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「富士のSilvi135」と「キャノンオートボーイN150」で迷っています。
コンパクトカメラの購入で迷っています。 昨年自分用にミノルタα7を購入し満足していたのですが、 子供に使わせると、「重くて難しすぎて」と言われ不評です。 そこで子供専用としてコンパクトカメラを購入しようと 思っているのですが、 「富士のSilvi135」と「キャノンオートボーイN150」が そこそこの値段で性能も良いと聞きました。 撮影する物はスナップや旅行の際の記念写真等になります。 また主人がこれまたよく手ぶれをおこす「ピンポケ名人」 ですので、その主人でも使えることの出来るのはどちらでしょう。 比較等された方がおられましたら、お教えください。
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仕様表などを比較してみましたが、似たような機種でどっちもどっちですね。 この価格帯では、他社を大きく引き離すような機能を盛り込むこと自体が、 難しいことのように思います。 自称「ピンぼけ名人」とのことですが(笑)、 じつはよく「ピンぼけ」と言われる写真にも、原因によっていくつか種類がありまして、 ・(1)ピンぼけ ・(2)手ぶれ ・(3)被写体ブレ の3つに大別されます。 これらのいわゆる「失敗写真」は、カメラの機能もですが、 ちょっと撮り方を工夫することで、改善したり、防ぐことができます。 (1)のピンぼけですが、 これはレンズのピントが、被写体にあっていなかった(背景など、別のものに合ってしまった)ことをいいます。 写したいもの(被写体)が画面の真ん中になかった場合などによく起こります。 これを防ぐにはまずオートフォーカス(AF)性能のよいカメラを選ぶことです。 これに関しては、キヤノンの機種のほうが「3点測距」といって、ちょっといい機能を搭載しています。 画面の中心ではなく、端っこに人物がいるような構図でも、 ピントが背景ではなく人物に合うように出来るというものです。 ただ、カタログの記事を鵜呑みには出来ないので、参考程度に。 また、テクニックでカバーする方法もあります。 「フォーカスロック」という基本的な撮影方法です。 まずピントを合わせたいもの(人物など)をファインダーの中央に持ってきます。 そして、シャッターを押し込まないように軽い力で押します。(「半押し」といいます。) すると、シャッターは切れないでピントだけを合わせてくれます。 このとき、ピントが合ったことを「ピピッ」という音で知らせてくれる機種が多いです。 そして、半押し状態のままカメラの向きを変えて、構図を決めます。 構図が決まったら、シャッターを奥まで押し込みます。(「全押し」と言います。) 全押しすると、シャッターが切れます。 こうすることで、端っこにいる被写体にもピントがあった写真が撮れます。 半押しは慣れるまでコツがいるかもしれませんが、 最近のカメラでは基本テクニックですので、是非トライしてみて下さい。 (2)の「手ぶれ」ですが、 これはシャッターを押す瞬間に、カメラを支える手が動いてしまったことに原因があります。 室内や夕暮れ時など、やや暗い場所で撮影すると発生しやすくなります。 暗い場所では、光の量が不足するため、 そのままでは真っ暗な写真が出来上がってしまいます(「露出不足」と言います)。 そこでカメラは、出来るだけ多く光を取り込むために、長い時間シャッターを開いておこうとします。 これを専門的には「シャッター速度が遅くなる」と言います。 シャッターが遅くなと、シャッターボタンを押してから、シャッターが切れ終わるまでの時間が長くなります。 このシャッターが開いている間、カメラを支えている手が少しでもぶれてしまうと、像がぶれてしまいます。 これが「手ぶれ」の原理です。 これを防ぐには、まず光の量を多くすることです。 出来るだけ日の当たる屋外で撮影したり、ストロボを効果的に使用したりするのが基本です。 また、高感度フィルム(400とか800と書いてあるもの)を使用することでも、 ある程度シャッター速度を速くすることが出来ます。 そして、テクニック的には、両腕の脇を締めて、 カメラがぶれないように、しっかりと両手で固定するように持つこと。 シャッターを押すときにカメラが動かないように意識してシャッターを押すことです。 また、可能であれば「三脚」を使用することも大変効果的です。 スナップ写真では難しいかもしれませんが、夜景などをとる場合は非常に有効です。 コンパクトカメラ用のミニ三脚なら、1000円前後で売られていますので、 持っておくとセルフタイマー撮影などにも使えて便利です。 (3)の被写体ブレですが、 これもシャッターが遅くなる、暗いシチュエーションで発生しやすくなります。 (2)の手ぶれとよく似ていますが、一番の違いは 「手ぶれ」が撮影者(カメラ)がブレることが原因であるのに対して、 「被写体ブレ」はシャッターが開いている瞬間に「被写体」が動くことが原因です。 顔ははっきり写っているのに、手だけ残像のようにぶれている写真は、被写体ブレの典型です。 とくに夕暮れ時や、夜景をバックに、と言った状況では、 ちょっと被写体が動いただけでも被写体ブレを起こします。 ですので、これを防ぐには、写される側の人(被写体)に、 「ちょっとの間動かないでね」と声をかけて撮影することです。 かといって赤ん坊や子供、車などの動いている被写体については、 動きを止めようがありませんので、(2)で書いたような高感度フィルムを使うのが効果的です。 これが本格的な「一眼レフタイプ」などの大型のカメラならば、 レンズを明るい(光を集めやすい)ものに交換するなど、 シャッター速度を色々な方法で速くできるので、暗い場所での撮影などで有利なのですが、 コンパクトカメラではどうしてもシャッターが遅くなりがちです。 ですから上に書いたような方法で、 カメラをしっかりと支え、動かないようにしてシャッターを切るよう、心がけて下さい。 たったそれだけで、ボケ・ブレの写真は劇的に減ると思いますよ。 以上、長文で読みづらかったかもしれませんが、是非トライしてみて下さいね! 解決したら、またここで教えて下さい。 また、分からない点があったら、補足欄などで書き足して下さいね。
お礼
早速のご返答、ありがとうございます。 >仕様表などを比較してみましたが わざわざすみません。まず手ごろな価格で、コンパクトカメラでは 評判の良い「富士」と「キャノン」で機種を絞ってみたのです。 また詳しい解説もありがとうございます。 主人は多分「手ぶれ名人」に該当するものと思われます。 そういえば、両腕を「ハの字」にして撮っています。ひどい時には「ーー」になってます。 私のα7でとったらボケているのとピントが合っているのと まちまちです。子供の方がその点上手です。 主人が帰ってきましたら早速読ませます。 ありがとうございました。