人間は研究の末、太古の大気から二酸化炭素が植物などに取り込まれて、原油などの形で固定化されたことを認知していると思います。
そこに費やした時間はどれくらいなのでしょう?
数億年とか要して人間などの陸生生物が大気中で安心して暮らしていけるようになったとすれば、人間が産業革命などで経済発展してきたのは、現在まで何年くらいですかね?
二酸化炭素が減少してきた過程と、逆に採掘して燃焼から二酸化炭素が増加してきた時間を比較してみれば、人間の浅知恵なんかで、産業革命前の状態に簡単に戻せるはずはないと思います。建設に時間はかかりますが、破壊は一瞬で事足ります。
ましてや、現在の上に慣れてしまった人類が、それらを捨てて不便な生活に戻ろうとはしないでしょうね。実際、現在の対策は「やってるのか?」と言ってみたくなる程度だし、太陽光や風力発電のために既存の環境を台無しにしてみたり、アマゾン川流域が焼き畑農業で破壊されたり、悪化のベクトルは益々大きくなっているのではないかとしか感じられないです。
現在人類は地球外に向けられています。住めなくなったら、他に移ればいい、と考えているのでしょうね。地球に対する愛なんて皆無ですよ(愛・地球博なんてありましたが)。
近隣にあった雑木林は、開発の中で、「放火や犯罪の温床になる」とか理由で、きれいに下草や笹があっさりと刈り取られました。見通しはよくなりましたが、生物種は相当減りました。生物多様性なんて言われていますが、ベクトルはその逆です。
経済のためには「人口増加」が良いとされています。
二酸化炭素は同じ方向を向いているのでしょうから、温室効果ガスの性質の考え方が間違えていないなら、これからも絶望的な状況が継続するのでしょう。
「2050には~」なんて予測を出しているくらいですから、現在あるいは数年後に解決させようとは考えていないと思いますよ、お偉いさんたちは。
お礼
大変参考になりました。 ご回答ありがとうございました。