- ベストアンサー
「眠れる森」直季(キムタク）が死ぬ意味は何でしょうか？
今日、再放送が終わりました。 実に細部まで計算されたいい作品で、面白かったです。 登場人物のひとりひとりに意味があって、敬太が由理を殺した事も、輝一郎がお姉さんを殺した事に重なっています。 しかし、どうしてもわかりません。 どうして最後に直季は死ななければならないのでしょうか？ あんなに色々な事があって、やっと3人で暮らそうと言う時に、直季を殺す意味はどこにあるのでしょうか。 作者の意図は何でしょう？ 最後だけどうもふにおちません。
- ドラマ
- 回答数4
- ありがとう数50
- みんなの回答 （4）
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
私はドラマは見ていませんが、シナリオは読みました。最後に脚本を書いた、野沢尚さんの手記があり、そこに、まずキムタクに企画書の段階で見せたところ、キムタクが、 「主役だとできないこと、二番手だからできることをしたい。ラストで死ねないか」 と言ったそうです。 そして野沢尚さんが作ったプロットは以下のとおりです。 死があっけないほど、残される人間の虚無感は深い。この虚無を描くことによって、死が甘美なものとして現代に蔓延しつつある危険が胸に迫ってくるのではないか。 いつだって苦しいのは、死ぬ側でなく、生き残る側なのだ。 視聴者は予想もしなかった直季の死を受け止めなければならない。そして、恋人の死を永遠に引きずって行くであろう実那子の姿に涙する。彼らが呆然自失、しばらくテレビの前から立ち上がれない、という類の悲恋物語の結末である。 ということです。これが作者の意図とするところです。死ぬ、というのはキムタクのアイデアだったんですねえ。 それにしてもその野沢さんが自殺をしてしまったのは、大変衝撃的でした。
その他の回答 (3)
- patiriko
- ベストアンサー率21% (3/14)
お礼を読みましてもう一言（一言？うそ！）… No.３に書いたプロットは最終話の一部で、この作品自体のテーマは 「過酷な運命でも悲惨な過去であっても、自らが抱えて人生を生きろ」 ということらしいです。それで全ての登場人物にこのテーマが与えられています。 実際、野沢さんが思っていたようなシーンとその他スタッフによって作られたシーンには少し食い違いがあったようなので、色々な人の意図、その他が混じりすぎて、納得できない内容に出来上がってしまったのかもしれません。 実那子の王子様は直季ですよねェ… ああ、難しい。
お礼
再度の回答ありがとうございます。 ＞「過酷な運命でも悲惨な過去であっても、自らが抱えて人生を生きろ」 実那子には悲惨な過去がありすぎるのだから、せめて直季とお父さんとのささやかな生活ぐらいいいじゃないですか。直季がいたって実那子のこれからの生活は過去を抱えて生きていくには変わりはないのに。 最終回の後、森のハンモックで待っても現れない王子様直季、家に帰って警察から電話がかかる。また、実那子の心はどん底に・・・ こんな事を想像するといやですねぇ。 ちょっとはハッピーエンドにしてほしいです。 ほんと、難しすぎ。
- sharako3
- ベストアンサー率29% (333/1130)
「意味」については、わたしもよくわかりませんが、直季役の木村さんの希望で、最後に死ぬことになったというようなことを、当時どこかの記事で読みました。 不確かな情報ですみません。
お礼
回答ありがとうございます。 ＞直季役の木村さんの希望で、最後に死ぬことになったというようなこと そうなんですか、確かに最後に死ぬのはストーリー的にショックです。前にやはり木村さんのドラマで「若者のすべて」というのがありましたが、これも最後にストーリーとはあまり関係なく刺されて死んだか同だかわからない終わり方をしました。 これも木村さんの希望だったのでしょうか？ 私はこういう終わり方すっきりしません。
- vnmfang
- ベストアンサー率24% (69/285)
いきなり死んだわけではなくて前からそれをにおわすシーンはありましたよね。 手のしびれや何もないところで転ぶなど... これは私の推測ですが、ナオキは自分の死期が近いことを知っていたんでしょうね。 死ぬとはっきり思っていなくても調子が悪いし予感というか... それで余計にミナコの真実を暴きたい（？）、ミナコを助けたいと行動を起こしたんじゃないでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。 確かにいきなり死んだわけではありませんが、 計算されたストーリーの中で作者が直季を死なせる意味が知りたかったのです。 ＞それで余計にミナコの真実を暴きたい（？） ＞ミナコを助けたいと行動を起こしたんじゃないでしょうか。 なるほど。
お礼
回答ありがとうございます。 この物語の一番のテーマは実那子と直季の悲恋物語だったのですか？確かに実の兄弟だった2人に恋のハッピーエンドはありません。だからって色々苦労した実那子に弟の存在まで切るなんて・・・ 「眠れる森の美女」が実那子なら、王子様は弟である直季ではないとういことですか？ ＞死があっけないほど、残される人間の虚無感は深い。 ＞この虚無を描くことによって、死が甘美なものとして ＞現代に蔓延しつつある危険が胸に迫ってくるのではないか。 ＞いつだって苦しいのは、死ぬ側でなく、生き残る側なのだ。 物語とは関係なく、野沢さんの言葉、なんだか今思うとショックですね。 「生きる側が苦しい」と言いながら自殺するなんて。