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予備校、塾への就職状況
外国語大学の3回生の知人がいます。 本人は、塾の講師になりたいと思っています。 いずれは、大学院に行きたいと言うのですが、学費を貯めてから考えるとのことです。 教職関係に進みたい理由もはっきりしており、決心もかたいです。熱心で、まじめ、誠実で信頼できる人柄です。 専攻は英語ですが、すごくできるというわけではありません。TOIECやっと550くらいで、教職免許をとるのにその大学で義務頭けられている600点に届いていません。発音もまだまだで、リーディングスピードも遅い。 このような状況での、塾関係就職の可能性はどんなものでしょう。 塾講師の入社試験はどのようなものなのでしょうか。 ご意見、経験お聞かせください。よろしくお願いします。
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現在地方の塾で、担当教科は中学国語、高校・予備校の古典を担当。 そして、入社試験作成に携わっております。 まずTOIECが500点では、 予備校や高校の授業はできないと思います。 私の所属している塾に在籍する英語教師は最低でも780点を持っています(入社1年目の先生を基準にしています)。 中には語学系の資格を持たないで英語教師をしている方も中にはいらっしゃいますが、はっきり言って生徒には人気がありません(授業に関しては)。 もちろん、点数がないから×という訳ではなく、入社してからの頑張り次第では良くも悪くもなれると思います。 しかし、「教職免許を取りたい」と思いながら、なぜ基準点である600点に到達できていないのでしょうか? 本当に取得したいと考えるのであれば、取れて当然のはずだと思います。 努力したにも関わらず……というのはある意味言い訳にしかならないと思います。 なぜなら、生徒を前にしたとき、入試を考えるとどうなるでしょうか? 点数が足りない=不合格 ですよね? そして、正社員として塾業界に入ると、 まず自分自身の勉強はできないと思ってください。 ここで言う「自分自身の勉強」とは専門科目以外の勉強(資格取得の勉強など)をさします。 基本的に塾は夜が主体になってくるので、帰るのが早くて午後11時です。 入試前後になると夜中の2、3時まで会議をすることも少なくありませんし、 特別講習(夏期や冬期)では配属校舎によっては13時間拘束されることもあります(実際に授業している時間=労働時間は8時間ですが)。 なので、本気で大学院に行くために頑張りたいのであれば、生半可な努力では意味がないといってもいいくらいだと思います。 私の職場の先輩でも、院や留学する夢を諦められずにいるようですが、自分自身の勉強がおぼつかずにいまだに塾で講師をしています(入社10年目の先輩です。因みに私は入社4年目です)。 >このような状況での、塾関係就職の可能性はどんなものでしょう。 就職はできると思いますよ。 試験に通ればですが……。 ただ、苦労はすると思います。 >塾講師の入社試験はどのようなものなのでしょうか。 基本的に筆記では『専門科目』と『一般教養』で行われる場合が多いです。 『専門科目』ではセンターレベルと考えておけば大丈夫です。 塾によっては、センターレベルの中に、1問ほど難関大学の類問を紛れ込ませる所もあるようです。 そして、筆記で合格すれば模擬授業です。 模擬授業の内容は、指定されることが殆どですが、 前もって課題内容を渡される場合と、その場で渡されて10分~15分後に模擬授業! という2パターンがあります。 これができなければもちろん不合格です。 ここまではどこの塾でも行っていることですが、 後は塾次第です。 集団ディスカッションする塾もありますし、 即、最終面接という場合もあります。 かなり厳しい意見を連ねてしまいましたが、 これはあくまでも一つの意見として聞いてくださればと思います。
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- flowermaze
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小学生~中学生の通う塾(県内6教室)で正社員として英語・社会を教えていた者です。就職活動は2000年春でした。 塾とひと口に言っても、補習塾、中学受験塾、高校受験塾、大学受験塾(予備校)などあり、それぞれ求められる資質は異なります。 予備校の講師ですと、おそらく教科の高度な専門知識が求められるでしょう。(私はこちらは志望しなかったので推測ですが) 小中学生を対象とした塾に社員として就職する場合は、教科の知識よりもむしろ管理能力やコミュニケーション能力が求められます。塾によっては1教室に社員は1・2名、教科を教えるのはほとんどが大学生や非常勤講師であり、社員は生徒や講師の管理やイベントの運営、生徒募集活動が主な仕事、という体制のところもあります。 入社試験では高校受験レベルの学力試験を課されたところもありましたが、たいていはSPIと面接です。模擬授業がある場合もあります。 ここからは余談ですが…… 学習塾は教育機関ではなく民間企業ですので、企業としての目的は「生徒を獲得する」「合格させる・成績を上げる」ことです。学習塾のビジネスとしての側面を受け入れられない人には、理想とのギャップから多大なストレスのかかる仕事でもあります。 余計なお世話かもしれませんが、真面目で誠実な人柄ということですので、そのあたりが他人ながら少々心配です。
お礼
ご親切なアドバイスと情報をありがとうございました。実情が少しわかったような気がします。
お礼
くわしいお話をありがとうございました。 私も英語の教員を目指すには、実力がなさすぎると思っています。 本人には現実を伝え、よく考えて将来を決め努力するようにアドバイスすることにします。 とても参考になりました。