>>現状、今の日本は後に生まれれば生まれるほど、上の年代のツケを払わされ続ける羽目になります。
>>構造上、これを覆すのは不可能です。
もしかしてツケとは「国債による政府の借金」のことでしょうか。政府の借金は、国民からすると資産なので、国民のツケにはなりません。
財務省もしくは大蔵省が政府の借金に過敏になってきたのは、1980年代なかばあたりからです。実はこの頃に日露戦争当時の借金が、やっとこさ完済します。これは返済しなければならない借金でした。
政府の借金が国民のツケにならない理由は、なかなか理解しづらいとは思います。実社会で言えば「マクドナルドがクーポン券を発券しても借金になりませんよね?」とか「スマホアプリの運営がガチャを低くためのジェムを発行しても運営の借金にはなりませんよね?」と同じなのです。日本のようなお金を発行できる国が国債でお金を創造したとしても、マクドのクーポンやスマホアプリのジェムと同じです。
お金は我々の間を流通していますが、流通している理由は「国が発行したお金を税として収めよ」と国が法律化したからです。これが無いと、お金を発行しても使われません。
今のお金は、地下資源や農作物とは関連付いていませんので、お金そのものには価値はありません。モノを購入したりやサービスを利用するためにお金を使いますが、それはお金の価値ではないのです。皆が使い流通することで、それが信用や信頼となります。
財務省は、伝統的に法学部卒の人が入省します。最新の経済学を学んだ人ではないのです。経済学に疎い人が、財務省の伝統に沿った仕事をしています。
日本人は真面目なので与えられた仕事を真面目にこなすだけでなく効率化もします。科学者や職人や技術者なら良い結果につながりやすくなるだけですが、政治家や官僚や経営者は違うようです。政治家は少ない獲得票数で効率的に当選を目指します。官僚は効率的に出世するために省庁や関連業界からの評価しか考えません。経営者は従業員への賃金を減らすことで効率的に経営できると思い込んでいます。誰も日本国民全員を幸せにしようなんて考えてはいません。真面目な人ほどこうなります。
官僚はこのような特性を持っているところに、財務省は法学部卒しかいないという、よりマイナスな状況です。財務官僚は、国債から発行されたお金を予算としています。集めた税金を予算にしたことはありません。
財務省は国家予算を増やしてきませんでした。他国は予算を増やし続けましたから、それを応じて景気が上がります。日本は不景気のままですので、賃金も上がりません。海外は景気が上がりますからの物品の価格も上がりますので、日本に輸入された物品も値上がりします。賃金は上がらないのに物価だけ上がるという最悪なことが起きています。
ということで、日本政府の方針が変わらないなら、子供を産んだり育てるのは大変困難だと言えます。
日本の景気を良くしたいなら、1年か2年くらい毎月10万円国民全員に給付したり、削減し続けていた保健所や保育園や公立病院や研究費や教育費などなどを増やし続けたら改善するでしょう。
若い世代に行くのは【国債という政府の借金】ではありません。人やモノやサービスが減った、単なる【暮らしにくい日本社会】です。
>>戦争でも起きて全て更地になり、既得権益が無くなればその限りではないと思いますが、現実的ではないでしょう。
以前の大戦で更地になっても、現状のように真面目な日本人は既得権益を復活させました。戦争くらいでは解決できそうにありません。そもそも戦争は政治家や官僚や経営者たちによるものでした。勝てないと分かっている戦争を起こし、特攻という体当たりを強要したり、前線では異常な数の軍人や軍関係者が【餓死】しました。これらを起こしたのは単なる真面目な日本人です。当時から日本国民全員を幸せにしようなんて考えてはいなかったのです。それぞれが目の前の仕事のことしか考えなかった結果です。
日本人の本質は変わってはいないのです。
以上、参考にならなかったらごめんなさい。