こんにちは。
私も本格ミステリは大好きです。
いくつか該当するものをあげてみました。
古処誠二『少年達の密室』
地震で、地下の空間に落とされた少年少女と彼等の教師。
閉ざされた空間の中で殺人事件が起こります。
古処さんは戦争ものなどを書いて有名ですが、これは論理のきっちりとした本格ミステリだと思います。
伊坂幸太郎『オーデュポンの祈り』
何百年も日本と隔絶された島。その島で未来を予知するしゃべるカカシが殺された…。ちょっとファンタジックなミステリですが、トリックもありきっちりと論理も通っています。
文章や登場人物の織り成す雰囲気が素敵で、そちらの方面からも楽しめるかも。ただ、非現実的なものがお嫌いであれば、強くはお勧めできませんが。
西尾維新『クビキリサイクル』
画家、学者、プログラマ、料理人、各方面での天才ばかりが集う島での殺人事件。
こちらは漫画チックな世界…最近の漫画やアニメなどが好きではない方には辛いかもしれません。
トリックは、物凄く複雑という訳ではありませんので、物足りない方には物足りないかもしれません。
米澤穂信『愚者のエンドロール』
クローズドサークルものの自主映画。文化祭に出されるはずだった自主映画なのですが。脚本家は完成を待たずに脚本を賭けなくなってしまいます。依頼を受けた主人公が果たして脚本家がどんな結末を用意していたのかを知るべく推理します。
『氷菓』と言う作品の続編です。でも、こちらからも読めるかもしれません。
青春の色が濃いですが、推理小説らしいところはきっちり推理小説らしいです。
お礼
紹介していただいた本の中では、古処誠二が面白そうですね。噂には聞いていたのですが、あの戦争もののイメージがあってなかなか手が出ませんでした。 伊坂幸太郎と西尾維新は多少かじったことがありますので。 ありがとうございました。