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財団とは何ですか?
財団とは何でしょうか? 様々な辞書や百科事典を見ましたが良く分かりません。 財団には、財団法人と財団抵当の2種類あるようだという事は分かるのですがいまいち分かりません。特に財団抵当が良く分かりません。 どなたか、物凄く分かり易い説明をして頂けませんか? また、法律用語を分かり易く説明しているホームページなどもあれば併せて教えて頂ければ嬉しいです(出来れば、図解入りだとなお良いです)。 宜しくお願いします。
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何か事業をしようとすると会社・法人を作ります。その場合まとまったお金を資金として行います。その資金の集め方がいろいろあるのです。 株を発行して集めると株式会社となります。株を発行しないで現金を用意して有限会社など作ることもあります。 人が自分の財産を用いて「非営利の公益事業」を始める資金とする場合に「財団法人」を作るわけです。法人の事業は本来「財産運用の利息」などで賄う事になっています。今は低金利ですが、法律の範囲で許された収益事業をして良い事にもなっています。 事業が「公益事業」と言うことなので「財団法人」の資金となった「財産」についてはその財産を所有していた人が亡くなっても、相続税の対象となったりせず守られます。様々な税制上の特典があるために「事業内容」については「公益事業を行う」として厳しい制約があることになっています。 社団法人はそういった資金を「会員」(法律上では会員といわずに社員と言う)を募って入会金や会費で賄う法人です。
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- musai
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財団抵当と財団法人は、財団の「種類」でありません。 財団とは、「特定の目的を持って結合された財産の集合体」を指す概念です。 何のために財産を結合するか、というか何のために「財産の集合体」なんていう概念が必要なのかというと、一つ目は「法律行為の目的とするため(商取引に便利なようにするため)」で、二つ目がは「法律行為の主体とするため(法人格を持たせるため)」ですね。財団抵当が関係するのは前者、財団法人は後者の関係です。 「財産に抵当権を設定する」ということはお分かりでしょうか。例えば、町工場の社長が工場の土地建物や器械を担保にして、銀行から運転資金を借りたりしますよね。これが大きな企業とかになると調達する資金も半端ではないので、特に設備投資資金などの長期資金の調達を円滑にするため、個々の不動産や無体財産権を個別に担保に供するのではなく、「企業を一体として担保に供する」ことができるようにしたのが「財団抵当制度」です。 財団抵当の対象としては、工場財団、鉱業財団、鉄道財団などがあり、いずれも工場抵当法、鉱業抵当法、鉄道抵当法といった特別法により、各種の財産を一括して財団とすることができることとされています。 これに対して「財団法人」は、「社団法人」とともに民法の規定による公益法人として成立する「法人」で、「財産の集合体が、公益事業を行うために法人格を持ったもの」です。ちなみに、社団法人は人(自然人、法人又はその他の社団)の集合体が法人格を持つものです。財団法人の本体は、寄付行為(社団法人の「定款」に当たる基本規程を、財団法人では「寄付行為」と呼びます。)に定められた「財産そのもの」であり、これを基本財産といいます。基本財産は、公益法人として認可を受けた公益事業の実施のために使われなければなりません。例えば、銀行預金を基本財産とする財団法人は、主としてその利息により公益事業を行うし、不動産を基本財産とする財団法人は、その不動産の賃貸収入により公益事業を行う、といった具合です。 法律用語、とりわけ特定の「概念」というものはなかなか理解することが難しいですよね。学問に王道なしとか。頑張って勉強してください。
お礼
回答有難うございます。大変丁寧で分かりやすかったです。助かりました!!ご指摘の通り、財団法人と財団抵当の意味は正確には分かっていませんでした。 ただ、辞書の中には「社団法人との主な違いは総会が無いこと」と書いてあるものもありましたが、何故わざわざ財団に法人格を持たせて一つの組織とするのですか? 最初の規則、主旨を変えられたくないのなら定款に書いておくとかすればダメなのですか? また、財団法人の歴史や財団法人が作られた主旨は何なのでしょうか? 暇な時で構いませんので、回答頂けないでしょうか。宜しくお願いします。
お礼
ご回答有難うございました。為になりましたm(__)m