まずはキレイ事から。
人生80年とかあることを踏まえて、30代や40代なんてまだまだ青春時代です。何をあきらめる必要があるのでしょう?
いまから取り組むことで何かを成し遂げる可能性は充分にあります。
次に現実的なお話を。
むしろ歳をとってから勉強しようとする姿勢の方が純粋じゃないでしょうか?
18歳で大学入学を目指す現役世代は、「みんなが大学入学を目指すから」「将来の就職に有利だから」「他にやりたいことがないから」みたいな理由で大学入学を目指す人がほとんどで、「勉強が楽しい」とか「○○を学びたい、研究したい」あるいは「自分がどこまで出来るか試してみたい」なんてのが理由な人はほとんどいないでしょう。
ですが歳をとってから学びたい思える原動力は「勉強自体が楽しい」とか「新たな知識を得ることへの喜び」などが若い頃より強くなっているんだと感じます。○○大学に入学するために勉強するのではなく、自分が興味あるジャンルに、知りたいことのみに純粋に向き合うことを目的とした勉強です。
「頭が良くなる」というのは結果であり、その課程を楽しむという意味では年齢を重ねてからの勉学の方が向いていると思います。
もちろん、若い頃よりも詰め込み記憶力も長期記憶力も衰えます。一度聞いただけで覚えられたことは二度、三度と繰り返さないと覚えられないし、せっかく覚えてもしばらく使わないとすぐ忘れてしまいます、だからと言って意味がないワケではないです。勉強しようとする姿勢そのものに意味がある。
そして、確かに教科書に書いてあることは過ぎに覚えられないかも知れないけど、逆に教科書に書いてあることがそのまま正しいのか、違う観点や視点では違う評価になるのではないか、などの書いてあることに対して疑う技術は、年齢を重ねる中で得た経験により現役世代よりも強化されているはずです。そして勉学には疑う姿勢がとても大事です。