少し前までは「便利屋?」と間違われることも多かったのに(笑),弁理士を目指したい,と言ってくださるお子さんがいるとは嬉しいです。
(1)弁理士の仕事から分類すると,大きく分けて技術系と,商標・不正競争をメインとする法文系があります。前者の場合は当然,大学も理科系の学部,後者の場合は法学部を主とする文系学部を進路とすることになると思います。
私は法学部出身で後者なのですが,やはり弁理士の仕事としては特許が花形,理系の学部に進学されるのがお薦めです。
(2)弁理士試験をパスすれば良いので,大学のレベルは特に問題にはならないと思いますが・・・受験時代の私の仲間は東大,阪大,早稲田,東京理科大など,法文系だと日大が多かったです。
(3)私自身,中学生の頃は「弁理士」という職業があることすら知らなかったので,この点については何とも言えませんが・・・弁理士になったら,読むこと,書くことが必須になってきますから,ジャンルを問わず本をたくさん読むこと,自分の考えを順序立てて説明できるような力を少しずつでも付けていければ理想的だと思います。
(4)ケースバイケースのようです。最近は特許事務所も増えて競争が厳しいので・・・独立できるかどうかは本人の実力はもちろんのこと,特許事務所に勤務している間に良い顧客を得られるかどうかにもよるようです。
少しでも参考になれば幸いです。
いつか,弁理士になったそのお子さんに,どこかでお会いできたらいいなあ,と思います。
お礼
早々のご返答をいただきまた、文末には暖かいお言葉迄頂戴し、感謝しております。実際に業務に携われている方のお言葉は重いですね。 ただふと疑問に思ったのですが知財は海外との絡みが必須と思いますが海外ではどのような資格の体系に なっているのでしょうか?同様な資格制度があるのでしょうか?もしよければW-yamazさん、教えて くださいませ。