No.1さんも書かれていますが,昔からなぜか「官報の本紙は32ページ」と決まっていまして,それを越えたときは(たいてい越えていますが)号外が作られます。
定価も,1部売りの場合は,本紙が32ページで136円ですので,号外も32ページあたり136円と,まるでお茶の量り売りのような値段設定になっています。
その結果,地価公示の載っている官報号外(4000円ぐらいする)を1部買うより,それを含めた3月分を丸ごと定期購読するほうが安かったりします(送料込みで月極め3596円)。
No.2の回答は違うのではないでしょうか。
No.2に書かれている参考URLのページを見ても,「本紙は毎日発行されており、号外は随時発行されております。」と書かれてはいますが,「本紙に間に合わなかった分が号外」とはどこにも書かれていません。
実際,本紙を締め切った後,時間に追われてあわてて号外を編集しているわけではないと思います。
発行日の大体1週間前には,この日には本紙に何を載せて,号外には何を載せるか,とか,そもそもこの日は号外を1つで済ませるか2つ出すか,それとも3つ出すか(たまにそういうこともあります),といった予定がおおまかに決まっています。(かつては「今週の官報の掲載予定」としてメールで配信されていたこともあります)
また,
「重大な事象を号外として編集しているわけではないのです。」
とありますが,実際はそうではなく,重大な事項はたいてい号外の方に載ります。
特に,法律の公布はほとんどが号外の方に載っていますし,国土交通省の地価公示や,文部科学省の学習指導要領など,分量の多いものは必ず号外です。(途中まで本紙に載せて「以下号外に続く」というわけにはいきませんので。)
号外のページ数は,たいてい32の倍数になるように調整されますが,特に重大事項がある場合は,この制約にとらわれません。
たとえば,昭和天皇が亡くなったことを知らせる官報号外や,新しい元号が平成になったことを伝える官報号外は,いずれも1ページの片面印刷でした。(それでも値段は32ページ分と同じです。)
これらは「号外特」と呼ばれます。昭和天皇の死去は昭和64年号外特1号,平成は同じく号外特2号として発行されました。
お礼
ありがとうございます
補足
しかし、「本紙は32頁」ということにこだわる意義が何かあるのですかね? 号外の方がずっとぶ厚いときもあるし。 一日分を1冊1号にした方がよほどすっきりしてスマートだと思うのですけど。