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失恋しました!!
こんなときによく効く本や音楽等ありますか? おすすめとかあったら教えてくださいm(__)m
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私はNo.1305841「別れた恋人が忘れられない方に質問」で回答させていただいたことがありますが、ここでも失恋について、ぜひあなたにも読んでいただきたく、投稿することにします。 さて、失恋といっても、いろいろなケースがありますよね。片想いだったのか、お互い付き合っていての別れだったのか、付き合いが長かったのか、短かったのか、どれくらいの深さだったのか、自然消滅?、それとも振ったのか?、振られたのか?、などなど。 もしあなたが今、食欲もないほど落ち込み、もう何もかも嫌になってしまうほどつらく、元気も出ず、胸が痛いというほどの失恋の気持ちを味わっているのでしたら、これは時間がかかりそうですね。私もかつてこのような経験をしたので、それは他人事には思えません。 失恋から立ち直るのはなかなか大変です。なかなか相手を忘れられないこともあります。 前置きが長くなりましたが、失恋のときに効く本について書いておきます。私の場合、失恋して苦しんだときにどう立ち直ればよいか、その答えを見つけるべく、いろいろな恋愛論、恋愛小説、エッセイなどを相当読みました。そこから、自分がもっとも共感できたものでは、作家の遠藤周作の本がありました。 世の中には失恋したときにどうしたらよいかとあって、新しい恋をすればよいなどと書いてあるものもあります。でも、新しい恋をしても前の相手のことが頭から離れなければうまくいくはずがない。きれいごとを並べ、本質が欠けている本も世の中には結構多いのかもしれません。 遠藤周作は、失恋に効く薬は「時間」であると説いています。「時」が経つのを待つしかない、と。あなたのつらく苦しい気持ちも、いつかは消えます。別れた相手のことを思い出しても、苦しさを伴わず、きっと懐かしい思い出としてあらわれる日がきます。今の苦悩は確実に薄れていきます。たとえば、身内を亡くされた方だって、その直後はショックで泣き崩れたり、悲しさで立ち直れないほどふさぎ込んだりするかもしれませんが、時間が経てば、その苦しみ、悲しみもだんだん薄らいでいきますよね。 遠藤周作というと、キリスト教がテーマになる小説、歴史ものの小説などがよく知られていますが、氏の恋愛論もぜひ読んでいただきたいと思います。『恋愛とは何か』、『愛情セミナー』、『ひとりを愛し続ける本』など、いずれも文庫本で出ています。あなたが共感できる部分も多々あると思いますよ。 音楽ですが、私はクラシック音楽が好きなので、失恋したときには好きな音楽を聴きまくりました。それは人によって好みが違う気がします。人から薦められるものというよりは、あなたが自分で見つけ、自らお聴きになるのがよいのだと思います。 クラシック音楽について言えば、失恋を歌ったようなポップスと違い、それは向こうからあなたに直接言葉を語りかけてくる種類の音楽ではありません。あなたが音楽そのものに耳と心をしっかり向けて聴き、その音楽からのメッセージを自分なりに受け取るタイプのものです。とっつきにくいと思われるかもしれませんが、一度はまると、その深みと味わいにかけて、クラシック音楽はいいなあと思うようになるかもしれません。 長くなりました。お許しくださいね。
お礼
非常に参考になりました。ありがとうございます。 考えてみると、以前に失恋したときも、心を癒してくれたのは友達でもあったけれど、時間の存在も大きかったようなきがします。今から本屋さんに行って遠藤周作の本を探してみようと思います。