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薬科大学大学院について
僕は私立薬科大学の4年生です。医療薬学という分野の修士課程に入学が決まっています。主に病院で働く薬剤師育成の大学院です。しかし、実際に入学するべきかまた社会にでて働くべきか迷っています。そもそも、進学を希望した理由は薬学部が今後卒業してくる6年制卒の薬剤師に負けないよう4年間で学んだこと以上の力をつけたいと思ったためです。また、4年の今になって薬剤師の公務員として働きたいと思うようになったため大学院に通いながら公務員試験を受けようかと考えていました。しかし、6年制に負けないためには早く社会に出て現場で力をつけた方が良いという意見もありますし、公務員になりたければ働きながら試験を受ける事も可能ではあります。しかし、僕の友人は実際社会に出て働いてしまうと勉強する時間なくなるし、2次試験の面接で難しい(新卒に比べて不利という意味で)のではと言っていました・・・。6年制卒の薬剤師に負けないくらいの力をつけるには、早く現場に出て働くべきでしょうか?また、公務員になるには働きながらは難しいのでしょうか?参考にしたいので、どなたかアドバイス頂けませんか?
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- medical_noritake
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すみません僕もちょっとだけ…。自分の話ばかりですみません。 薬剤師の役割りなんですが、僕が実習に行った病院の医者はめっぽう薬に詳しかった(汗)。大学では医者は薬を知らないと言われますが、実はそれも医者によりけりなんですね。TDMもソフトを使って計算してました。 僕は薬剤師の役割りは、「薬のリスクマネージメント」であると考えています。リスクマネージメントというと調剤過誤防止の時に良く使われる言葉ですが、僕は「薬の副作用防止」という意味で使っています。 調剤薬局であれ、病院であれ、患者の容態の変化が薬のものであるかどうかをいち早く発見する。これは薬剤師にしかできない一番の仕事であり、そうあるべきだと考えます。 例えばスタチン系を投与した患者と話している時下半身のだるさを訴えていることに気がつけば横紋筋融解症を未然に防げますね。 しかし僕が病院に入ってこのことを主張したところで、誰も聞いてくれないでしょう。僕には話術もありませんし、結局調剤マシン扱いされて終わるでしょう。 だから僕は医者になることにしました。 >薬剤師としての存在を変えることができる人材が今の薬剤師界に求められている という言葉は衝撃的でしたが、薬剤師の役割りを知っている”薬剤師”より、薬剤師の役割りを知っている”医者”が今の医療に必要ではないかと僕は思うのです。それが自分が一番医療に貢献できる道だと思っています。 実を言うと薬のリスクマネージメントという言葉は日本薬剤師会前会長、佐谷圭一先生に教わった言葉なのでパクリです。 薬学部は、6年制にするより医学部薬学科にした方がよかったのではないかと思ってます。 …というわけでyutaka20さん、fujishiroさん、お互い頑張りましょう!!(←これが言いたかった)
- fujishiro
- ベストアンサー率28% (162/574)
ちょっとだけ。 medical_noritakeさんの、 >薬科大学ははっきり言って大学側の視野が狭いです。「薬剤師が」「薬剤師が」とばかり言って、周りの医療スタッフの姿が見えていない。もちろん学生側は何も知らないし都合の良いことばかり聞かされるわけですけどね。 う~ん、まったくの同意。 ただ、今の薬剤師ができることって結局、たかが知れているんですね。技術も知識も経験もない…。さらにいえば、権利もない。 この現状をどう変えればいいのか。 現場から変えることができるのか、外界からしか変えられないのか、いや、そもそも無理なのか…。 私ははっきり言ってむりだと思います。日本の医療界は所詮は医者界なんです。その巨大な利権を食いつき、国民保険のおいしいところを抑えている以上、改革は無理でしょう。 では、なぜ私が院に行くことを薦めるのか。 それは、結局のところ、職業薬剤師としての知識以上の人間をもった薬剤師が増えなければ薬剤師界の未来は暗いものでしかありえないと感じるからです。薬剤師としてのパイを確保するのではなく、薬剤師としての存在を変えることができる人材が今の薬剤師界に求められているのではないでしょうか。 現場で得られる知識、経験。これは確かに捨てがたいものでしょうが、これをいくら積み重ねても薬剤師としての現状は変えらないのは確実です。 では院ではどうか。その知識でも無理でしょう。ただ、現場で働くよりも可能性はわずかでもあがるのではないでしょうか。 ま、戯言です。大体、一薬剤師がこんなことかんがえてもしゃあないというのは一面の事実です。 失礼しました。
お礼
僕の大学の医療分野の先生も、「職業薬剤師としての知識以上の人間をもった薬剤師が増えなければならないし、薬剤師としての存在を変えることができる人材が今の薬剤師界に求められている」と全く同じ事を言っていました。「それくらいの気持ちで進学を考えなさい、そうでないと中途半端になるよ」とも言っていました。その先生の言葉で大学院進学をもう一度考えるようになった部分もあります。
- medical_noritake
- ベストアンサー率56% (47/83)
薬学部4年です。他の方と全く反対意見の部分もありますが、参考としてお読み下さい。 僕は考えた末臨床系大学院への進学はやめました。 長くなりますが、理由は以下の通りです。 まず、大学院で何を教えているのか。僕の大学院の場合、医者の勉強するような内容+TDMでした。 しかし、チーム医療の中で、医者と同じことを勉強したところで大して医療全体への貢献にはならない、と考えました。 薬剤師にしかできないこと、薬剤師の役割りは何か。僕はずっとこれを考えていますが、処方権の無いこと、幅が広がったとはいえやはり調剤が仕事のメインであることを考えると、大学院は大して意味がないように思いました。 現場で必要になるものは何か、というと、(1)知識(2)技術(3)経験 の3つだと僕は考えています。 大学院でどれを身につけられるのかを考えたのですが、やはり(1)の知識がメインではないでしょうか。ただ、医師が常に患者と接し、患者の命に関わる現場にいる間に、のほほんと調剤している薬剤師はいくら本を読んだところで知識面で敵うはずがない、と思います。 また大学院側は実習を重視していることを主張しますが、実習と現場で働くのではわけが違う。行動に対する責任感が違います。実習はあくまで薬剤師ごっこです。従って大学院ではたいして経験も身につかないと思います。 経験重視でいくのなら就職するべきだと思います。 6年制についてですが、僕は4年制とあまり大差ないと思います。むしろ4年で卒業し2年間現場で働いた方が実力は上でしょう。 そこの大学院に行って、目指す病院が求めるものを身につけられますか?聖マ○アンヌの例ですが、病院としては、賃金面でも実力のない院卒(年上)より実力のある新卒(年下)の方を採用したいという意向があるようです。実力というのはテストの点だけでなく人間的な意味合いもあります。 病院によって求める薬剤師が違うと思うんです。薬剤師も診療科に分けるなんて動きもあるようですが、広く薬を知っているからこそ薬剤師が有用だという意見もあります。 薬科大学ははっきり言って大学側の視野が狭いです。「薬剤師が」「薬剤師が」とばかり言って、周りの医療スタッフの姿が見えていない。もちろん学生側は何も知らないし都合の良いことばかり聞かされるわけですけどね。 大学院はかなり忙しいので、通いながら公務員試験の勉強はほぼ不可能かと思います。 反則技として、研究室の研究生として籍を置いて身分保持という技もありますが…。(先生に相談してください。) とはいえ、大学院は行って決して損はしない、というのは事実ですので、色々考えて見てください。 結論としてはNo.3のfujishiroさんと同じく、公務員になるならドラッグストアが一番だと思います。 以上、参考までに。
お礼
返信有り難うございます。とても勉強になりましたし参考になりました。院への進学はmedical_noritakeさんのご意見も参考にじっくり考えてみたいと思います。ご丁寧に有り難うございました。
- fujishiro
- ベストアンサー率28% (162/574)
私もマスターコースに行くことをお勧めしますよ。 はっきりいって今の薬剤師の仕事は一ヶ月もすれば身に就く仕事がすべてといっても過言ではありません。あなたが6年制に負けないためには一刻も早く実力をつけたほうがいいのではないかという疑問は杞憂です。二年余計に働いたからといって薬剤師としてのスキルには何の影響もありません。 というか、四年で卒業する薬剤師を雇う病院のほとんどは薬剤師免許をもっている人を募集しているだけで、優れた薬剤師をもとめているわけではないということは断言しておきます。そんなところで働いたところで、ルーチンワークが早くなる程度のことです。 ではなぜ今、6年生にしようとしているかといえば、これから、薬剤師の仕事・役割が変わってこう(変えていこう)とするから、それに対応した人材を育てよう、ということなんですね。 院に行けば、おそらくは現場で働くとは別視点の知識と経験が得られると思いますよ。 そして、現場の仕事は必ず一ヶ月で覚えられます。ので、今後、あなたが薬剤師としてのスキルと知識を大事にしたいと思えば思うほど、院に行ったほうがいいです。もちろん、院に行ったところでそれが得られるかどうかは大学院とあなたしだいというのも紛れもない事実です。 公務員になりたいのならば、ドラッグストアに勤めながらというのが一番楽です。定時ですからね。院に行けば、それ相応に勉強しなければならないことも多いので、なかなか公務員試験の勉強時間は取れません。院に行けば夜中まで勉強するのは当然のことですからね。
お礼
返信有り難うございます。薬局で4週間実習した時も、仕事自体は直ぐに慣れるものだなと実感しました。実際服薬指導はしませんでしたが。確かに院にいけば現場で働くのとは違う視点で勉強になるかもしれません。アドバイスとても参考になりました。有り難うございます。
- miisima
- ベストアンサー率37% (228/604)
私は、マスターコースに行くほうを、お勧めします。 6年制の薬剤師が主流になったとき、必ず、あのとき、院にいっときゃよかったと思うことが、あります。 現場の実力なんかは、そのあとからでも、十分つきますよ。 2006年に入学した人たちが、卒業して、6年制の薬剤師が誕生するころ、私などは、もう、上昇思考が残っていない年齢でしょうが、貴方は、まだ、今、大学の4年ですから。 公務員試験に関しては、まず、院にいかれてから考えられても、十分ではないでしょうか。 たかが、学歴。されど、学歴ですから、6年制をそれだけ意識している貴方なら、ぜひ、修士、とってください。
お礼
早速の返信有り難うございます。やはり進学を考えるべきでしょうか。大学の友達の間では、院に行くべきと、早く就職すべきという意見に分かれています。でも、6年制を考えると進学した方が良いかもしれませんね。確かに進学してから公務員を考える事もできますし。現場の方の意見が聞けてとても参考になりました。有り難うございます。
- ats_ats
- ベストアンサー率24% (174/704)
こんばんは、 >6年制卒の薬剤師に負けないくらいの力をつけるには、早く現場に出て働くべきでしょうか? まだ6年生にもなっていないし、当然6年での卒業生もいないんだから想像でしかいえませんよね? 株と一緒です「どの銘柄があがります」なんて断言できるわけないでしょ? 自分で考えて決定してください。
お礼
>薬剤師の役割りを知っている”薬剤師”より、薬剤師の役割りを知っている”医者”が今の医療に必要 というのは素晴らしいご意見ですね。確かにその通りだと思います。薬剤師に出来る事にはやはり限界があるかもしれません。medical_noritakeさんのご意見とても勉強になりました。有り難うございます。僕はまだ進学するべきかハッキリと結論は出ていませんが、お互い頑張りましょう!