく技術的レベルに達しているかどうかなど)を判断する基準が自分の中にないので、いわばJISマークのような気持ちで見てしまっているかもしれません。(言い方がお気に障ったらごめんなさい) やはり高価なものであるがゆえに、作者の経歴などに安心を求めてしまうのかもしれませんね・・・。
補足
登場人物設定、お褒めいただいてありがとうございます。・・・ですが、ちいっとも書き進みません・・・。ああでもないこうでもないと考えているうちにあっという間に何週間も経ってしまいます・・・。(T_T) そうしてやっとキターッと思って書き始めると、なんだかどんどん違う方向へ。うう。 ハイ、もうWord無しでは書けませんです。 つれづれなるままにひぐらしPCに向かいてこころにうつりゆくよしなしごとをそこはなとなくかきつくっていたところ、こんなん積み上げてって小説にできないかなあというのが出発点でしたので、前から順に書いていくなんて芸当、もうできないです・・・。 >そっくり移動する代わりに、その部分に伏線となる言葉を入れておくなんてこともね......。 あ。・・・はい。 それにしてもjanvierさんは文筆歴が長いのですね!原稿用紙にきちんと清書されるのは本当に大変でしたでしょう。尊敬いたします。 そして、ワープロ移行後、何度もフリーズしてオシャカにしてしまったのですね・・・?心中お察し申し上げます。 これからは私もちゃんとCDに保存するようにします。 いつも沢山アドバイス、ありがとうございます。 なんだかヤル気が出てきました。またよろしくお願いします!
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お礼
大変詳しくお書きいただきまして、ありがとうございます。また、事情により暫くPCが使用できなかったため、お礼が遅くなりまして誠に申し訳ありませんでした。 公募団体の全容についてはいくらネットで検索してみてもまったく雲をつかむような気持ちだったのですが、今回このように体系的にわかりやすく教えていただいたおかげで、非常にスッキリいたしました! 本当にありがとうございます。 また、過去ログもいくつか拝見いたしました。どの質問にもとても親切に答えていらっしゃるlisanakanoのお人柄が窺えるようです。今後とも参考にさせていただきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。
補足
お答えいただいた内容について、何故「日展」が私のような素人でも名前を知っているほどに有名なのかと思っていたのですが、そのようにジャンルが多岐に渡っている為耳に触れる機会も自然多かったということもあったのですね。 >何方かの回答者が若くて日展は違う気がするとはこの事で、現代美術とは言い難い部分でも有りますし、新進気鋭と言えど技術技量の点で老練な作家に全く、及ぶべくもありませんし、新しい作家には、その様な技量技術的才能を画壇はのぞみません。若くしてその様な技術在ったとしても違う方向の作家が注目されると思います。 というお話ですが、「日展」は伝統的なものを重んじているがために「現代美術」的な作品傾向にはなく、また技量技術的才能が重視されているということでしょうか。そして、画壇としても若手作家には日展的価値(高度な技量)を必ずしも求めていないということですね。これが、売れる(人気がある)ことと所属団体がすぐに直結しているわけではないということの一例にもなるのでしょうね。 >会友会員は暗黙の了解のもと拘束され、他の団体に出品することは有りません。 ということは、一度ある団体の会友になってしまうと、長年描いているうちに作風が変化したので今度はあっちの団体にも出してみようかな~などというふうに複数の団体に関係していくということは無いということなのですね。 公募団体は、云わば学会のようなものかと思っていたのですが・・・。 でも、「会員」迄であれば、複数の団体に所属していらっしゃる方もいるようですね。 >芸術として画壇が評価する物と売れるものは一般には違う これも解かる気が致します。特に一般人が絵画に求めるのにはインテリア性も重視されるように思いますので・・・。 「売れる絵とは、売りやすい絵」というお話も頷けました。私の祖父も、「売る絵」とそうでない絵を描き分けていたようです。 さて、いろいろ教えていただいたことを総合するに、他の媒体とのコラボレーションなどで大々的なプロモーション活動が伴わない限り、油彩が専門で地道な創作活動を主とする若手作家が「がんがん売れて知名度抜群」というのはかなり無理がありそうなので、「其の若さにして幾人かの裕福な出資者も付き、絵を描くことのみによってようよう生活を成り立たすことができる程にまでなった」くらいにしたほうがよいかもと考えるようになりました。 今回は割と古風な雰囲気の設定にしたいと思っておりましたので、アドバイスいただきました「先端芸術」はチト内容にはそぐわないため今回は見送りたいと思いますが、せっかくいろいろ教えていただきましたのでこれを生かしてまた別のものも書いてみたいと思います。 本当にありがとうございます。