残業0時間に向けて、どのような工夫をされていますか?
某自動車部品メーカーで技術部に所属する者です。
今回の経済危機により、ここ数ヶ月会社から残業時間を0時間にするよう通達を受けています。しかしながら、知的労働に従事する人達は、開発、解析、企画、研修、会議、営業、特許調査、部下管理と実に多彩な業務を遂行しなければなりません。会社が劣悪な条件下にあることは理解できますが、何の方策も無しに残業0は理不尽な気がします。
特に日本人には”サービス残業”というものがあり、労働時間が長いことが美徳とされる傾向がありました。その為、仕事の能率を上げるための工夫が足りなかったと思います。
みなさん、仕事能率UPの為、どのような工夫をされていますか。
同じような境遇で知的労働に従事してる方々(技術、営業、品証等)からの回答をお待ちしております。
間接部門は何かを探すということに時間をかけすぎる短所があると思いますので、その”探す時間”を削減することに注視し、個々が仕事に集中できる環境を作り出せる案を参考までに下記に述べます。
問題点⇒解決策⇒メリットの順に書いています。
(1)客先/社内レポートの在り処が明確でない。
⇒個々がきちんと登録Noを取得し、共通サーバーに保存する。そして客先/社内レポートを個人持ちにしない。 ⇒レポートを”探す時間”を削減することが出来る。短時間で、より多くの知識を身に付けることができる。
(2)在籍の明確化。フレックス制度(我社は16:00~出社でOK)や休憩時間の取得が自由すぎて、帰宅したのか、休憩に行ったのかがわからない。その為、指示待ちや承認待ちが発生する。
⇒共通サーバーに在籍表を作成し、そこに明示する。ホワイトボードだと、面倒で逐一明示しない恐れがある。会議、実験室、帰宅、有休、出張。また、仕事をしに行く時は明示するが、仕事をしに行かない時は明示しない恐れがある。 ⇒人を”探す時間”を削減することが出来る。
(3)会議が多い。若しくは会議時間がやたらと長い。・議題についての説明無しで、とりあえず会議に出席しろというような指示を受けたり、出したりしていないだろうか。・重要な会議に出席したくないから、つまらない会議に出席していないだろうか。・やたらと世間話の多い会議はないでしょうか。・会議内容を理解していない人の為に、結構長い説明時間を要することはないでしょうか。 ⇒会議出席者全員が会議内容を理解し、資料等を持込めば、正味の会議時間は短くなるのではないでしょうか。 ⇒会議をなくす。若しくは会議時間を短縮できる。
(4)マニュアルが少ない。 ・ノウハウを個々が持ちすぎる。プロジェクト毎や各担当者により、計算方法が異なる。・単純作業ほど意外とマニュアルがなかったりする。 ⇒マニュアルを作成する。装置の使い方を示したものだけがマニュアルではない。考え方を記したものも立派なマニュアルである。DFMEA、DVPR等。・単純作業を記したマニュアルも必要。 ⇒知っている人を”探す時間”を削減することが出来る。また、誰もが出来る単純作業は作業者にやってもらうべきである。スピードが速く、なおかつ正確であるから。
(5)英語能力の欠落 ・英文のメールや資料作成にやたらと時間がかかる。・表現不足から誤解が生じ、自分や相手のやり直しが多くなる。
⇒・英語熟練者からの誤解を受け易い英語表現のレクチャー。・頻度の高い専門用語を共通サーバーへ登録する。 ⇒英語の表現方法や英単語を”探す時間”を削減できる。
(6)机やファイル棚、部品保管棚が整理/整頓されていないので、必要な物や資料を探すのに時間がかかる。 ⇒上司、一般社員全員でファイル棚、保管棚を片付ける。一般社員だけだと時間が掛かる。効率の悪い片付け方法なら、その場でやり直し。 ⇒物や資料を”探す時間”を削減できる。
↓(最終的なゴール)
・出来るだけ相談無しで、自分一人の力で仕事を進めることが出来るようにする。・教える時間/教えられる時間の削減により、個々が自分の仕事に集中することが出来る環境を作り出すようにする。資料作成等で集中している時に、ちょっとした雑務や相談、依頼で仕事時間を割かれるとモチベーションは下がる。(上司からや、部下から)
お礼
早速有難うございました。