マラッカ海峡の海上交通の現状は分かりませんが、質問の答えは各紙報道の断片から大体分かりました。
>なぜ日本のタグボートがマラッカ海峡で船を引っ張っているんでしょうか?
・ 。襲撃時、韋駄天はクレーン付きのはしけ船「クロシオ1」をえい航していた。(共同配信=日刊スポーツ九州)
※海事報道で、「ハシケ」という場合、基本的に無動力船を指します。
・ 韋駄天が曳航(えいこう)していた「クロシオ」は、パイプラインを海底に敷設する工事船だったという。
・ 事件当時、「韋駄天」は、はしけ船「クロシオ1」をえい航していた。(毎日新聞 15日)
・ 韋駄天は、建設用のはしけ船をえい航していて襲われ、・・・(中日新聞・静岡)
・ 韋駄天がえい航していた台船から「韋駄天が襲撃された」と連絡が入ったため、韋駄天に連絡したが連絡がつかなかった。(西日本新聞 15日)
なぜ、マラッカ海峡くんだりに日本のタグボートが、・・という点では、
・ 近藤海事は新日鉄の下請けをしていたという。
・ 近藤海事は海外海洋工事部門に進出するため、最新鋭のサルベージ船兼タグボートとして韋駄天を建造したという
・ シンガポールからミャンマー(ビルマ)に向かう途中、マレーシアのペナン島付近で襲撃されたという。
・ 韋駄天を持つ北九州市の近藤海事は、今回がマラッカ海峡で初めての運行でした。(TVK九州放送)
以上から推察されるのは、新日鐵関連のミャンマー沖海底パイプライン関連工事を受注した同社が、同社新鋭船(事業規模から持ち船は数隻)の韋駄天を工事台船曳航のため差し向けた。
なお、工事台船「クロシオ1」はシンガポールで調達したものか、船籍等は不明(何しろたかが台船なので、記事もそこまでは追わない)。
お礼
残念ながら勘違いをされているようですよ。 マラッカ海峡には、70km~250kmの幅があります。