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無所属候補について
先日、近隣の市町でそれぞれ選挙があったのですが、 「自民党」だと思っていた人たちがみな「無所属」で利候補し、 結局、自民党候補は1人もいませんでした。 これは、誰も「公認」や「推薦」を得られなかった ということなのでしょうか? それとも、何らかの意図があるのでしょうか? ちなみに、共産党と公明党は堂々と名乗っていました。
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いわゆる「保守系無所属」などと言われるものですね。 こういう方々は基本的に 例えば自治会の推薦を受けていたり 職域団体の推薦があったりで まとまった票がすでにあるような人たちですね。 それを自民党という名前を全面に押し出した場合に 国政で異変が起きるとその影響をダイレクトに 受けてしまいます。 そうなると圧倒的に不利になってしまいますよね。 自分の及ぶところじゃないのに。 安定した票を持っていれば中央政党なんて関係ないわけです。 票をたくさん獲得するためには公認とかあればいい と考えるかもしれませんが 共産党や公明党と比べたら非常に不安定です。 とりあえず通ればいいわけですから 安定した票をとりあえずキープできる状況 だけを作ればいいわけです。 基本的に最低何票あればいいというのは みなさん計算しています。 都市部だと自治会なんてあってないようなもんですから 逆に政党と繋がっていないと票にならないわけです。 共産党、公明党は支持層がガチガチに固定してますから 逆に名乗らないと支持者にはわからないですよね。 だから無所属と言っても 国政選挙での協力などで 自民党と大きく関わってますし 議会の会派の構成はほぼ政党別になっています。 国政とのパイプを通じて政策実現をしていく ということもあります。
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- kobakoba3
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実際自民党員なんですよね、そういう人たちって。 じゃあ、何で自民党を名乗らないのか 答えはいたって簡単。票を幅広くとるためです。 保守系無所属候補の支持者の多くは、主に地域のつながりと友人知人。 主に評価を受ける基準はその「ひと」と「なり」 中には自民党を好まない人も多数いたりする。その人たちを無視して自民党「公認」ででても、得策ではないと思う人は無所属で出るのです。 中には、支持者の多くが自民党員で「どうどうと自民党を名乗ったほうが評価が高まる」と判断し、党公認を受ける人もいます。 都会に行けば行くほど、選挙の規模が大きくなればなるほど、人のつながりよりも政策への共感が大事な要素になるので、党公認候補の比率が高まります。
お礼
なるほど。よく分かりました。ありがとうございました。
- lequeos
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地方に行けば行くほど、「回りの人はみんな自民党」というのが当たり前の光景になっていくのが日本の現状です(党員に限らず、支持者という意味で。最近は、特定の支持政党を持たない層が地方でも増えていますが、世論調査ではそう答える人でも、日常生活の中では「おらぁ自民党だから」というのはそれほど珍しいことではありません)。 そういうところでは、特に議員選挙の場合、わざわざ「自民党公認」「推薦」を受ける必要がありませんし、公認・推薦をもらうためには、ウソでも地元の支部組織で役員を務める県議や、場合によっては同僚の議員に頭を下げる必要がでてくるので、そういうのが面白くないということもあるでしょう。いずれにしても、一番の原因は、自民党以外の政党が、市町村レベルできちんとした支持者・勢力を持っていないことにあります。 共産党、公明党はその点きちんとしていますが、これは彼らにとり、国政選挙に向けた日常的なPR活動の一種みたいなものですからね。自民党の場合は、それすらする必要がないので、いよいよどうでもよくなっている感じでしょうか。
お礼
ははあ、なるほど! ご回答ありがとうございました。
- bentrey
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1993年の選挙で、自民党の派閥政治・不正・堕落に嫌気が差した国民的機運により、非自民政権・細川内閣が誕生しました。(リクルート事件や愛人問題で首相を辞めた宇野首相その他もろもろ) この時期は、とくに「自民党」所属と名乗るだけで殆ど落選確実でしたし、政党政治への不信感から「無党派層」という言葉が生まれ頃でしたから、立候補者も党名を名乗らず、又は自民党を離れて「無所属」としたりしていました。 現在では、地方によっては「自民党」の看板を掲げる方が選挙に有利であったり、逆に不利であったりします。後者の場合、自民党の「公認・推薦」と言うだけでも落選確実というような横浜・名古屋の選挙区もあります。 恐らく、何等かの意図があるかもしれません。そして当選後、「自民党入り」というオマケも90年代後半は多々見受けられました。
お礼
ご回答ありがとうございました。歴史的な経緯があったのですね。参考になりました。
お礼
ご回答ありがとうございます。たいへん分かりやすかったです。