こんばんは。
噛むと記載されておりますが、本当の攻撃ではない様に思えます。噛んだ事すべてが攻撃の姿勢だと受け取るのは間違いです。
人の場合もその様な事が有りますが、攻撃と言う事はそんなに簡単な行為ではありません。犬の場合は、判り難いとしても何らかの前もったサインを出してからしか攻撃態勢に入りません。
記載道理ですと、バリカンを不用意にお使いの様ですが、この事で噛んできたのであれば、この攻撃は、攻撃ではないと考えられます。確かに行過ぎた反応ですが、犬にしてみればもっともな行為です。今後の使用は、お止めに為った方が宜しいかと思います。
噛み癖と言える状態ではない様なので今のうちに解決した方が良いと考えます。
その為には、服従訓練や躾のやり直しが必要です。
記載内容だけを取りましても、主従関係の形勢が不完全な様です。
大型犬の場合は、飼い主の制止が効かないようでしたら、処分対象になります。これは、アメリカなどの場合は、かなり厳格に実施されます。
まず、ご存知の事と思いますが、座れからのやり直しが必要です。座れの命令を出して直ぐに座るようになるまでにしなければいけません。他の事も同様です。
散歩などは、自由な運動を中止する必要があります。
事故が起きてからでは遅いからです。
何よりも要求される事は、飼い主の理解と勇気です。愛犬が、本当に噛み癖の有る犬になってしまってからでは遅いのです。矯正は、不可能に近いと診断される事と思います。この様な事に成ってしまってからでは取り返しがつきません。
この犬の場合は、叱ると言っても体罰を取り入れる事は出来ません。体罰を取り入れるのであれば、犬に殺される覚悟が必要です。そこまでしないと急には矯正できません。
この様な事は、通常素人には無理です。
トレーナーに依頼する事も出来ますが、余程の経験と実力を有した人で無い限りは、表面的な矯正は出来ても本当の矯正は出来ないと思います。
亦、矯正できたとしても飼い主が変わらなければ本当の意味で助ける事など出来ません。
私の場合は、服従訓練と躾と信頼関係の最後の難関として、訳もわからず追いこむ事があります。これは、どのような事を想定しても他の物を噛む事が無い様にするためです。極限まで追いこむと並の信頼関係(犬からすると主人であると言う確固とした認識)が存在しなければ、必ず反撃してきます。これが普通です。この時に本当の事を教えてやる事が出来ます。正に命がけとも言える事がありました。
この段階まで必ず躾と訓練を入れます。(大きさに関係無く)
このような事までとお考えでしょうが、犬は、肉食の猛獣なのです。この認識を忘れて、人の勝手なイメージでの可愛がり方は、犬の将来を曲げてしまいます。愛情を注ぐときには惜しみなく、例え噛まれるような事になっても将来を見据えた行動を取ってやる事が一番だと思います。
この様な事をいきなり出来る事ではないですし、その必要も無いと思います。今は、とにかく最初からやり直す事だと思います。
専門の方の力が必要だとお考えであれば、お願いした方が良いでしょう。しかし、矯正しなければいけないのは、飼い主である貴方も同じです。いや寧ろ判断力を持っている貴方の方が大事です。
この様に厳しく書きましたが、事の重大さを考えるとこの様に書く意外に無いのです。かなり自尊心や基本的な概念を傷つけた事でしょうが、お宅のワンちゃんの将来を考えると書かずには居られませんでした。失礼は重々お詫び申し上げますが、どうか将来を考えてください。