SFになりますが、ハインラインの「夏への扉」は絶品です。ストーリーテリングが絶妙で、SFらしい堅苦しさもありませんし、長すぎないのでオススメです。
またSFになりますが、ロバート・J・ソウヤーの「さよならダイノサウルス」は色々な意味でとんでもないです。
『タイムマシンで恐竜時代にタイムスリップしてみると、何と恐竜たちが話しかけてきた!その裏に潜む存在とは!?』
という、字面だけ見ると、まるで下らないB級映画のように聞こえますが、読んでみると意外や意外、まじめに面白いのです。
この作家の作品は大体オススメできます。
グループSNEという作家陣が書いた「ミラー・エイジ」はメチャクチャ面白いです。
各作家が一話一話を担当し、全体で一つの大きな物語として成立しているという、短編集とも言え、長編小説とも言えます。
1500冊程度の読書経験で言うのも生意気ですが、「エンターテイメント小説」としては間違いなく世界一面白いです(もちろん私見ですが)。
短編集は苦手とのことでしたが、是非とも読んでみてください!
特に最終話は、下手なハリウッド映画よりもよっぽど面白いです。
本の世界に没入しながら、自分がページをめくっていることにも気づかず、早く読み終えて結末を迎えたいような、逆にいつまでも味わっていたいような、読書体験としてはある意味で最高のものを、この本から得られた気がします。
問題は手に入りにくいことでしょうか。
リチャード・パックの「カモメのジョナサン」もオススメです。
ルポになりますが、辺見庸の「もの食う人々」も一読の価値あり、です。
江戸川乱歩もいいんですが、残念ながら短編の方が面白いんですよね...。
「人間椅子」はどんでん返しという意味ではベストだ
と思うのですが。
フェミニズムに興味がおありなら(無くても十分楽しめると思いますが)、かなり前にベストセラーになった遙洋子の「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」もいいと思います。
岡田斗司夫の「フロン」・「僕たちの洗脳社会」なども併せて読むと、結構思考方法や価値観、人生観などが変わってくるのではないでしょうか。
お礼
早々のお返事ありがとうございます。 星新一氏は昔好きでほとんど読みましたがここ20年読んでいないのでまた読みたくなりました。 乙一さんは知りませんでした。笑えるミステリー気になります。探してみます。