こんにちは。
「社員の犯罪」と「法人の不祥事」は別じゃないのか?という問題は、
正に、難しい問題ですよね。
現在、とある企業で、正に、社員の不祥事やトラブル処理に関わる仕事をしている
ので、毎日のように、そのことを私自身、考えています。
理想は、kmihoさんがおっしゃるように、「社員個人の犯罪」と「法人の犯罪」は
別である、と思います。
が、しかし、現実には、それは、ほぼ無理だと思います。
20歳を過ぎて成人になったとしても、ほとんどの人には、「家族」がいるし、
仕事においても何らかの「組織」に所属しているか、もしくは「組織」と
関わっていますよね。
あくまで極端な例ですが、あなたの最愛の人が、誰かに殺されたとします。
その犯人の親が、あなたに謝ってきたとして、あなたは、その親に対して、
「私の最愛の人を殺したのは、あんた(殺人者の親)じゃなくて、あんたの
子供なんだから、あんたは関係ないので、全然気にしなくていいですよ」と
冷静に振舞えることができますか?やっぱり、例え、親であっても、「
許せない」と思いますよね、普通は。
人は、大人になって、一見、一人で生きているようですが、実はそうじゃ
ないんですよね。
いろんな関わりの中で生きている以上、自分の犯罪が、自分の世界だけで
終わる、ということは甘い考えなんだ、と最近になって気づきました。
だから、例えば、大企業などに勤めている人が、あくまでもプライベート
のことで犯罪を犯したとしても、その人が所属する企業名がバレてしまったら、
「え?あんな有名大企業に勤めている人が、こんな犯罪を犯したの?」という
ことで、イヤでも、その企業のブランドイメージを下げてしまいがちなんです
よね。
「仕事とプライベートは別だ」っていう考え方は、「オン」と「オフ」
のケジメをつける、という意味では正解ですが、でも、その2つを完全に
分けることは、現実問題として、無理だと思います。
私自身、社会人とは、そういう意味で「自由」とは裏腹に「大きな責任」を
負っているのだ、と、自戒の意味も込めて、考えるようにしています。
お礼
そうですよね。私もそう思います。 私はこのような混同で不愉快な思いをしたことがあるものですから、マスコミにの報道が「世間に対して受けるから」と割り切ってくれる人が多いことを願います。