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石鹸(含、ボディソープ)とシャンプー(髪用)は何が違うのですか?

基本的なことを知らなくて恥ずかしいのですが、身体を洗う石鹸などと髪を洗うシャンプーは基本的にどこがどう違うのですか? 確かに実感としては違いを感じるし、石鹸で髪を洗ったりするとシャンプーの時とは洗い上がりが違います。 でもせっけんシャンプーというのもあるし髪のために悪いことなのでしょうか? 逆にシャンプーで髪を洗ったついでにそのまま顔や身体を洗ってはいけないのでしょうか? できれば髪も身体も一度に洗える洗剤があれば旅先や温泉めぐりの時など特に便利だと思うのですが、どこかにないでしょうか?

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回答No.3

髪の毛の専門家,理容師です。 洗浄剤には,いくつか種類があります。 石鹸系 アルカリ性を示します。 シャンプー剤として使用する場合は,酸性リンスによって髪の毛を,中性,または,弱酸性にしませんと,ゴワゴワしてしまい,場合によっては,クシやブラシで梳かすことが出来なくなってしまいます。 なお,体に使用した場合は,お風呂にはいることで,皮膚に残っているアルカリがお湯に溶け出してしまいますので,pHコントロールをする必要はありません。 また,天然成分を材料として作られているものもかなりありますが,アルカリを示すものは,すべて,石鹸系として分類しています。 石油系 中性,または,弱酸性を示します。 ほとんどのボディソープもこちらに入ります。 中性,または,弱酸性ですので,髪の毛の使用したとき,pHコントロールをする必要がありません。 シャンプー剤,ボディソープ剤以外にも,台所洗剤屋洗濯洗剤などがあります。 天然成分系 中性,または,弱酸性を示します。 ボディソープの中にも,こちらに入るものがあります。 中性,または,弱酸性ですので,髪の毛の使用したとき,pHコントロールをする必要がありません。 シャンプー剤,ボディソープ剤以外にも,台所洗剤や洗濯洗剤などがあります。 その他 アルコールによって汚れを落とすものやハーブエキスによって汚れを落とすものなどがあるそうです。 大きく分けますと,こんなところでしょう。 ちなみに,石油系も天然成分系も作り方はほとんど同じだと聞いた記憶があります。 体に使うものと,髪の毛に使うものとの違いですが,これは,髪の毛に使うものの方が,より,泡立ちやすく設計されていることです。(キューティクルを保護するため) 一応,これだけの差しかありませんので,シャンプー剤を体に使用することも,逆に,石鹸やボディソープを髪の毛に使うことは可能ですよ。 なお,石鹸系,石油系,天然成分系のいずれにも,洗浄成分として「界面活性剤」が入っています。 というか,これが入っていませんと,石鹸系,石油系,天然成分系のいずれも,汚れを落とすことが出来ないです。 界面活性剤についてですが,簡単に言ってしまいますと,「境界面に集まる性質があるもの」と言うことになります。 その中には,アルコールや卵の黄身のように,油と水などのような混ざりにくいものを混ぜやすくする性質を持つものもあります。 石鹸やシャンプー剤などの洗浄成分にも,この性質があります。 なお,石鹸やシャンプー剤の界面活性剤は,脂を多く含む汚れを包むようにして,そのまわりにある水分と結びつけているだけですので,シャンプー後のすすぎをきちんとしませんと,汚れを落とすことは出来ませんので注意してください。 また,泡はすすぎを邪魔しますので,泡を全部流してから,さらにすすぎ洗いする必要がありますよ。 そのため,シャンプー後のすすぎでは,頭皮を中心に2~3分間を目安に,全体をすすぎ洗いすることが大切になると考えています。(特に,耳のまわりはすすぎにくいですから,そこは意識してすすぐようにしてくださいね) ロングヘアの場合は,髪の毛をすすぐ時間もこれに加えるようにしてくださいね。 そして,もし,洗浄成分が頭皮や髪の毛に残っていますと,洗浄成分の「脱水力」によって,キューティクルや角質の水分を奪われてしまい,キューティクルが開いて髪の毛が乾燥しやすくなってしまうとか,角質が捲れてしまって表皮が空気の刺激を受けて痒くなるなどのダメージが出てしまいます。 また,このとき,本来でしたら,皮脂によってダメージを受けている部分を保護するようになっているのですが,洗浄成分の「脱脂力」によって,皮脂も奪われてしまいますから,ダメージはそのままになってしまいます。 ですから,この点でも,すすぎが重要になりますので,注意してください。 なお,体に残っている場合ですが,洗ったあと,お風呂にはいることで,残っていた洗浄成分がお風呂に溶け出してしまいますから,問題になりにくいです。 もっとも,シャワーだけですましてしまう場合は,シャンプーと同じで,しっかりとすすぎ落としませんと,洗浄成分は残ってしまい,体が痒くなりますから,よくすすぐことが大切になりますよ。 ただ,髪の毛のように邪魔するものがありませんので,体全体の泡を流したのと同じ時間をかけて,もう一度すすぐようにすればいいと考えています。 最後に,先進国以外への海外旅行の場合,清拭剤というものを持っていくことをお勧めしたいと思います。 これなら,体はもちろん,髪の毛まで,拭くことが出来ますからね。 布に清拭剤を湿らせて,体などを拭きますと,結構,汚れが落ちますから,海外旅行のときは,便利だと思いますよ。

tom13kei
質問者

お礼

とても判りやすく、丁寧な回答に感激しています。疑問もほとんど解消しました。 それに自分でシャンプーするのと美容師さんにしていただくのではどうしてこんなに違うのだろうと思ってましたが、どうやらすすぎに差があったのですね。 プロはちゃんと理論や目的が判っていてすすぎをしていたのだということが、良く判りました。 ありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.2

たしかに違いますね。体を洗う石鹸系は、植物系油脂を原料としてあるものが、多いですね。ヘアー用は、石油系油脂が原料のものもあります。みやすや区別の方法は、石油系は、お手ごろ価格です。美容室で販売されているものは、当然植物系が多いです。界面活性剤って説明しにくいものです。石鹸系は脱脂力が、強いです。しかし洗い上がりが手ざわり悪いけど、中性や弱アルカリ程度のPHです。石油系は、アルカリに傾く事が多いので、リンス剤で中性のしてます。一緒に体も髪の洗えるものに ウエラ社のサンセットシリーズがあります、お顔も体も髪も、洗えるものにファインケミカル社の Drというものがあります。これは、防腐剤とか入ってないのでアトピーやアレルギーのかたにも、いいかもしれません。有名美容室でお求め下さい。温泉で、気をつけて欲しい事に、温泉のお湯は、シャンプーには適さないので、必ずカランのお湯を使ってください。長湯するときは、毛先にリンスをつけて保護しましょう。

tom13kei
質問者

お礼

詳しい解説と多くの情報をありがとうございます。教えていただいたソープ早速探してみます。

回答No.1

界面活性剤が使われてるか、いないかだったような。

tom13kei
質問者

お礼

界面活性剤ですか・・?よく聴く言葉で何となく知っている気になっているけど、いざ説明しろと言われると・・難しいですね。

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