ヨーロッパの車は基本的にコストをかけるところが違うという事です。
アンテナは電動のものでなくとも電波は拾えますし、よほど受信が悪くなければ我々日本人のように文句を言う人はいません。また、向こうではFMが中心なのも理由の一つでしょう。
例に上げると輸入車のクレームでラジオの受信状態のクレーム(特にAMの受信)があった場合、あまり多い場合はメーカーから技術者が来ますが、状態を確認して「ハ~何故これで問題あるの?」と大抵言います。でも日本の顧客はそれじゃ収まらないから苦労します。あちらでは聞こえればそれでいいのです。
ではどこにお金をかけるかというと、やはりボディやブレーキでしょう。
アンテナをルーフにつけるのはボディの中で一番高い場所なので、よく受信できるからではないでしょうか。あと、最近の高級輸入車もガラスにアンテナを埋め込んだ車が多くなってきましたが、やはり受信はあまりよくありません。ちなみに高級車で日本仕様には付いていなくても、本国仕様は付いているものも多いようです。この場合自動車電話用ですが。
メルセデスなどは日本で発売する半年前から東京タワー(都内なのに意外と人けがあまり無く、電波状態がとても悪いため)の下でテストしていますよ。