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歌う時に息が混じってしまいます。
タイトルのままなのですが、歌う時に微かですが 息が「すー」という感じに混ざって、 歌声があまり良くなく聞こえてしまいます。 どうすればなくなるでしょうか。 ちなみに腹式呼吸を意識していて、腹筋もかなり鍛えています。 宜しくお願します。 ※腹式呼吸の正しいやり方ができていないのかもしれないので、よろしければ腹式呼吸のやり方も教えてください。
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- ji-ji2001
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一定の量で息を吐き続ける練習と、早口言葉の練習がお勧めです。歌っている時呼気を一定にすると、安定した音になります。ちなみに息がよく混ざるということですが、ウィスパーボイスといって、わざと息を多めに混ぜて、ささやくように歌うテクニックもあるので、それを活かすのもありだと思います。宇多田ヒカルなんかはその典型だといえるでしょう。音楽は自由です。自分にあった歌い方を見つけてくださいね。
- dojustice
- ベストアンサー率61% (140/226)
よく「腹から声を出せ」と言われますが、腹から声を出せるわけがありません。 腹から声が出たらお化けです。(^_^;) ただ、わたしはこういう表現がいけないとは思いません。聞いたとき、そんな感じに聞こえるからです。 他にも同様質問がありますが、腹式呼吸と発声法をゴッチャにして考えておられる方が多いようです。 腹式呼吸はあくまでも呼吸法であって、発声法ではありません。 腹式呼吸は良い声を出すために必要な方法ではありますが、それだけでは良い声は出ません。 良い声を出すには「発声法(の訓練)」が、併せて必要なのです。 腹式呼吸についてもよくわかっておられない方があるようですので、併せて記載します。(質問者さんは、おできになるとのことですがご容赦・・・) 1.腹式呼吸法 最初のうちは仰向けに寝て練習するほうが体得しやすいようです。 (1)仰向けに寝て、両ひざを軽く立て、一方の手のひらをお腹に当て、普通の 呼吸をしてみてください。 (2)なるべく胸で息をするのでなく、横隔膜を押し下げる感じで、ゆっくり 息を吸い込みます。このとき、お腹に当てた手で、お腹がふくらむのがわかります。 (注 横隔膜は随意筋でないから意思で動かせるものではないという意見と、 コントロールできる、という意見の両方があるのですが、ここではそういう 議論は抜きにして「そういうつもりで」ということで理解してください) (2)ゆっくり吐き出します。お腹がへこむのがわかりますか? (3)今度は深呼吸でゆっくり吸い込んでみてください。 深呼吸になると、だれでも途中から胸式呼吸に移ります。 これは仕方ないですが、なるべく横隔膜を使うように努力してください。 だんだん要領がわかってきて、腹式呼吸の範囲が広がってきます。 ちなみにわたしの場合、肺活量の9割までは腹式呼吸で吸い込めます。 (4)仰臥姿勢での腹式呼吸が体得できたら、立位で行います。 立位は両足を肩幅くらいに広げ、両肩の力を抜き(体全体をリラックスさせ)、 あごを軽く引いた状態で始めます。(片手はお腹) 鏡の前に立ってやるとよいでしょう。胸式呼吸に入ると肩が上がってきます。 (テレビなんかでも、肩を上下させて歌っている歌手がいますね。胸式呼吸だとすぐわかります) 立位は仰臥位よりやや難しいと思います。練習してできるようになってください。 よく「腹式呼吸は腹筋」といわれますが、実際に横隔膜に連動して働くのは、腹筋、背筋その他、お腹の回りの筋肉は総動員されるものだそうです。 わたしは歌唱における腹式呼吸のメリットは、息継ぎ(ブレス)で「一瞬に大量の空気が吸える」ことだと思っています。(それ以外にない) 「吐くときに微妙なコントロールができる」という人もいますが、この方はわたしには何とも言えません。(胸式でも大差ない?) 参考です。 http://www.asahi-net.or.jp/~EH6K-YMGS/vc/hasseihou.htm http://www.twismusic.com/ouyou/1.html http://www2.neweb.ne.jp/wd/takk/essay4.html http://homepage2.nifty.com/apt/qa.htm#5 (注 わたしはここに書いてあること全てが正しいとは思っていません。いい加減な ものもあります。しかし全体的には役に立つと思い添付します) 2.発声練習 「喉を開く」は「喉を閉じる」ということ・・・。 わたしも長年、先生から「喉を開け」と言われ続け、ずっとその意味がわかりませんでした。(先生がわたしの発声に、OKを出してくれるようになって後も、その理屈はわからなかったのです) 声帯の写真です。(3.声のメカニズム) http://www.kobayasi.jp/papa/vocal_1.html#03_02_seitai 上の方の写真で3角状になっているのが声帯です。医学上は「声唇」と言いますが、一般にはこれを声帯といいます。 声唇は随意筋です。意志の力で引っ張ったり、緩めたりすることができます。 声帯と声帯の間の空気が通過する部分を声門といいます。 例えば、同じ[A]の音を出すのに2つの方法があります。 一つはうんと筋肉(声帯)を引っ張って(必然的に声門が広くなる)、発声することです。 もう一つは、筋肉を緩めて(声門が狭くなる)、発声することです。 前者は振動体が長くなりますが張力が大きく、後者は振動体は短いですが張力が小さいのでどちらの方法ででも同じ[A]の音を出すことができます。 どちらの方法が良いと思われますか? (この中間ももちろんありますが、それは省略しましょう) 声門が開いていると、せっかく貯めた大切な空気がムダに流れ出てしまいます。 また筋肉が緊張しているので、こまかいコントロールができません。 「喉を開け」、「首(肩)の力を抜け」、「余分なところに力を入れるな」等はこのことを言っているのです。 もちろん歌っている間、声帯には頻繁に、緩めたり、緊張させたりするだけの力はかけなければなりませんが、必要以上の力を使うな、と言っているのです。 このコントロール(歌唱に必要な最低限界まで力を抜く)は、なかなか難しいワザです。 (練習) (1)腹式呼吸でやったのと同じリラックスした立位をとります。力が抜けないようなら、肩を上げストンと落とす動作を2、3回やって力を抜きます。鏡の前などに立ってやると自分の動きがよくわかってよいでしょう。 (2)腹式呼吸でできる分だけ、「ハッ」と息を吸い込みます。できるだけ短時間で多量の空気を吸い込むのがコツです。(歌唱の間のブレスには、ほとんど時間がとれない場合が多い) (3)次に一番出しやすい音程で、「あー」と発声しながら、できるだけ長く持続させるように工夫しながら声を出します。 (この状態をわたしの先生は、「できるだけ息をケチること(出し惜しみすること)」と表現していました) 発声は、目の前の鏡に「声をぶつける感じ」で行います。「声を前に出す」工夫です。 (4) (2)(3)を繰り返します。最初のうちは腹式呼吸で吸い込める空気量は少ないかもしれませんが、練習しているうちにだんだん増えてきます。肺活量の9割方、腹式呼吸で吸い込めるようになればシメたものです。 以上は、腹式呼吸に関連して、「音を作るまで」の練習法です。歌唱にはこの後に「共鳴させる」という重要な仕事が残っています。これらについては下記をご参照ください。 参考 発声についてよい解説と思います。 http://www12.ocn.ne.jp/~vibgyor/utacolumn.html#menu 字が小さくて読みづらいですが、大変丁寧な解説です。特にce-mio-benの発声のところは十分納得できる説明です。 声を当てる場所(共鳴)の説明もあります。 http://www2n.biglobe.ne.jp/~shin-os/vocal.htm 喉を開くの説明です。 http://members.jcom.home.ne.jp/tromba/kobore3.html 3.腹式呼吸法による発声のメリット わたしは、腹式呼吸は特に男声の発声に必要なワザと思っています。それは男声は周波数が低いため、高音と同じ音圧を感じさせるためには大きいエネルギーが必要であり、必然的に大量の空気がいるからです。 http://www.netlaputa.ne.jp/~cadeau/audio22.htm 多量の空気を、極めて短い時間で取り込むことのできる腹式呼吸は、特に低音部の発声で威力を発揮します。 余裕のあるブレスで、力強い、響きの良い低音を、腹でグイグイ押しまくる感覚は最高の快感です。 男に生まれて本当に良かったと思う瞬間です。(^_^;) 以前「腹式呼吸だということはどうしたらわかりますか?」という質問がありましたが、これは「自分自身に一番よくわかる」とお答えしたいと思います。 ためしに胸式呼吸に切り替えて、同じ箇所を歌ってみると、ヒョロヒョロした不安定な音色になるのが歴然とします。当然息も続きません。 腹式呼吸の良さは、「自分自身に」一番よくわかるものなのです。 他に音色等を腹式呼吸によるメリットに挙げる人がいますが、わたしは「ブレス」に絞ります。その他は発声の問題(ワザ)ではないかとと思います。 男性に必須のワザ、と言いましたが、女性がやっても無意味、というわけではありません。「余裕のある発声」は男女どちらも持っておいて損のないワザと思います。 「女声に腹式呼吸が必要か?」ということに関しては賛否両論あるようです。