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寄付きでの値段の付き方
寄り付き(板寄せ方式)での値段の確定の仕方で教えてください。 つぎのような板の場合、A~Hの投資家はいくらで、どういった経緯で 約定するのでしょうか? 売り A \102 1000株 B \101 3000株 C \100 2000株 D 成行 1000株 買い E \100 1000株 F \99 1000株 G \98 2000株 H 成行 2000株
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(1)成行(2)価格(3)時間 という優先順位で考えればいいです。 ご質問の売り買いをを逆にして優先順に並べ替えると次のようになります。 売り E \100 1000株 F \99 1000株 G \98 2000株 H 成行 2000株 買い D 成行 1000株 A \102 1000株 B \101 3000株 C \100 2000株 この場合、まず成行の相対する数量は無条件で仮に成立するとして、 (1)H1000株とD1000株が成立。価格は後で考えます。 売り E \100 1000株 F \99 1000株 G \98 2000株 H 成行 1000株 買い A \102 1000株 B \101 3000株 C \100 2000株 次にHの残り1000株をぶつける相手を探します。 一番高い買い注文がAの102円ですから、 (2)A102円1000株とH1000株が成立する。価格はさて置きます。 売り E \100 1000株 F \99 1000株 G \98 2000株 買い B \101 3000株 C \100 2000株 次にその他の注文で成立する物を探します。 すると売りは最安98円から100円まで出ていて、買いは102円から100円まであります。 価格優先で考えますと、 (3)買い101円2000株と売り98円2000が成立。価格はさて置きます。 売り E \100 1000株 F \99 1000株 買い B \101 1000株 C \100 2000株 まだ成立しますから、次に価格優先を考えますと、 (4)101円買い1000株と99円1000株が成立。価格はまたもやさて置きます。 売り E \100 1000株 買い C \100 2000株 最後に、残りのやつを考えます。 すると同じ100円の指値で2000株対1000株なので、 (5)買い100円1000株と売り100円1000株が成立。この時点で価格100円が決定。 売り \0 0株 買い C \100 1000株 結果、 ・板寄せ寄り値は100円で決まる。 ・C以外の注文は売りも買いも全て板寄せ決まり値の100円で成立。 ・100円買い指値を出していたCは1000株成立、1000株だけは成立しない。 理屈から言ってこのようになる筈です。 ちなみに板寄せで、 買い 101円1000株 売り 99円1000株 という注文だけあったときに、いくらで成立するのかは、知りません。
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- pastorius
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取引ルールはさすがに何か文書化した規定がある筈だろうと思って調べてみたところ、見つかりました。 東京証券取引所業務規程第三章に、取引ルールが規定されてます。他の取引所でもまあおんなじようなもんだと思います。 第12条(個別競争売買) 4項 前項の場合において、売呼値の合計数量と買呼値の合計数量とが合致する一定の値段が二つ以上あるときの約定値段は、これらの値段のうちに直前の約定値段と同一の値段があるときは、当該値段とし、直前の約定値段と同一の値段がないときは、直前の約定値段に最も近接する値段とする。ただし、当取引所が直前の約定値段を基準とすることが適当でないと認めるときは、当取引所がその都度定める値段とする。 とあります。 買い指し101円、売り指し99円の場合、 (1)原則として99円~101円の間の何れかの値段が直前の約定値段(寄り板の場合は前日引け値)と同一である場合、当該直前の約定値段 (2)上に該当しない場合、99円又は101円の何れか直前の約定値段に近い方の値段 (3)前各条件にかかわらず、取引所が前各条件による約定値段が不適当と判断した場合、取引所が定める値段(この場合も必ず99円~101円の何れかの値段) ということになります。 なお、寄り板は全て単一価格で成立するという前回答の根拠は、同規程第10条(競争売買の原則)第3項の規定によります。 10条3項 売買立会いの初めの約定値段が決定されるまでに行われた全ての呼値(中略)は、それぞれ同時に行われたものとみなす。 http://www.tse.or.jp/guide/rule/index.html
お礼
わざわざお調べしていただき本当にありがとうございます。 参考になりました。
- garnetscrein
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#1の言われるように売り買いの指値に差があった場合、 新たな注文待ちです。 あなたが前日夜102円で売りに出してる場合、 翌日指値102円売り執行中 寄付98円 高値100円 安値86円 引値90円 だった場合に約定してると思いますか?
補足
いえ、その答えはさすがにわかります。 質問文に書いた「売り」と「買い」が逆の質問をしたかったのです。 わかりにくくてすみません。 ■■■■■間違え■■■■■ 売り A \102 1000株 B \101 3000株 C \100 2000株 D 成行 1000株 買い E \100 1000株 F \99 1000株 G \98 2000株 H 成行 2000株 ではなく、 ■■■■■本来は■■■■■ 買い A \102 1000株 B \101 3000株 C \100 2000株 D 成行 1000株 売り E \100 1000株 F \99 1000株 G \98 2000株 H 成行 2000株 という場合、 A~Hの各投資家はそれぞれいくらで約定できているのかということを知りたかったのです。 例えば、98円の売りと102円の買いを対応させる場合、 その取引はいくらで行われるのか、 98円?102円?中間を取って100円?それとも、始値で全取引が行われるのでしょうか? という質問をしたかったのです。
- sta_vanilla
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以下は私なりの自分勝手な理解で、誤りがあるかも知れないのですが --------------------------------------------------------------- 寄り付き直前の板の状態がこのままで、他に同値の注文やこれ以外の 成り行き注文が入らないと仮定すると (1) 投資家 D と投資家 H が成り行き注文を発注しているので これらの売買をすり合わせる。(成り行き優先の原則) 100 円で寄り付く。 ここで投資家 D が全株売り約定し、投資家 H は投資家 D の 1,000 株を買い約定し、なお 1,000 株の成り行き買い注文が残る。 ここまでの累計出来高は 1,000 株。 (2) 投資家 C の 100 円売り指しとと投資家 H の成り行き買いを すり合わせる。 投資家 C の売り 2,000 株のうち 1,000 株が投資家 H の成り行き 買いで約定する。 約定値は 100 円。累計出来高は 2,000 株。 この時点で投資家 C の売りがなお 1,000 株残り、投資家 E の 指し値買い 1,000 株が残る。 (3) 投資家 C の残り 1,000 株 100 円の指し値売りと投資家 E の 1,000 株 100 円指し値買いがすり合う。 ここでも約定値は 100 円。累計出来高は 3,000 株。 (4) ここまでの取引の結果、100 円の指し値は売り・買い共にこなれて 板は(新たな注文が現れない限り)以下のようになる。 売 株数 株数 買 102 1000 101 3000 1000 99 2000 98 したがって投資家 A, B, F, G は、新たな売り・買いの注文が現れるか 能動的に指し値を変えない限り、約定しない。 --------------------------------------------------------------- 現在の板寄せは人間の手でなくシステム化されているので、(1) ~ (4) は 必ずしもこの順序によって行われているとは限りません。このあたりは 私も詳しいことが分かりませんので。 参考になれば幸いです。
補足
丁寧なご回答ありがとうございます。 しかし、先ほど気づいたのですが、 「買い」と「売り」の項目を逆に書いてしまっていることに気づきました。 すみません。 本来お聞きしたかったのは、 売り買いの指値に差があった場合、 (例えば102円での買いに対して98円での売り) いくらで約定されるのかということです。 申し訳ないのですが、 お時間ありましたら、その辺のことを教えて下さい。
お礼
なるほど。 寄り付き価格で全取引が約定されるということですね。 よーくわかりました。 本当に丁寧にありがとうございます。 ほんと、本当にありがとうございます。感謝感激です。 加えて板寄せで、 買い 101円1000株 売り 99円1000株 という注文だけあったとき いくらで約定されるのかご存知の方いらっしゃいましたら教えて下さい。