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外債と税金
持っている外債(USドル)の償還が2008年に近づいてきました。以前に何かで、最後まで持ち続けて償還を迎えるよりその前に売却した方が税金面で有利というようなことを聞いた記憶があります。どうなんでしょうか?さらにその時点での為替の状況によっては、しばらくドルのままMMFにしておいて適当な時期に円に戻すことも考慮してますので、その事も含めて教えてください。
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外債は途中売却する際に売却益が非課税になるので、税制面では有利と言えるでしょう。しかし、必ずしも途中売却にメリットがあるわけではありません。 例えば、満期1年、金利5%の外債を100ドル購入する場合を考えてみます。説明を簡素化するために、購入時、償還時、途中売却時の為替レートは全て同じとします。 満期まで保有すると、額面と利息の5ドルもらえます。利息には20%の源泉分離課税がかかるので、手元に残る利息は4ドルとなります。最終的に、購入した当初から比べると4ドル儲かったことになります。・・・・(1) 次に途中売却する場合を考えてみます。満期の日の一週間前に売却したとし、2つのパターンに分けてみましょう。 1つ目のパターンとして、途中売却時の外債の価格が101ドルだとします。すると、売却益は1ドルとなります。途中売却の場合は非課税ですので、購入した当初から比べると1ドル儲かったことになります。・・・・(2) 2つ目のパターンとして、途中売却時の外債の価格が105ドルだとします。すると、売却益は5ドルとなり、これが儲けになります。・・・・(3) (1)、(2)、(3)を比較すると、満期まで持っていた方が良い場合もあれば、途中売却した方が良い場合もあります。つまり、その債券の金利と売却時の時価によって、どちらが良いかは変わってきます。お持ちの外債に当てはめて計算した方が良いと思います。 また、換金した場合についてですが、購入時よりも円高になっているならば、とりあえず外貨建てMMFにするのが良いと思います。さらに円高になり損が膨らむこともありますが・・・・。購入時よりも円安になっているならば、円で受け取った方が良いと思います。ご自分の将来の為替レートの良そうに基づいて、決めてみてはいかがでしょうか。
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- popo123yam
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利付債の場合は一番のポイントはいくらの為替レートで買ったかです。今の為替レートより円高の時に買った場合で為替レートで利益になっている場合を比較します。売却した場合は債券の譲渡益は非課税です。しかも外債の場合は為替レートでの利益も含めて債券の売買益とみなされるため税金がかかりません。一方、償還まで保有した場合ですが為替の利益にたいして雑所得がかかります。また償還価格以下の単価で購入した場合の償還差益に対しても雑所得がかかります。ただサラリーマンの場合で給与所得以外の所得がない場合にはその所得が20万円以下の場合には申告しなくてもいいことになっていますので実際は償還前にどちらが得かよく計算してみたほうがいいとおもいます。ちなみに償還前でも売却すれば証券会社に売却手数料を取られます。また経過利息の税金(利率の20%)源泉徴収がされませんので年に一回の利払いの債券なら手数料を引いても有利になることがあります。 ゼロクーポン債の場合は売却益が譲渡所得になるので売却したほうが有利になる場合が多いとおもいます。50万円の利益までは税金がかかりません。 税金の計算は売却して円に換えようが外貨でそのままMMFに入れようが税金の計算は売却時の為替レートで計算しますので外貨MMFに入れておくのもいいかもしれません。外貨MMFの為替の利益も非課税です。
お礼
今後の為替に注意しながら判断します。でも売却の方に傾いています。ご親切に感謝します。
- puruton
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利付債か割引債(トレジャリーゼロ)かによると思います。 利付債の場合は、NO1さんのとおりなので省略します。 割引債の場合には、数年前にやや割り引いた額で買い、満期になったら表示されている額をもらえるというものです。すなわち、最初から決められている利子はなく、常に市場価格で売買されています。 利息には源泉分離課税が課されますが、割引債は確か課されないので、途中で売っても、満期まで持っていても、税の観点からは変わらないはずです。 ただ、私も割引債を満期まで持ち続けたことがないので、確たることは言えません。満期が近くなったら、証券会社に聞いてみるといいかも。
お礼
私の場合は利付債でした。説明不足で失礼。でもご親切に感謝します。
お礼
判りやすい説明に感謝します。どうも有り難うございます。