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クラシックギターの演奏者
村治かおりさんのCDもとても好きなのですが、 彼女と比べてジョン・ウィリアムスやイエペスの方が 「上手い」と思ってしまうのは、私の偏見でしょうか?
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質問に誰も答えていないようなので。 回答:いいえ。偏見ではないと思います。 理由:所有のCDで比較すると、村治は左手の弦をこする音と右手の爪音が大きい。ポップス系の曲でもたつくところがある。 但し書き:録音で(あるいは実演で)演奏家の技巧を比較することに大した意味はないと思うが、質問者にとっては意味があることなのでしょう。
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- NY1997
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日本人で山下和仁というギタリストがいます。 彼は世界的なコンクール(個々の名称は忘れてしまいました…)を全て最年少で優勝し、その後19歳のときにギター独奏によるムソルグスキー「展覧会の絵」をリリースします。もう20年以上前のことだと記憶しています。その後、ドボルザーク「新世界」、ベートーベン「ギター協奏曲(元はバイオリン協奏曲)」、ストラビンスキー「火の鳥」などをギター用に編曲し次々にリリース。一大センセーション巻き起こしました。 当時の彼の持つギターテクニックは超絶的で、私は「パガニーニやリストが再来した!」などと思ったものでした。 ところで、彼がこのように活躍していた当時、全ての人々が彼の演奏に拍手喝采を送ったわけではありません。それまでのギター演奏の枠組みを通り越した彼の表現技法にアレルギーを感じた人も少なからずいたようでした。 #3さんへのお礼の中で補足的に書いておられますが、「テクニック」に焦点を当てると山下和仁は他の追随を許さない存在です。テクニックに余裕があると表現の幅も広がるでしょう。 しかし、この世にはいろんな趣味趣向を持った人がいますので、山下和仁の演奏を是としない人たちも当然います。 音色、速度、テンポの揺らし方、など音楽の表現は膨大な要素の積み重ねとそのバランスで成り立ちます。さらに演奏家の持つカリスマ性なども加わります。 プロとしてCDをリリースし、演奏会を開き、名誉と収入を得ている人たちはすべからく「一流」です。彼らを「上手いか下手か」という枠組みで比較するのは、やはり無理があるのでは、と私は思います。 村治VSジョンVSイエペスって、結局は聴き手の好みや趣味、そのときの心の状態、そのときの体調etc…に左右されてしまうと思います。 努力と天性によって良い演奏を提供してくれる一流の演奏家の皆様に感謝しつつ、「あの演奏家はスゴイ!」「あの演奏はきらいだなぁ~」「オレならあ~ゆ~風には弾かないなァ~」なんて思いを馳せるのは楽しいことです。音楽を楽しみましょう!
お礼
どうもありがとうございました。 「一流」の人たちの間にも、「上手さ」に差はあるものと思っていたほうがいいのか、 みんな同等に「うまい」ので、あとは表現に対しての好みでしか評価できない(するべきではない)のか、根本的なところも疑問でした。 ちなみに、私はイエペスが弾くアルハンブラは速すぎておもしろくないなあと思いました。この場合は、私の「好み」による意見です。
ええ、私もこのことについては気になりますので、良き回答が来ることを願います。 それはそうと、私の思うところを述べれば、私は村治佳織さんは聴いたことがありますが、イエペスは聴いたことがないので、他のソリストで考えて見ました。 例えば、チェリストのジャクリーヌ・デュ・プレ。 彼女は、20歳で、バルビローリと共演したエルガーのチェロ協奏曲を録音し、それは30?40?年経った今でも、名盤として、名を残しています。 ヴァイオリニストのメニューインもシューマンのヴァイオリンコンチェルトを21歳の若さで、バルビローリと録音し、残しています。私にとっては名盤です。一般的にも、名盤に挙げられるようです。 上手いということで、テクニックのことだけを言うのなら、老練のピアニストはミスタッチをしています。歳を取れば、ミスタッチも多くなる人が多いとか。 ミスをしないで弾くという意味なら、老練のピアニストの方が劣るわけですが、そのピアニストが表現しているものを観るとどうか。 テクニックを観るのか、表現しているものを観るのかで違うと思います。 コンクールの審査員なら比べなければならないでしょうが、私はそういう立場にはありませんの、自分の気に入ったものを聴けるというわけです。 私はイエペスを聴いたことがありませんので、村治佳織がイエペスと比べて、どれくらいの表現力の持ち主かは知りません。しかし、村治佳織の演奏であろうが、イエペスの演奏であろうが、どちらを聴くかは個人の自由に委ねられています。 と、これは回答になっていませんね。要は、どちらがうまいか。ということですね。しかし、これは、ミスが少ないだとか、超絶技巧だとか、そういったテクニックのことを指すのか、それとも、音楽として、それが表現しているものに受ける感銘を含めて上手いと言っているのかが分からないのです。表現しているものを言うのなら、それは好みでしょう。もちろん表現力の豊かさというものはあるでしょうけど。 というわけで回答にはなっていませんが、テクニック、表現しているもの。それら以外にもあるかもしれませんが、単に、テクニックがあるという意味で、巧いというのではなく、老練のピアニストがミスタッチがあり、テクニック的には若手に劣るとしても、そこから受ける感動が若手のそれより、大きなものであれば、技巧的に巧いということだけが問題では無いと思います。 ええ、村治佳織のテクニックがどれほどのものか。そうしたことはあまり気にならなくなりましたね。これを書いていて。 これは私事ですが、#2さんの回答である程度満足していた私ですが、これを書いていて、あらかた、自分なりに納得する答えが出ました。
お礼
貴重な意見を書いていただいてありがとうございました。 私の最初の質問にある「上手さ」は、表現力も含めたことではなくて、ギターという楽器を弾く上でのテクニックのことでした。たとえば、すごく速い曲を弾く間でも、1つ1つの音がどれだけ正確に出せているか、といったようなことです。ギターは左手の弦を押さえる指がわずかにずれても、右手がはじく位置がずれても、右の指が弦に当たる角度が変わっても音色が変わるようです。 全体としてすばらしい演奏の中に、少々かすれた音が1個2個あるくらいでは、その音がその演奏家なりの表現なのか、不十分な音だったのか私には判断できません。 aqua565のおっしゃるように、私も普段は全体の表現に対してどう感じるかを重要にしていて、1つ1つの音符にこだわったことはありません。普段こだわらないできたからこそ、今回あえてこのような質問(というか疑問)が生じました。プロの方々でも、コンクールの審査員の方が聞くと差があるものなのでしょうか。 音楽を批判的(批評的)に聴いてみようと思ったのは今回が初めてなので、いろいろな人の意見が聞きたいと思いました。
- umibouzu64
- ベストアンサー率23% (127/533)
最近は、J-クラシックなどと銘打って、日本人演奏家が多数紹介されるようになり、日本人演奏家への偏見も少なくなってきつつあります。が、未だに「お国もの」にこだわったり、理由もなくイメージだけで外国人の演奏を上位に持ってくる人が絶えません。 まあ、村治さんもまだお若いので、イエペスなどと比べたら「青臭い」と言われても仕方ないのかもしれませんが、私は十二分に傾聴に値する演奏と思いますが。 そもそも、演奏家を並べて比較させるというのは、クラシックファンが茶飲み話でよくやるもので、ランキングを付けたりするのも、個人的には好きです。しかし、♯1さんが言われるように、個人の好みに左右されるものなので、ここで質問するほどのことはないんじゃありませんか?要は、村治さんの演奏から何を感じ取るかが大切なのであって、イエペスと比べることには、大した意義は感じません。 何でしたら、演奏家の名を伏せて、演奏家当てクイズでもしてみたらいかがでしょう?いかに聴き手が演奏の事を分かっているようで分かっていないことが分かることでしょう。「上手い、下手」などと考えるのは、結構いい加減なものです。
お礼
ありがとうございました。主観的な意見でよいので、この場で質問していろいろな人の感想を聞いてみたいと思いました。 たとえば村治さんとイエペスでは弾く曲も違うので、簡単に比べることはできないのですが。 耳が肥えている方々が聞いて差を感じるのだろうか、というのは私の素朴な疑問でした。
- palmmy
- ベストアンサー率38% (841/2169)
>私の偏見でしょうか? 好みではないでしょうか?
補足
どうもありがとうございました。 専門的な方が聞いても、技術的な差はないと思っていいのですね。1つ1つの音色など・・・
お礼
技巧について、差を見ることは不可能かな・・・と思っていた中、具体的で貴重な回答と思いました。 どうもありがとうございました。 わたしは、村治さんの演奏は、まだテレビでの中継とCDでしか聴いたことがありませんので、残念です。