適切なノイズキャンセルイヤホンの選択について

質問

お世話になります。

現在audio-technicaのAT9920と言うマイクから音声を拾って、有線のイヤホンで音を聞いています。
https://www.amazon.co.jp//dp/B001B6I9P0/

またAT-MA2と言うマイクロホンアンプを間に入れています。
https://www.audio-technica.co.jp/product/AT-MA2

ここで問題なのですが、音量を上げると「サー」と言うノイズもだんだんと大きくなり聞こえてきてしまいます。
ホワイトノイズと言うのでしょうか？

この「サー」と言うノイズを軽減したいと思い、ノイズキャンセラー付きの有線イヤホンを使えば、軽減できるのではないかと考えました。
ただ適切なノイズキャンセルの種類が分かりません。

PNC、ANC、CVCなどのキャンセルの方法があると分かりました。
ANCは必要な気がするのですが、少し離れたところに置いたマイクから入った音声をイヤホンで聞くのでCVCも必要なのか、また意味があるのかも分かりません。
CVCはイヤホンについているマイクに対して効果があり、今回のような利用方法では意味が無いのかもとも予想しております。
もしかしたら、ANCも今回のような利用方法では意味が無い？

ANCとCVCの両方の機能がついているイヤホンがあるのかさえも分かりませんが、アドバイスを頂けると助かります。

またノイズキャンセル付きのイヤホンで対応するより、その他の器機を間に入れてホワイトノイズを軽減させる方法もあれば、教えて頂けると助かります。

よろしくお願い致します。

回答No.3

HAL2（@HALTWO） · ベストアンサー

Noise Canceller Earphone/Headphone が役に立たないのは既に A No.1 t_ohta さんが解説された通りです。

どのような目的で AT9920 で音を拾って AT-MA2 を介して Earphone でその音を聞いていらっしゃるのか判らないのですが、音楽を聴いていらっしゃるわけではなさそうですね(^^;)。

音量を上げるとサーッという Noise が聞こえてくるのは AT-MA2 に送り込まれている AT9920 の電気信号 (音波が電気に変換された信号) の量が圧倒的に小さいからです。……充分な量が送り込まれていれば Noise なんて聞こえない筈なのですが、信号の量が少な過ぎるので AT-MA2 の自己雑音が聞こえてしまうほどに Volume を上げなければならないという訳です。

通常 AT9920 で音を拾っている際に AT9920 や AT-MA2 の Floor Noise (サーッという Amp' Noise) が聞こえてくるのは、拾おうとしている音源の音量が圧倒的に小さい、つまり音源の音量が小さく、AT9920 から音源までの距離が遠いという事によるものです。

楽器音を録音する際には多くの楽器が同時に鳴って Hall に響き渡るような　Orchestra 編成の収録でもない限り、楽器の前に Microphone を向けるものです。

音源の音量が小さく、音源から Microphone までの距離が遠ければ、それだけ Microphone が音源からの音波を受ける量が少なくなり、AT9920 が AT-MA2 に送り出す電気信号も微量になってしまいます。

AT-MA2 はその僅かな電気信号を増幅して Earphone に送り出しているのですからVolume を大きくすれば AT-MA2 が元々持っている自己雑音 (Floor Noise / Amp' Noise) も増幅され、Earphone にサーッという Noise が現れるわけです。

最も良い方法は音源に AT9920 を近付ける事です。

実は AT9920 はあまり高感度の Microphone ではありません。
AUDIO TECHNICA 社では既に AT9920 を生産終了して感度を約 2 倍に改良した AT9221 に移行させましたが、こちらも既に「在庫なし」の状況になっており、どうやら AT-MA2 で用いるには相性が良いとは言えない Microphone のようですね。

参考までに公開仕様の感度を見ると
AT9920 は −44dB/1.5kΩ (0dB=1V/1Pa,1kHz)
AT9921 は −38dB/2kΩ (0dB=1V/1Pa,1kHz)
となっており、Impedance は 1.5kΩ と 2kΩで若干異なりますが、感度は−44dB から−38dB に 6dB 向上しています。
因みに Vocal 収録用の AUDIO TECHNICA AT4040 という￥38,280 の Microphone は−32dB/100Ω (0dB=1V/Pa, 1kHz) と AT9921 よりも更に 6dB 感度が高い上に Impedance が 100Ωと極めて低いので、適切な Mic' Amp' と組み合わせて用いれば更に高い感度を得られます。

残念ながら AT-MA2 は Microphone 入力端子の Impedance が仕様に公開されていないので、AT4040 のような高額 Microphone を用いても高い感度で利用できるのかどうかの判断が付きません。

そのため Microphone を替える、或いは Mic' Amp' を替えれば Noise が減ると断言できそうもありません……両方とも適切なものに替えれば良くなるでしょうが、一方だけでは判断材料に乏しいのです。

Microphone と Mic' Amp' の両方を替えるとなると AT9920+AT-MA2 の値段とは桁違い (0 が 1 つ増える) のものを揃える必要がありそうですし……。

結局、唯一の方法は AT9920 を音源に近付ける以外にありません。

楽器音収録ではなく、人声収録なのであれば、 Microphone から遠くて小さな声で話す人にはもう 1 個 (複数人いるのならば複数個) の Microphone を用意し、全ての Microphone を繋げて Level 調整ができる Microphone Mixer Amp' を用いる事です。……でも、Mic' の数、Mixer の入力端子数が増えればそれだけ値段も上がりますので、桁違いの予算が必要になります(^^;)。

まぁ近年は Studio での楽器音収録でもない限り Hub を介して複数の USB 出力 Mic を Note PC に繋ぎ、Software Mixer で Multi Track 収録した方が機材を少なくして安価に済ませる事ができるので楽なのですが……私は Note PC での効果音重ね収録用に USB 出力の Condenser 式大型 Mic を音源に近付けて使っています(^^;)。

素敵な Audio Life を(^_^)/

お礼

お礼が遅れてしまい、大変申し訳ありません。

今回質問させて頂いた件についての用途ですが、補聴器の代替になるような集音器の作成が目的です。
AT9920やソニーのラベリアマイクECM-LV1を、マイクとして使用しております。
現在補聴器を利用しているのですが、音量不足になってきており、補聴器では無く有線になってでも良いので、補聴器の代替として音量を上げたり、それに伴う雑音を軽減できれば良いと思い、AT9920やAT-MA2を利用した組み合わせになりました。

欲を言えばイコライザーを間に入れて、補聴器の調整のように出来れば良いのですが、まだそこまで全体的な知識が追いついていないので、現状、マイクで拾った音をアンプで増幅させるだけになっております。
ただ補聴器よりも音量はかなりアップしたので、とりあえず目的は達成は出来ています。
あとはホワイトノイズをもう少し軽減出来れば。。。

市販の補聴器代替の集音器が、通販や家電屋さんに置いてありますが、試してみましたがこれらも問題があって、選択肢には入りませんでした。

１〜２万円程度で出来そうな、良いアイディアがあればご教授頂ければ幸いです。
ご回答を拝見した限りでは、性能と値段は比例しそうなので難しい気もしますが。

引き続き何かアドバイスして頂けることがあれば、よろしくお願い致します。
もうしばらく締め切らないでおこうと思います。

回答No.2

noname#259763

専門ではなく、ただのオーディオ好きの見解ですが…
AT9920のしょぼい音をAT-MA2が素直に増幅した結果なんだと思います。
安価な機器では良くある事です。
先ずは、アンプだけの音を検証するのが良いですが、この製品は可能なのかな？
普通はアンプの電源をオンにしてボリュームを上げれば分かります。
アンプに問題がなければ、その次はマイク、あとは書かれていませんが後段に何か機器があればそれも。
問題の機器（つまりはショボイやつ）を良い機器に変えて下さい笑
あと、ノイズキャンセルと仰いますが、拾った音のノイズをキャンセルしても、その後の機器内部で入る訳ですから。例えるなら、せっかく洗った洗濯物を地面に置く様なもんでしょう。
ちなみに数万の機器でもノイズありますよ。私は何十万の機器にしてからはノイズとは無縁でした。スタジオでもノイズ対策にシールドを施しているくらいですから。

お礼

お礼が遅れてしまい、申し訳ありません。

マイクもアンプも良くなさそうですね。
予算に限りがあるので、再検討しようと思います。

ありがとうございました。

回答No.1

t_ohta

音量を上げた際に出ている「サー」というノイズに対してノイズキャンセリング付のイヤホン（ヘッドホン）は意味がありません。
ノイズキャンセリングはイヤホンの周囲で発生している外的なノイズを除去する機能です。
「サー」という音はアンプなどの電気回路で発生しているノイズなので、ノイズキャンセリングでは対応できません。
どちらかと言うと電気的なノイズの対策を施す必要があると思います。

お礼

アドバイスありがとうございます。

ノイズキャンセル機能は周囲の音に対してのノイズキャンセルなのですね。
電気的なノイズ軽減の方法も、もしご存知であればアドバイスを頂けると助かります。

よろしくお願い致します。