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髪と肌の日焼けの違い
夏に海に行って肌は焼けるのに、何故髪は黒くならずに茶色になるのでしょうか?
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髪の毛の専門家,理容師です。 まず,肌は生きている組織であり,髪の毛は死んだ組織です。 そのため,肌には,常に水分が補給されますが,髪の毛には水分はほとんど補給されません。 つまり,日焼けをしますと,肌は水分補給されますし,ダメージを受けても再生しますが,髪の毛の場合は,水分を奪われてしまいますと,カラカラ状態のままになってしまいます。 そのため,肌の場合は,肌を保護しようとしてメラニン色素を作り,肌の色が濃くなりますが,髪の毛の場合,水分を奪われたままですので,色が薄くなったままです。 なお,日焼けによって水分が奪われた髪の毛の色が薄くなるのは,水をまいたコンクリートや舗装道路(舗装したばかりは違いますが・・・)が濃い色なのに対し,その後,乾燥しますと,色が薄くなるのと同じ原理です。 余談ですが,日焼けなどで乾燥しきった髪の毛のキューティクルは開ききっています。 その隙間から,髪の毛のタンパク質が流出する可能性が高いですので,色が変わるくらいに日焼けした髪の毛は,きちんと,トリートメントなどで補修してくださいね。
お礼
大変よくわかりました。助かりました。どうもありがとうございます。