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作品に対する作者自身のコメント

文芸評論でも論文でも2ちゃんねるでも何でもよいのですが、ある作品に対して、作品中で語られないことに対して色々と考察や深読みがされていますよね。 ああいうのを考えると、作者は作品についてあまり語らないほうがよいのでしょうか? 例えば、登場人物の心境や思想について作者が「彼はこのときこういう心境で」「彼はこういう思想で」とコメントしてしまうと、いくらその作品が秀逸であっても、考察や深読みの余地が減ってしまいますよね。

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回答No.1

作者の意向もあると思います。 「ここだけは違う解釈はしてほしくない」という意思で あえて多くを語ることもありますしね。 逆に、「どうぞご自由に解釈してください」という方もいる。 ただ、質問文にあるような、そんな感じで断定してしまうと 読み手が自由に解釈できないので ちょっと面白みに欠けるかも。 「あれはあぁいう意味だろう」 「いや、違う、あれはこういう意味だと思う」 と同じ作品を読んだ人の中でも解釈が違うと 「そのような解釈の仕方があるのかな、なるほど」と思ったり 答えが無い分、そういう楽しみ方が出来ますね。 ネット社会になって、同じ作品を読んだ方と交流したり 意見交換することが簡単になり、議論も白熱してますよね。 でも逆に、そういう推察が好きな人(答えを求めず自由に解釈したり分析するのを楽しむ) とは違い、「作者の意図をどうしても知りたい」と 答えを求める人もいます。 そりゃ作者がどういう意図であの場面を書いたのか、 それが知りたいからあぁだこうだと推察するわけで でもそれを作者が全て書いてしまったら 熟読する人が減るのでは、と思います。 ある程度謎を残すというか、読者に自由解釈させるよう投げてくれる方がいいんじゃないでしょうかね。