その車種のウインド形状を知りませんので何とも申し上げられませんが、市販の型紙というやつを1度だけ購入したことがありますが、かなり不正確なものでした
リアウインドの重ね貼りには使えません
サイドウインドであれば特に型取りの必要性は感じませんのでリアウインドと仮定して私のやりかたをお答えします。
まず、自分で正確な型紙を作ります
用意するものは、ウインドより広い紙(広用紙、グラフ紙など)
スプレーのり(弱接着、貼り直しができるタイプとかいてあるもの)
紙をウインドよりもかなり余裕のある広さにざっと切ります
切った紙を床に置いて、立った位置からスプレーのりを薄くふりかけます
これで、この紙は接着力の弱い粘着紙になっています
粘着紙となった紙をウインドの内側から貼り付けます
熱線の上から鉛筆などでなぞると正確に熱線の形状を写し取ることができます
この紙をウインドからはがして、フィルムの車内側に貼り付けます
紙といっしょにフィルムを切り取ると、正確に型取りしたフィルムができます
切り取るときは、はさみではなく金属スケールを当ててカッターナイフを使います
曲線はきめ細かく多角形にするとうまくいきます
注意しなくてはいけないのは、粘着スプレーを使いますので、「ねばねば」が残りやすいことです。丁寧にふきあげてから作業をします
「ねばねば」が強すぎると思ったら、ガラスに貼り付ける前にいったんタオルに貼り付けると細かい繊維のくずが接着面に付着してねばねばが弱くなります
もっと仕上がりを良くしたいというのであれば、ざっと型取りしたフィルムをてきとうに貼り付けます
熱線に合わせてカッターで切り取ります
切り取るときには、手のひらサイズくらいのトタン板などを定規にしてカットしますと曲面でもフィットします。
(この場合は熱線やガラスにキズを入れないように注意する必要があります)
これに貼り重ねる方の形状はそれほど神経質に必要はありませんので5ミリほど重ねて貼り付けます。
今度は、今重ね貼りしたフィルムの上端を熱線に合わせて正確に切り取ります・・・
この繰り返しです
ハッチバックやワンボックスのようにリアが開閉する車種では貼り付けた後で熱線に合わせてカットできますが、(この方が仕上がりがいいです)
ハッチバックでない車やリアウインドの傾斜がきつい車の場合は型取りとカットを正確にする以外、きれいに貼る方法はありません
ガラスの曲面がゆるやかであれば、1枚貼りも可能ですが、これは熟練を必要とします
保護フィルムがついたままの状態でガラスの外側から水で仮止めします
このフィルムを工業用ドライヤで暖めてガラスの形状にフィットさせます
「ちぢめ」という工程です
この後、冷やしてからはがし、形状をくずさないように注意して内側からはりつければ継ぎ目のない1枚貼りが可能です
(1度挑戦しましたが、家庭用ドライヤでは風量が多すぎ、熱量不足でだめでした)
でも、今の季節はフィルム貼りはむずかしいです
温度が低めで湿度が高い日だとうまくいきます
ガラスを触って冷たいと感じるくらいの季節がgooです
お礼
丁寧な説明どうもありがとうございました。市販の型紙はあまり役には立たないんですね。もう一度、気温の低い日にでも型を取って張りなおしてみようと思います。本当にありがとうございました。