私はアメリカの大学に留学していましたが、アメリカでの生活になんとなく飽きて帰国しました。現在30歳(女)です。
私のルームメートAは同い年の韓国人ですが、仕事をしたあと22でアメリカに渡って大学に入り(私は私の最後の1年を、彼女にとっては最初の1年を一緒に過ごした)そのまま就職して残り、仕事を見つけて現在では部下を数人持って働いています。お給料も良いようです。
もう1人、日本人の友人Bは日本で数年働いたあと、確か28で渡米し、給料は安いながらもビザが出そうということで、現在の仕事をしています。
日本に帰国した私は、すでに7年にもなるのですがA,Bとも毎日のようにやりとりをしていて、ぼんやりとした「海外での生活」に対する憧れみたいなものがあり、殆ど毎年Aのもとに渡米しては擬似生活をしていました。
先月ですが、(いつもルームメートAのところに滞在していたのですが)はじめて日本人Bを訪ねる機会ができました。
結論として、今回友人ABを訪ねてから、私のアメリカでの生活熱はスッパリなくなってしまいました。
海外で給料もよく、昇進している友人Aは、仕事の面では成功していますが、韓国に帰りたい気持ち半分だそうです(半分、とは言うもののかなり帰国に気持ちが向いてると思う)。理由は、外国人として交流を深めることができる人間が限られていること。これは私も同じ場所に留学していたので共感しますが、アメリカ人は考え方も違うし、外国人に対して壁を作らない人の方が少ないです。オージーはわかりませんが…
庶務を続けている日本人のBは、「海外で生活する」という夢は達成して、現在非常に幸せだといいます。日本に戻って仕事をする気には全くならない、とのこと。現在の不満は給料面ですが、仕事が忙しくなるのはイヤだそうです。彼女は海外生活を満喫するために渡ってるわけですから、仕事の後のアフターファイブと週末を楽しんでいたい、だから責任ある仕事を与えられて残業なんかが増えてしまうと迷惑だ、とのことでした。
また、二人とも(違う州ですが)治安に関しては気を遣っています。ずっと暮らしていればなんてことないのですが、悪化している治安、馴染みの町でも危険な区域が増えていることがわかり、私はほとほと疲れてしまいました。
日本人の友人もぬるま湯につかっており、幸せだ、満足だ、とは言ってましたが、それは私が求めるものではないとはっきりわかりました。
今回の渡米前まで、ここ4年間くらいでしょうか?皆に給料もいいし聞こえもいいし、とうらやましがられていた反面、「いや、そんなことはない、確かに人間関係も給与もいいけど(何かが足りない)」とネガティブに捕らえていた私ですが、帰ってきてから、自分の恵まれた状況に感謝するようになりました。
09 figureさんもこのご時世にとても恵まれすぎている環境にいるのであれば、私は具体的にやりたいことが見えない限りは、今の職を離さないまま、休みをとってオーストラリアに行って見るなり、調査をしっかりしてみたらいいかと思います。実は私もsaorinchanさんの言う本、持ってますが、実際に今回の訪問をするまでは、現実味を帯びない海外への憧れしかありませんでした…
百聞は一見にしかず、とは言いますが、職を手放してみてから後悔するよりは、限りなく現実に近いシミュレーションを重ねてから結論を出せばいいと思います。長期休暇をとってアパートを借りてみる、あちらで求人広告を見たり物価を見て、生活がどのようなものになるか体感してみるなど…
ところで私が昔、主人に海外に住みたい旨を話したところ、以下のように言われました。
「今の生活と海外の生活、何が違うの?」
そういわれると、仕事して、ジムに通って、料理を作って、週末にはちょっとドライブや買い物して…
場所こそ違えど、生活する限りはほとんど同じなんですよね、することって。
そういうわけで、夢が海外で~したい、というものでなければ、私みたいに飽きて帰ってきてしまうかもしれませんよ。
お礼
回答ありがとうございます。 shinkan1000さんの鋭い答えにドキっとしました。。 まさにそのとおりです。答えは見えているんです。 漠然とした不安につぶされそうになってまたスタートラインに戻る、 その繰り返しでした。 でも後悔はしたくない。だから前に進みます。 ありがとうございました。