あの人たちは、そういう立場になることは絶対にないと分かっているからその気楽さで批判しているというのはあります。
「海洋放出絶対反対」という人たちは確かにある一定数は存在します。そしてそういう人たちってだいたいグレタさん的な自然主義的な人たちじゃないですか。思想的にはかなり「リベラル」ですよね。だから「海洋放出絶対反対」といっておくと、彼らの支持を得られるってわけです。質問者さんみたいな人たちはどうあれ絶対に共産党や社民党に投票することはないのですから、元から票田になる可能性がない人は共産党や社民党としても無視していいのです。
それよりも、票を入れてくれそうな人たちを取り込んだほうが確実ですよね。
大前研一さんという経営コンサルタントでかなり人気があった人が一時期政治家をやっていました。けれどしばらくやって政治家は引退したんですね。「もう一度政治家はやらないのですか?」と聞かれて「もう政治家はやりません」といい、その理由は「政治家は『できない』という発言は許されないからだ」としていましたね。
政治家って有権者から「これをしてください」っていわれたら「それは無理だよ」っていったらいけない商売なんですって。内心そんなん絶対無理やろと思っても「頑張ります」っていわなきゃいけないそうです。そうやって有権者にウソをつかなきゃいけないのが嫌になったとおっしゃっていました。