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学術界での人脈の重要性
学術界(大学院生以上)での人脈の重要性を教えてください。 学術界においては人脈はどのような意味を持っているのでしょうか? なるべく具体的に書いていただけるとうれしいです。
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私は日本史専攻で大学院に在学したのでその経験談から話しますね^^。 大学院で論文を書くとなるとやはり使用する古文書の原本を見てみる必要が出て きます。学部の卒業論文では活字になった史料を利用して(もちろん解釈は自分で 行うのですが)論文書いてました。ただ院生以上ではやはりその資料そのものに 自分で目を通し検証するというレベルが要求されます。私がやっていたのは寺院史 でしたが、宗教関係のというのは研究者でも見せて貰うのがかなり大変でした。 その時ある史料が自分が学部時代に博物館実習をした博物館に置かれていることが 判明し、その時にお世話になった学芸員さんにいろいろ助けていただきました。 また、友人が他の大学の大学院にいましたが(仮にA大学)、その友達経由でA大学 の先生と知り合うことが出来文書調査のアルバイトなどさせて頂きました、 あと郷土資料などある個人宅に所蔵がされていることが判明してもいきなり研究と は言え個人で調査に伺うのは難しい物があります。となると、自分のゼミの先生などから専攻研究者 (どこかの大学の先生など)を紹介してもらってもしその先生が既に調査などで そのお宅に出入りしていれば一緒に次回調査にくっついていくこともできます。 最終的に論文でどのような結論を導くかはその人次第ですが、研究の内容を深める ために人脈開拓も一つの作業ではないでしょうか。 あとぶっちゃけてしまえば就職の件です;;。例えば大学の講師など公募される 所もありますが、人の紹介などで見つけることも多いです。歴史だと発掘の調査や 博物館の資料整理のバイトなどその直接スタッフの方と交流のある先生のゼミ生に 声がかかったりします。 というわけで、私は院在学時知り合いの先生に学会に出たら自分の名刺と論文(の まとめ版)をお渡しし、人脈を広げてゆきなさい~と言われました;;。
お礼
とても具体的に書いていただきありがとうございます。 とても勉強になります。