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山中で道に迷ったときの対処について
キャンプ&トレッキング未経験者です。実は昔から疑問に思ってたことを質問させてください。 山の中で道に迷ったときの対処なんですが、素人考えでは、沢に下りて川沿いに下っていくといずれ人里に出る、と思いがちです。 日本の川なんて、10-20キロも下れば必ず開けた場所に出る、と。 しかし、迷ったときに沢筋に出るのは絶対にやっちゃいけないこととされてますよね?立て看板なんかで、道に迷っても決して沢に 下りちゃいけないとか書かれているものもよく目にします。これはどうしてなんでしょうか? 頭の中でいくつか考えてみたのですが、 ・沢沿いに下って行くことなんて、どんな小さな川でも無理。 ・下ることができても1日に10kmも進めない。 ・一度降りてしまうともう戻ることができない。 ・下っていく途中で滝?など障害にぶち当たってしまう。 うーん、どうなんでしょうか。教えてください。
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ある程度、山登りを経験してくると岩場をザイルなどの登攀用具を使用して踏破していくことを学んでいきます。 一般の登山道がないルートを登る場合、当然崖などを登るためにこれらの技術が必要となってきます。 いわゆるロッククライミングですね。 あまり知られていませんが山には想像以上に多くの沢が存在します。 一般の登山道を登っているとそのことに気が付かないことが多いですね。 乾いた岩場を登るロッククライミングに対し、沢の水の中を歩いて登る「沢登り」と言う登山形態もあります。 この沢登りでもザイルやハーネスなどの登攀用具が必需品になっています。 一度、沢登りを経験されると分るのですが、平地にある川と大きく違う点は、滝が頻繁に出現することと、側面が切り立った崖になっていることが多いということです。 いずれも降りたり登ったりするには特別な登攀用具や技術が必要になります。 したがって、一般の登山者が遭難した場合には「沢へ降りる」ということと「袋小路に入る」ということが同義語になるわけです。 遭難して体力気力とも失われた極限の状況で無理に沢に入ると沢筋の崖や滝から落ちてしまうか、行き詰って尾根へ戻る体力も気力も無くなり気温の低い沢筋でうずくまって疲労凍死することになります。 道に迷った場合には、上へ上へ登るのが鉄則です。 何故かと言うと、上へ向かうと必ず尾根筋に出るからです。 大抵一般の登山道は尾根筋に存在します。 尾根筋は携帯の電波も届きやすく、救助もし易いです。 急がば回れですね。 その前に、道に迷ったような気がしたら、その時点で前へ進まずに来た道を戻ることが鉄則ですね。
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- sirowan777
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話を簡単にするため、富士山を例にあげます。 山は上に行くほど登山道が集約されていきます。 当然頂上では一点になります。 あとは他の回答者の方と同意見です。
お礼
アドバイスありがとうございます。確かに上に行くほど見晴らしもよくなるし 登山道にぶち当たる可能性も高くなりますよね。それでも下に下りたがるのは、 やっぱり一刻も早く脱出したい、という心理が働いちゃうのでしょうか・・ 遅くなってすみませんでした。
- 大明神(@bathbadya)
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> ・沢沿いに下って行くことなんて、どんな小さな川でも無理。 沿って歩くのは無理、沢の中を歩くことになる。しかも木が覆い被さっているので、前かがみ。岩やコケで足元が滑って歩きにくい。誰も歩かないところだから浮き石も多い。 >・一度降りてしまうともう戻ることができない。 山の斜面は意外と急、おまけに落ち葉が積もっていたりして足元が崩れやすい。5分で下れても、同じところを登るのに30分かかることもある。 意外と登山道が川辺に有ることがある。しかし、沢の中を下向いて歩いていると気が付かない。運が悪ければ、けもの道を登山道と思い込み迷い込む。虫も多い。
お礼
木が覆いかぶさってるんですか・・。そこまで思い及びませんでした。 ドライブで峠を越えるとき、はるか崖下にみえる川筋のようなものを イメージしてました。谷底を流れてはいるけど、結構開けてるもんだと・・ 勉強になりました。ありがとうございました。
- ymmasayan
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沢下りは皆さんのおっしゃる通り大変な危険と体力の消費を伴います。 登山道は大抵尾根にあるので、上に上がった方がいいです。 見晴らしが利いて地図で場所の確認もしやすいですし、 携帯電話や無線機の電波も飛びやすいです。
お礼
あ、なるほど。上に上がったほうが携帯電話がつながりやすいのか。そこまで考えてませんでした。 なにせ20年来の疑問だったもので、考え始めた頃には携帯電話なんてなかったし^^ どうもありがとうございました。
- timeup
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>沢に下りて川沿いに下っていくといずれ人里に出る、と思いがちです。 ⇒其の通りですね。 ただ其れは大河の場合なんです。 日本では当てはまりません。 私も小説などを読んで川を下ればよいと思っていましたが、一度行って見ると分かるのですが、日本の山の川の水は夏でも冷たいです(飲むには美味しいが、浄水器を通して飲みましょう。上流でウンコしている人もいます(^_^;)。 仰るように滝を降りるのは装備が有っても素人には命がけです。 まあ、非常食や非常用ブランケットや連絡用品やGPSは近くの山へ行くときでも持ってゆきましょう。
お礼
>日本では当てはまりません。 うーん、これは日本の川の場合、人里に出ることなく例えば地中に潜っちゃうとか、 そういうことを意味されてるんでしょうか? いまいちイメージがつかめませんでした^^; 水については了解しました。漫画や小説でそのまま掬って飲むシーンなんかがよくありますが、 やっぱダメなんでしょうねえ^^ ありがとうございました。
- tatuya
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川はそんなに人間に都合よくなく・・・ 当然事ながら、滝や崖になってたりします。 そして何より厄介なのが、川の水は冷たいので(特に山の上流部は)、沢筋は大変冷え込みます。 道に迷った時に(特に命の掛かっている場合は)、崖や滝で迂回させられ体力を奪われるとか、冷え込みによって体温を奪われる事は、何としてでも避けたいところだと思います。
お礼
なるほど、川の中を歩くことによる体力消耗は考えましたが、 気温自体が低いということまで思いつきませんでした。 そういわれれば確かにその通りですね。 ありがとうございました。
お礼
滝についてなんですが、ここのところを大きく誤解してたような気がします。 私はこれまで、滝なんて漫画や小説の上だけのもので、実際日本の川に滝なんて 数えるくらいしか存在しないのだと思ってました。そうではないんですね。 そんなに頻繁に滝にぶち当たるとは・・ たしかによく描写されている、どうどうと流れ落ちるスケールの大きな滝はまずないと 思いますが、例えば2mくらいの落差でちょろちょろと流れ落ちるものも滝であると すればそれはあってもおかしくなさそうだし、たとえ落差が2mでもそれを降りるのは 確かに命がけのような気もします。 詳細な説明をありがとうございました。