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事故処理と保険の関係
父が事故に遭いました。左から直進してきた1トントラックと衝突。トラック側は、青で交差点に進入したといっていますが、父(原付バイク)の意識がなく、信号のことは、よくわかりません。直接事故を見た人はなく、音がして振り向いた通行人が一番近くにいたことになりますが、信号がどうだったかは? 相手側の任意保険会社は、警察の事故処理が終わらないと、過失割合が分からないので保険金は出せない、と言っています。しかし、周りから「けがをして生死の境を迷っているほうが医療費を立て替える必要はない」と親切な?情報に振り回されているしだいです。警察は、目撃者に一番近い方の現場検証?が終わり次第事故処理を完了するようなことをいっていますが、目撃者?のかたとうまくコンタクトが取れずに事故後1ヶ月以上たつのに捜査が終了していません。 このままずるずるいくと3月末には、2か月分のHICへの入院料(医療費)をすべて負担しなくてはならなくなりそうで不安です。 保険屋の話の様子では、信号無視をしたのは父のほうでそれを認めないと保険金は出せないみたいなニュアンスに受け取れました。相手側の主張だけで過失割合が決まることに納得がいきません。 今後保険屋にどのように対処したらよいでしょうか。ちなみに、原付バイクは自賠責・任意の対人対物のみです。相手のトラックには被害がほとんどありません。
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今回の事故の件で、私の分かる範囲内でご返答します。 私は自動車保険代理店を営んでおり、何度も事故現場に行ったり、お客様にアドバイスをしていますので、多少の参考にはなると思います。 まず、「治療費」「入院費」「慰謝料」「修理代」などは、全て法律上では『民法』に規定されている『損害賠償』の問題となります。これらは、被害者側が全て相手の違法行為(過失)を立証しなければならない事になっています。 今回の事故の場合でも、上記内容は当てはまります。つまり、お父さん側が相手の違法行為を立証する必要性があるのです。一番良いのが「当事者の証言」です。また「目撃者の証言」も重要な物的証拠となります。しかし・・・それらが無い場合、相手が過失(今回でいう信号無視)を認めなければ相手(相手の保険会社も含む)への賠償請求は難しいでしょう。相手への立証は証言のみではなく、事故を起こすまでの一連の行為(車の進み方・速度など)を連続的に説明し、その上で明らかに信号無視となる理由(居眠り・脇見など)を沿えれば、場合によってはこちらの主張が認められる場合もあります。 現段階ではこれらは当事者(被害者)の意識が無いため、上記内容は争っても不利となりますので、次に治療代の仮払いについてご説明します。 まず、こちらの保険ですが、任意保険の「搭乗者傷害」には加入されていないようですので、こちらの保険では治療費等は一切保証されません。 相手の保険ですが、「相手がおおよそ悪い場合(一般的に過失が7割以上)」のみ対人保険として保険会社は被害者に対応します。但し、この過失も事故状況・当事者の証言・目撃者の証言(目撃者が有る場合)などを考慮して決めますので、今回みたいに不確定な場合は、残念ながら相手保険会社の対応に期待しても無理です。 ですので現段階では自賠責保険への請求となります。 自賠責保険は国の保険ですが、請求内容の妥当性を判断するのは保険会社です。相手の保険会社経由で自賠責保険を請求するよりも、こちらで加入した自賠責保険会社に手続を依頼すれば、保険金は支払われます。但し、自賠責保険・任意保険の搭乗者保険は原則的に「治療が完治してからの請求」となります。しかし、例外があります。『治療費の支払いが10万円以上となった場合(この場合は支払い済みが条件です)』『請求金額が40万円以上になった場合』は治療が完治していなくても仮払いの請求をおこすことは可能です。詳しくは、加入された自賠責保険会社へお問い合わせください。但し、保険金は減額される可能性もあります。しっかしとした内容・今後の経緯を保険会社と話し合ってください。 また、アドバイスですが、まずすることは 「治療費を病院と掛け合って国民健康保険(社会保険)対応にする(過去に遡って)」 です。 現法律によると、自動車事故の場合の治療費は最高200%まで値上げ出来ます。治療費というのは良くないかもしれませんが、医者の報酬料は治療内容で決まっています。それを最高2倍まで請求出来るということが法律で認められているのです。このため、医者(病院)は儲けるためにわざわざ安い(といっても通常の値段ですが)基準の治療代にしたくないために、国民健康保険(社会保険)を適応させないのです。国民健康保険を適応するということは、定められた治療費(医者の報酬料)しかもらえなくなるので、わざと国民健康保険を使わせなくして、その治療費の2倍を請求するのです。しかも、自動車事故の治療に国民健康保険を適応させるかどうかは、医者の采配(判断)による、となっています。全く患者側を無視したような悪法ですが、現在このような事が当たり前のようになっています。ですので、極めて難しいかもしれませんが、負担を少しでも減らす方法としては、『治療費を病院と掛け合って国民健康保険(社会保険)対応にする(過去に遡って)』を病院側と積極的に話し合う必要があると思います。 また、今後の懸念材料ですが、 もしお父さんの意識が回復し「俺は青信号だったぞ」と主張しても、相手が信号無視を認めなければ結果的に『お互いが青信号主張』となり、これらは矛盾(信号機は青同士は絶対に無い。赤同士は有る)していますので、結果平行線(過失割合不明)のまま過ぎます。なぜなら、最初に書きました「賠償問題は被害者側が加害者の不法行為を立証しなければならない」からです。 また、自動車事故の問題を解決する「リサーチ会社」というのもあります。これらは、自動車事故で当事者の言い分(証言)が食い違っている場合、保険会社がリサーチ会社へ事故の過失割合を求める場合に使います。このリサーチは、基本的に当事者への答弁(言い分を聞く)ことと、現場検証の2つとなります。目撃者がいれば、その人の証言も重要参考として聞きます。そして最終的に過失割合の判断を下します。今回の事故は、当事者の片方が意識不明のため、リサーチ自体不可能となりますで、これは今は無理でしょう。 ですので、もしどうしても「こっちは青信号だ!」というのではれば、 ・ 事故を起こした時間帯に事故現場へ行き目撃者探しをする しか方法はありません。 深夜でも、大通りなら通勤や定期便などの車がいると思います。もしかすると、中には目撃している人もいるかもしれません。大変な苦労を伴いますが、やってみないことには分からないかもしれませんので、頑張ってみてください。 また、ダンプとの事ですので相手は会社の車です。 自賠責法によると、被雇用者が人身事故を起こした場合、賠償責任は雇用者にも問われることになっています。ですので、事故内容はともかく、当時の運転者の管理責任を問うという方法もあります。例えば、「勤務時間に問題はなかったか(労働基準超過)」「無理な労働を強いてはいなかったか(過酷スケジュール)」などです。もし、これら労働基準に抵触するような行為があれば、そちらから相手(この場合は会社)を追いつめるという方法もあります。(追いつめるとは言い過ぎかもしれませんが、それぐらいの気持ちでないとダメですよ)労働基準法に抵触すれば、会社そのものが危うくなります。場合によっては相手(会社)は信号無視(重過失)ではなく、信号を見ていなかった(過失)と主張を変更するかもしれません。会社にとって、(厳しい言い方ですが)1人の従業員の嘘のために会社が潰れるよりも、しっぽを切って会社を守ろうとしますから。 今回は、事故の素人さん(一般の方)では無理な話です。 自賠責保険を加入している保険会社へ直接行って相談するか、 行政で開催される「弁護士の無料相談」などでまず専門家と相談することもお薦めします。 でも、今の弁護士は自動車事故ではあまり動いてくれないようですので、上記自賠責保険加入保険会社へ何度も行って、その保険会社の顧問弁護士に無料で相談出来るように頼んでみるのも1つの手です。 お父さんの早期ご回復をお祈り致します。
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- norinori44
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ご災難につきお見舞い申し上げます 経験上からアドバイスさせていただきます 1.まず相手方保険会社は、現時点では相手方の申告に基づいてしか対応は出来ないという事を認識して下さい 相手が(仮にうそでも)青信号主張ならそれに拘束されます 保険会社をこの時点で非難できません 2.治療が長期化するとなると、示談交渉は当然その後となります つまり勝負(本当の相手方との交渉)は最後に来るということです 3.今相手方の対応がどうだからとあわてる必要はありません 示談のときまでに材料をそろえて交渉すればよいのです 今相手方が見かけ上それなりに対応してくれても最後の示談で手のひらを返されることもあるからです 4.今は過失も治療費や慰謝料を含めた総損害額も何も決まっていません 勝負はまだまだ先と腹をくくって下さい 5.取り敢えず今すべきことして、後は事故のことをよく知っている人・機関に相談することです 6.今すべきは治療費は初診より健康保険を使ってください 7.一般人・親戚友人・事故処理をよく知らない代理店のいうことを聞いてはいけません 相手方とこじれて距離が開く可能性が大です 8.火災保険など任意保険に入っていればその保険会社か無ければ自賠責の保険会社の営業ではなく自動車事故の事故センターに直接出向いてアドバイスを受けてください 手間を惜しんではなりません 9.大きな後遺障害が残るようであれば、弁護士に委任して交渉されることを進めます 弁護士費用を払う価値は必ずあります
お礼
回答ありがとうございました。以前のアドヴバイスでも「こちら側の保険会社に相談しては」とありましたので、任意の保険会社に相談しました。「交渉はできないけれど、アドバイスならできそうだ」と言ってもらっているので、少しほっとしているところです。私が離れて暮らしているのと、母が少し参っているので動けるものが居らず、やっぱり弁護士さんに頼むかなと考えているところです。
- donbe-
- ベストアンサー率33% (1504/4483)
#3さんの回答の通りです。 なお 治療は健康保険でかかっておられますよね! まず健康保険使用 自賠責被害者請求の手続き ですね。 バイク加入保険担当者に相談されたし 契約だけの保険なら、保険会社・担当者を変えましょう。 重大な事故に関わって、適格な対応 指導 相談に答えてこその代理店です。 また自賠責損害調査事務所にて相談可能です。 医療費にかかる経済的負担は大きいので、自賠責被害者請求に取り組んで下さい。それからです。
お礼
ありがとうございます。 身内が生死にかかわるような交通事故に遭うなんて思ってもいなかったことでした。保険は難しい!です。 今度、弁護士に依頼しようと思います。
- akaginosuso
- ベストアンサー率69% (417/602)
お父様の大変なお怪我に心よりお見舞い申し上げます。 ご質問の内容から判断しますとお父様の過失が100%とは思えませんが、相手の保険会社がお父様の過失が大きいと判断すると対応しません。従って相手の自賠責保険に被害者請求をする事に成ります。請求方法は知り合いの保険会社の代理店の担当者に相談するのが一番早いでしょう。自賠責保険には仮払い制度もあります。被害者請求の方法は自動車保険料率算定会の調査事務所に相談室が有ります。そこで相談し指導をして頂くのが良いでしょう。調査事務所は国の自賠責保険(強制保険)を管理していますので、全国各県に必ずあります。お近くの損害保険会社(何処の会社でも大丈夫です)に聞けば教えてくれるでしょう。お父様の1日も早いご回復をお祈り申し上げます。
お礼
ありがとうございます。 身内が生死にかかわるような交通事故に遭うなんて思ってもいなかったことでした。保険は難しい!です。 対人・対物しか入ってなくてもこちらの保険やさんは動いてくれるのですね。一度相談してみます。また難しそうだったら、今度、弁護士に依頼しようと思います。
- choijiwoo
- ベストアンサー率16% (53/321)
お父さんの原付車も任意保険に入っているようですから、その保険屋さんに示談を依頼されたらいかがでしょうか。 知識のないあなたが、感情的に動いている(あなたは、そんなつもりはない、と必ずおっしゃるでしょうが、「相手のトラックには被害がほとんどありません」なんて書くことが、冷静さを失っている証拠です。自分の父親が信号無視でトラックに当たっている可能性もあるのに、普通はこんなことは言わないモノです。)のが、こじらせることにもなりかねません。 専門家に任せるのがベストでしょう。
お礼
ありがとうございます。 身内が生死にかかわるような交通事故に遭うなんて思ってもいなかったことでした。保険は難しい!です。 対人・対物しか入ってなくてもこちらの保険やさんは動いてくれるのですね。一度相談してみます。また難しそうだったら、今度、弁護士に依頼しようと思います。
- agehage
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一般的に、交通事故の保険金は治療が完了した時点で支払われます。 ただし、保険金の先払い請求をすることが可能です。弁護士に相談するか、お近くの法律相談所にご相談ください。 過失割合に関しては、現場にいなかったあなたには何も意見することはできないでしょう。相手の保険屋さんもプロなので、常識的な判断をしてくれると思います。
お礼
ありがとうございます。 身内が生死にかかわるような交通事故に遭うなんて思ってもいなかったことでした。保険は難しい!です。 今度、弁護士に依頼しようと思います。
お礼
詳しいアドバイスありがとうございます。 身内が生死にかかわるような交通事故に遭うなんて思ってもいなかったことでした。保険は難しい!です。 過失相殺の現実を今回改めて実感しました。つまり、もし、自分が事故を起こして、「相手のけががひどいので、人道上多少多めの治療費を払って欲しい」と思っていても、保険やさんははじき出した比率の分でしか保険金を払ってくれないんですね。自分の入っている保険もそうなんだ、これまで考えてもみませんでした。ちょっと怖いです。 対人・対物しか入ってなくてもこちらの保険やさんは動いてくれるのですね。一度相談してみます。 また難しそうだったら、今度、弁護士に依頼しようと思います。