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ノーベル生理学・医学賞 ファイザーコロナワクチン
ノーベル生理学・医学賞の受賞者が決まりました。 しかし、この分野は将来的に覆ることもありましたっけ。 コロナワクチンを勧めたことが本当に良かったのか悪かったのかの疫学データは10年くらいしないと判断できないのではないでしょうか。 ファイザー等の製薬会社に関わる人・組織が利益を得たことは間違いないですよね。
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>>ノーベル生理学・医学賞の受賞者が決まりました。 >> しかし、この分野は将来的に覆ることもありましたっけ。 ノーベル賞は、基礎研究に対してのものです。そしてその基礎研究から導かれた実績も評価されます。このような実績がくつがえる可能性は低いと思いますので、受賞がくつがえる可能性も低いようです。 1990年にmRNAの仕組みが確認され、30年かけてワクチンに実用化できるくらいに地道に基礎研究してきました。そしてたまたま新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が流行しました。実はHIVのワクチンとして先行的に研究されていましたので、SARS-CoV-2のワクチン開発に必要な技術は揃っていたようです。 HIVワクチンは現在治験が開始されていますが終了していません。治験が完了できるほど感染者は多くないからです。SARS-CoV-2は感染力が高すぎ感染者が爆発的に増えましたから、治験が早く終わることができました。従来型のSARS-CoV-2でしたら、発症予防と重症化予防の両方が90%という高い効果が確認されました。インフルエンザのmRNAワクチンも開発されそろそろ承認されるみたいです。あと、がん治療のmRNAワクチンも治験がされています。小規模の治験では安全性と効果が確認され、大規模な治験が開始するようです。 SARS-CoV-2のmRNAワクチンは、のべで130億人分接種されました。実績は十分です。 >> コロナワクチンを勧めたことが本当に良かったのか悪かったのかの疫学データは10年くらいしないと判断できないのではないでしょうか。 >> ファイザー等の製薬会社に関わる人・組織が利益を得たことは間違いないですよね。 ワクチンの治験は、治療薬などの治験とレベルが違います。治療薬は【死亡】とか【機能の低下】を改善させるさせることを目的にしています。治療薬の副作用がそれらより低いなら、副作用は許容範囲になります。ワクチンは【健康体】に接種されますから、重篤な副作用は許容されません。実際にアストラゼネカのウイルスベクターワクチンは血栓ができるリスクが確認されましたので、接種されることは少なくなりました。 子宮頸がんワクチン騒動の際も「10年経過しないと害があるか分からない」という人たちがいました。世界中では子宮頸がんワクチンは沢山接種され既に10年経過していますが、とくに問題は確認されていません。もともとこの「経過を確認する」は、ワクチンに限らず治療薬なども承認後にされている一般的なものです。この10年で日本は子宮頸がんワクチン後進国になってしまいました。 私は、mRNAワクチン開発した製薬会社が利益を得ても良いと思います。ちなみに日本の東大もmRNAワクチン開発をしていました。どちらかと言えば先行していたようで、2018年には治験開始目前でした。しかし日本政府は「すぐに役に立たない」として予算を打ち切り、研究は凍結されました。この研究が凍結されず順調だったなら、SARS-CoV-2のmRNAワクチンは、ファイザーとモデルナ以外に、日本の製薬会社のものも世界中に出回っていたかもしれません。研究開発にはお金は必要なのです。あとモデルナは最近になって値上げしたみたいです。それまで安く提供していてくれたということだと思いました。 ※ 以下は日経サイエンスが、今回のmRNAワクチン基礎研究者にノーベル賞が行くことになった流れを説明しています。 https://www.nikkei-science.com/?p=71013 以上、参考にならなかったらごめんなさい。
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- SI299792
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これは、mRNAワクチンという、新しいワクチンの作り方を開発したことに対する賞です。 新型コロナワクチンに送られたものではありません。ワクチンができる度にノーベル賞を送っていたらきりがありません。 だから、数年後、効果が無い事か証明、又は副作用でバタバタ人が死んだとしても、それはワクチンを作った会社が悪いのであって、ワクチンの作り方を開発した人には責任はありません。従って、そうなったとしても、ノーベル賞の取り消しにはなりません。 ノーベル賞の取り消しそのものはありうるか、AI回答です ノーベル平和賞は、受賞者が死亡した場合を除き、剥奪することはできません。アルフレッド・ノーベルの遺言書やノーベル財団の規約には、そのような可能性について言及されていません。また、ストックホルムとオスロのどちらの賞授与委員会も、一度授与された賞を取り消すことを検討したことはありません。
お礼