空を飛ぶことが当たり前になったように、人間の意志と時間があれば可能です。
現在のソーラー発電の性能でも、1kwで100万円くらいですから、100万キロワットで1兆円くらいで出来ます。大量生産によってこの製造原価は半分以下になるでしょう。原子力100万キロワットで3000億円~4000億円ですし(廃炉の解体費用は入っていません。)経済的には問題ないでしょう。
燃料費はソーラーはゼロですから、分散することによる管理費の増加は吸収可能です。
現在、原子力は基礎的な需要に対応する一定発電、火力は需要による変動調整に対応しています。ソーラーの有利なところは、夏の昼間の電力需要が最大になるときに、その発電量が最大となり、曇りのときは発電量も下がるが電力需要も下がるので、発電量の不安定さはあまり不利になりません。また分散設置で、大型発電所の故障などのリスクは低下します。
電力会社が無料で新築建物の屋根にソーラー発電設備を設置し、その家庭の電気代を10パーセント下げるようにすれば、現在の技術でも普及・実行可能と思います。
この場合、基礎需要の部分は火力で補うことになり、地球温暖化対策上のCO2排出量が増えます。
しかし、火力の燃料を天然ガス主体に変えたり、我々一人一人がエコ対策を実行することで、その増加部分を減らすことはできると思います。