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オーディオマニアと音楽マニア
こんにちは。 もう20年以上前に、赴任先の長野県で、近所に小さなコンサートホールがあって何気なく何回か足を運んでみたところ、演奏されているクラシックの室内楽に感動して、司会者の解説がよかったこともあって、すっかりクラシック音楽のとりこになってしまいました。 オーディオ機器自体にも以前から興味はあって、高校生の時学校の図書室にあった瀬川冬樹さんの「オーディオの楽しみ」を読んで、とても惹かれる文章で、オーディオって楽しいものなんだなあと思っていました。 そこで、こんどは、クラシック生演奏のあの音を、何とかして部屋でオーディオで再現できないか、あの音をボリュームを自在に調節して聴けたらどんなにいいだろう、と思ってしまったのが百年目で、それ以来オーディオ機器を次々と買い換えては、なかなかあの音は出てこないという状況を繰り返して現在に至っています。 いろいろな方とオーディオについてお話を伺ったり、いろいろな機器の音を聴いていると、結局、オーディオって何なんだろう、という疑問がわいてきます。 私はオーディオ機器自体にも惹かれるのですが、やはりオーディオというものはあくまでも「音楽を聴いて楽しむための道具」だと思っています。ところが、いろいろ伺っていると、どうも世間の認識はそうではないようなのですね。 秋葉原の5階建てのオーディオ専門店の最上階の最高級オーディオの試聴室へ予約をして音を聴かせていただいたことがあるのですが、確かにほんとうに素晴らしい音でした。非の打ち所がないサウンドってこういうものなんだなあ、と実感したわけですが、それでは、この音でもって、音楽を聴いていて本当に楽しいか、フルトヴェングラーの演奏を感動して聴けるか、と自問してみると、答えは「NO!」と思わずにはいられませんでした。 きついいいかたをしてしまうと、オーディオ機器って、その本来の目的に対して、「本末転倒」な代物になってしまっているのではないでしょうか。 ちなみにそのオーディオ店の最高級品フロアの担当の店員さんに、「モーツァルトの国籍は結局どこなんでしょうか」と質問してみたところ、その方は国籍どころかモーツァルトが生まれた町の名前すらご存知ではありませんでした。 大変失礼ですが、そんな方が最高級オーディオの販売をするなんて、ありえないことなんじゃないかと思ってしまったのですが。 結局、日本ではオーディオのマニアと音楽のマニアは、全く相いれないものなのでしょうか。もし、オーディオの市場が音楽を聴かない人たちによって支えられていて、メーカーもそんな「ニーズ」に応えるように、値段ばかり高価で音楽を楽しめない機器を市場に垂れ流しているとしたら、ほんとうにやりきれない話だと思うのは私だけでしょうか。音楽の愛好家は完全な「犠牲者」になってしまっているのではないでしょうか。 みなさまのご意見を伺えればと思います。
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販売員が取り扱いメーカーの国籍知らなかったら笑うけど。 モーツアルトなんかどうでもいいでしょ? 客「ところで、モーツアルトの出身地知ってるか?」 店員「さぁー、詳しくは存じ上げませんが」 客「オーディオ店なのにそんなことも知れないのか? オーストリアのザルツブルクだ」 店員「流石お客様! 博識でいらっしゃる」 客「そんなの音楽マニアでなくても知っていて常識だろ」 店員「いやいや、お客様ほど詳しい方は今までみたことがありません。いつも勉強になります」 客「そうか?(笑)まあ、お前もオーディオで商売やってるんだからクラシックくらい勉強しないと恥ずかしいぞ」 店員「恐縮でございます。ところで、そういうモーツアルト好きなお客様にピッタリな高級スピーカーが入荷しました。」 客「なに?それは聞き捨てならんな。一つ貰おうか」 店員「いつもお買い上げありがとうございます」 商品以外で、客から得意そうな話を振られたら、知らないふりをしてヨイショしまくる。(取り扱い商品の話はキチンとしないといけない) 接客業の基本テクニックだよ。(ジジイ転がし) または 面倒くさい客、冷かしの客、だと思ったら、知らないふりして相手にしない。(スルースキル) ということもある。 ところが、オーディオ屋のかなには、喜々として客にマウントとてくる店員がいるんだよね~ 店員が「オレの方が詳しいぞ!」て、アホちゃうか(笑) それに比べれば、「知りません」と言う店員の態度は接客業として間違っていない。 >音楽の愛好家は完全な「犠牲者」になってしまっているのではないでしょうか。 霊感商法とか押し売りじゃないんだから、犠牲者って被害妄想でしょ~
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- John_Papa
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こんにちは。 表題を見て、発言を自粛していました。 脈絡もなく徒然に連ねてみますので、お暇なら読んでみてください。 というのは、私はプロファイルに記した通り普段からマニアでは無い事を自認し、発言してきたからです。 タイトル付けるとすれば「必要性からの発想」です。 カッコいい言い方をすれば、「このパフォーマンス表現にどういう音や機能・性能が必要なのか」という需要を満たす観点から、機材を調達したり、部屋を改造したり、ホールの設計に関わったり、録音やPAを引き受けたり、機材のアドバイス(消費側だけでなく生産側も)してきたのが私の半生です。 クラシックでは、オペラや混声合唱で隠しマイク・隠しスピーカーの仕込みをやった事もあります。大学などでは、「クラシックは完全アコースティックでなければならない」というこだわりはなかったと思います。もちろん「完全アコースティック」に拘る人ともお付き合いさせていただいてましたけど。 『消費側だけでなく生産側も』って書きましたけど、今私的需要が増えているPAは、消費であると同時に生産でもありますね。地産地消・新鮮安価にお届けします。てな感じで、昨日も30人12ユニットが入れ代わり立ち代わりの4時間ライブ、今一番必要なのは、私の体力維持であります。 私の場合、PA機材は主催者持ちが基本です。ただし、モニター環境を持たないミュージシャン(駆け出しPAさんに多い)の場合には、モニターを持ち込んで、出演者にモニターの重要性を体験してもらいます。実演デモンストレーションという訳ですね。 (ミュージシャンにとって、機材よりもう一本ギターを買いたいくらいの出費になるでしょうね。) 自分達のパフォーマンスの品質を担保できる為には、自分の出した音・仲間の出した音を明確に確認できるシステムが必要である事を認識して貰うのがPAの第一歩です。 これで、PA不慣れなミュージシャンも意識がモニタースピーカーに向き、演奏のバランスやタイミングの演奏表現の判断をモニターの音に集中する事ができます。 PAのオペレーターさんは、ケーブル回線をチェックし楽器の音量をバランス良く調整したら、本番中はミキサーに触りもしない・・・で、普段通りの演奏が完了します。PAオペレーターさんの音楽性は、演奏に介入しません。 PAオペレーターも音の特殊効果などで積極的に演奏に関わる事はあります。しかし、一般にPAオペレーターが音響調整卓(ミキサー)のあちらこちらを忙しなく弄っている場合は、なんらかのトラブルが発生中と想定されます。逆にミキサーそっちのけで肩肘ついて音楽に聞き入っているような場合には、全てが滞りなく仕事が全うされている事を示しますので、ライブに行く事があったら、たまにはオペレーターさんを観察してみるのも良いでしょう。 ただ、モニターは一般オーディオではまず無い物理現象「ハウリング」との駆け引きが特に必要となります。今は、機材任せである程度対策できるようにはなりましたけど、共鳴や共振、音の指向性などアコースティックな音響物理の習得(体得かな?)はハウリング対策の無駄になりません。 自宅で使用するオーディオも、自然と業務用パワードモニター(PA用はマンションでは音量も図体も大き過ぎ)になってますね。『ライブCD作って』と注文される、(最近は来ることないのに)必要性を捏造してますかね。同居人説得対策なんでしょうね。ちなみに元ミュージシャンですが「通り道開けろ」と蹴とばされる事はあっても、音響機材やパーツ購入でクレームがつけられた事は一度もありません。 取り止めない文章になってきましたが、 機材購入の基準を「必要性」に置くと、機材の価値判断も変わって必要な品質を考えるようになる。 そもそも『マニア』ってなに? その時点で偏向指向を肯定してるんじゃないだろうか? ま、流行とかブランドなどは、その偏向価値で回ってるんでしょうけど。そこに(品質を担保する、であるとか)出費の価値を認めるなら止める理由はありません。
- ftyn
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クラシック音楽を聴く者です。なので知識経験とも乏しいながらオーディオにも興味があり、感じたことを書かせていただきます。 オーディオ関連のネット記事や動画を見聞するにつけ、数値やスペック、難解なリクツへのこだわりがはなはだしく、辟易する事が多いです。 そして、「音楽が美しく聴こえるか」といういちばん大事な点が置いてけぼりになっていると感じます。これは数値ではなく感性が必要なのでしょう。あいまいで「個人差」や「好み」で片づける事もできる部分で、数値が劣っていたりいびつだったりでも音楽は美しく奏でてくれるオーディオもある様に思います。 わたしのオーディオはスピーカー、プリメインアンプ、ネットワークプレーヤー、NAS、レコードプレーヤー合わせて40万円ぐらい。わたしにとっては思い切った買い物でしたし、音に満足していますが、オーディオマニア氏からは「その程度のじゃオーディオとも呼べねーよ!」とやっつけられてしまいそうです。 オーディオマニア氏全員がそうだというのではありませんが、わたしの抱く彼らのイメージは「偏屈」。オーディオアマニアと音楽ファンは、同じ「音」を相手にしていながら、かなり違う方向を向いているという印象で、わたしには「音楽」を語り合いたくない人種です。必ずや不毛な会話になります。 わたしが尊敬するクラシック音楽の評論家、故宇野功芳さんとオーディオ評論家の山之内正さんの共著「めざせ!音に達人」という本があります。そこには「近くて遠い音楽とオーディオの世界」とあり、音楽関係者とオーディオ関係者の対談というのは珍しい試みなのだそうで、音楽方面とオーディオ方面の行き来は盛んではない様です。スペックばっかり優等生で、音楽的ではないオーディオが氾濫する理由はこういったところではないかと考えています。 CDを聴くと、同じ演奏のレコードより明らかに音の悪い(わたしでさえハッキリ分かる)ものがあります。マスター音源の劣化ももちろん考えられますが、レコードより音がよくなったCDもたくさんあるのですからそればかりではないはず。音のプロだから耳がいいというのは錯覚で、技術だけあるヘッポコなリマスター技師もいるのでしょう。 ノイズは減ったけれど大事な低音もゴッソリなくなって音がスカスカのCDもあります。こういうのもセンスのない技師がやらかすのでしょう。 再生装置だけではなく、音源を扱う方面でも音楽性は軽視されている様に思います。 わたしが感じていたことを脈絡なく書かせていただきました。オーディオ制作の現場に音楽性豊かな人が関わっていないのであれば、音楽的なオーディオも少ないのかもしれません。スペックの高いオーディオではなく、「音楽を聴きたい」わたしでさえ、「もっといい音が出ないかな?」とオーディオを意識しだすと、困ったことに音楽を聴くのが楽しくなくなってしまいます。 それではまさに本末転倒なので、予算の範囲内で候補をしぼり、スペックは参考程度に、お店によく聴くCDを持ち込んでいろいろと聴き比べたすえ、今のオーディオを選びました。自分の耳で選んだのが唯一大事なところで、妥協ではないつもり。壊れない限り一生聴き続けます。
補足
お話をありがとうございます。ひとつ話を思い出しました。 昔、CDが黎明期のころ、フィリップスとともにその道のオピニオンリーダーであったソニーのオーディオ開発部に、イギリスのオーディオメーカーの一行が視察に見えたそうです。 そのとき、一行は、ソニーの先進の技術にも驚いたが、それよりももっと驚いたのが、ソニーのオーディオ開発部門に、何か楽器を演奏できる人が一人もいなかったことだそうなのですね。 あちらではそれはあり得ないことだそうです。 ちょっと信じがたいことですが、日本では、音楽なんかに全然関心がない、ただ技術だけは優秀な人が、社内の人事異動でオーディオ開発部門に回されてくるのだそうですね。 そんな話を聞くと、買う側としても、国産のオーディオ機器を買うのは嫌になってしまいますよね。そんなことからも、私は我が国のオーディオ業界なんて、所詮は悪徳霊感商法だと言い切ってもいいと思うのです。
- tetsumyi
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ステレオスピーカーのオーディオ再生には根本的な重大な欠陥があります。 それは左右逆のスピーカーの音が時間差を持って重なって聞こえる(音のクロストーク)事で音は二つのスピーカーの直線上に圧縮され、音質が濁り遠近が聞き分けられなくなることです。 故長岡鉄男氏はこのことに気付きクロストークキャンセル技術に力を入れていましたがある程度は成功した物の極めて難問であり今もって実現していませんし研究する人さえ殆んど居ません。 唯一の方法はクロストークのないヘッドフォンで遠近を聞き分ける手段を実現する事です。 これを可能にしたのが遠近定位再生の特許技術、ONZOHⅡです。 前方からの音と同じ物理特性の音が聞ける音響反射レンズ構造で、ペアマイクで録音された音源であれば目の前に楽器の音が広がり反響音が部屋に響きます。重低音は耳介に直接骨伝導で聞くために生の大太鼓やコントラバスの音色が聞けます。 生演奏の楽器本来の音色とオーケストラの各パートを当たり前のように聞き分けることができます。 耳との間にかなりの隙間があり圧迫感がなく篭らず開放的な音と感覚です。 ヤフオクで手作り商品として購入できます。
- okok456
- ベストアンサー率43% (2748/6360)
色々ない人がいます。 かなりのオーディオマニア先輩の自宅行くとアンプ・スピーカーが色々あり聞き比べさせてくれましたが レコードは数枚しかありませんでした。 先輩はハードが好きでレコードはテスト用で数枚で充分のなのだとした思いました。 家のオーディオはそれなりで頻繁にコンサートに行く人もいますね。 時々行く喫茶店のマスターは趣味が高じてJAZZ喫茶と小さなコンサートホールを始め 当然ですがレコード・CDを多数所有され高価なオーディオシステムをお持ちです。 コンサートホールにはスタインウェイ製グランドピアノがあります。 JAZZだけでなくクラシックのコンサートも開催しています。 https://ichigeikan.jp/%e4%b8%80%e8%8a%b8%e8%88%98%e3%81%a8%e3%81%af/ 私は音楽は好きですが30年以上前のチョット良いオーディオで満足しています。 カーオーディオでも、街のPAでも、テレビのCMでも、ポケットラジオでも好きな曲が流れてくると楽しくなります。 写真関連では カメラマニアにはアンティークカメラを集めるのが趣味方がいますし 写真を撮るのが好きでカメラ・レンズをグレードアップさせていく人や、スマートフォンカメラ機能でガンガン撮影している人がいます。 鉄道ファンには 列車には乗らず。移動は車で撮影が主の撮り鉄がいます。 マナーを守らず鉄道会社に迷惑をかける輩もいますね。 ピカピカな工具を飾る工具収集マニアもいるようです。
お礼
補足
ご意見ありがとうございます。 そうですね、趣味の世界なんですから、極端な話、高価なオーディオ機器を「ブランド買い」して、音楽なんかは全く聴かないで、機器を床の間にでも飾って眺めるのが趣味、という方がいたって、それはそれでいいわけですね。 というか、超高級機器でさえ、超ハイファイの素晴らしいサウンドではあっても音楽を観賞して楽しむことができない、という現実に直面すると、結局日本のオーディオ業界というのは、その音楽を聴かない人たちによって支えられているのだなあ、と実感せざるを得ないわけです。 こう言うと、それで何が問題なんだ?それで買った人が満足しているのだから、オーディオで音楽なんか楽しめなくたっていいじゃないか。なんて声が聞こえてきそうですね。 話は変わりますが、昔、CDが黎明期のころ、イギリスのオーディオメーカーの一行が、世界に先駆けてCDを開発したソニーのオーディオ部門を視察にこられたのですね。そのとき一行はソニーのハイテクな技術にも驚いたのですが、もっと驚いたのは、ソニーのオーディオ開発のスタッフの中に楽器を演奏できる人が一人もいなかったことだそうなのですね。 あちらのオーディオメーカーではそれはあり得ないことだそうです。つまり、オーディオ、特にスピーカーの開発に携わっている人は、当然音楽を愛好していて、それなりの知識もあって、楽器の一つや二つ演奏できるなんてのも当たり前、そうでなければ自社製のスピーカーの良しあしをチェックすることさえできないじゃないか、ということだそうです。 それで私としても英国製スピーカーに興味を持ったまではよかったのですが、なんか、今は円安、コロナ、輸送費の高騰、中国製の大躍進、という4重苦でもって、日本でのハーベスとかタンノイとかの価格はとんでもないことになっているのですね。 結局まともに部屋で音楽を観賞できるのは、一部の大金持ちだけなんでしょうかね。。。。
- sirasak
- ベストアンサー率27% (348/1287)
オーディオブームの時に高忠実度HiFiと言ってホールで聴いている位置と同じ音を聴きたいと言って音圧レベルがうるさい80dB位を再現するのに3m前で聴くには100W位のアンプが要るとか言われていました。 部屋の中で聴くと定在波と残響の違いで同じ音に聴くのは不可能でホールで自分の人頭型マイクで録音した音を同じホールでお客さんも同じ人数で音響条件が同一でしか再現できないはずです。 音圧でも口元で声の音圧を騒音計で測っても大声で130dB位あるのでマイクの最大音圧仕様でもそれ位保証するとか、演奏している時に各楽器の音圧が100dB以上とかで録音が大変でピークがなまったりクリップしたりあったり、各音を編集して音楽ソフトのダイナミックレンジ12dB(電力差8倍)実効値RMSに圧縮するとかで実際の演奏を忠実に録音再生するのは不可能です。 再生する部屋自体でもホールとは音響条件が違うのでどのような高額音響機器を使っても不可能です。 そのように音楽ソフトでさえHiFiが出来ないことが分かります。 耳と脳が聴きたい音だけ強調して聴いたりするのでいかにもその場で良く再現出来ていると思うだけですが、実際と違う音を皆形も左右でも違う耳でいい加減に聴く脳が学習経験などで比較したり、慣れたりしてそれらしく聴いてくれるので良い音だと勘違いするのが現実です。 世間では耳で聴いただけの個人の主観評価しかないです。メーカーが録音波形を提示したり周波数特性や歪特性を公表しないのは商品の真実が分かってしまうからです。音楽を楽しむだけなら40~16000Hz位がフラットに出れば良い音に感じて楽しめますが、どのような高額機器でも原音再生は同じ条件の部屋でないと不可能なのでどうしても不満になりますので、音楽を楽しむことにして音響機器はそこそこであれば良いと思う方が良いようです。
- JP002086
- ベストアンサー率34% (1537/4407)
50代後半の♂です。 私の場合は、大人数ポップス・パフォーマンス集団(どのグループを指すかは言わなくても判ると思う)と演歌以外で、ハードロックからクラシックまで何でも聞きます。 一時期、狭い部屋ながらも数百万単位で機器を揃え「これでもか!」と良い音で聴きたいのならば「やっぱり、地下で防音・防振で反射音を計測しながらの部屋作りからだよなぁぁ 一体、いくら掛かるのやら」と考えていた時期がありました。 その後、ドルビー研究所が「ドルビーサラウンド」や「HTX」や「DTS」が発表されてから、オーディオ・ビジュアルに移行して来ました。 結局、学校の音楽室や少し広め(多分12畳くらい?)の試聴室レベルで独立した部屋が無いと自分の欲求が満たされないんだろうなと思っています。 で、求め始める切っ掛けは誰もが一緒ではなくて、単なる「音楽が好きだ」から趣味(一部の方は、職業としてますが)として、色々求めたの結果ではないでしょうか
- HAL2(@HALTWO)
- ベストアンサー率53% (2345/4395)
Audio と Music とは異なります。 まぁ Camera 趣味とか絵画趣味に近いかな(^^;)。 Camera を「ありのままに写すものが最も良い Camera」と思う人は Camera Mania にはなりません。 絵画を「ありのままに描写するのが最も良い絵画」と思う人は Gogh や Monet の絵なんて「目が悪い人の絵?」、Picasso の Guernica なんて「気持ち悪いだけの変な絵」、現代美術の大半は「幼児が絵の具をブチ撒けたのとどう違うの?」と思うでしょうね(^^;)。 Audio もそうでして「生演奏の音をありのままに再現する」事を望むと決して満足の行く音なんて得られません。 観客が聴いている位置に Microphone なんて立てられていませんし、観客は演奏者の正面の席に居る人もいれば場末の席に居る人もいますので、皆聴いている「音そのもの」は全く違います。 一方、Music はどんな聴き方をしても Music です。 Audio とは言わば、写真に写し撮ったり絵画に描き起こす事により「現実を超える芸術」に昇華させた音を愉しむ行為なんです。 Concert Hall で「定位がどうの」とか「周波数 Balance がどうの」とか音響に文句を言う人はいませんよね(^^;)……だって Music を聴きに来ているんでしょうから……。 Audio Maniaってのは例えば¥100 Shop で購入した Glass 風鈴と Metal 風鈴の音を録音して Speaker から再生した際にきちんと風鈴の材質を聴き分けられるとか、Violin と Viola の Part をその演奏者達の着座位置まできちんと分離して聴き分けられる事に無常の喜びを得て悶えまくる変態だったりするんです(笑)。……私がそうです(爆)。 米国の Audio 技術者に「日本と英国は良い生演奏を何時でも無料で聴けるような機会が殆どなく、しょうもない演奏でも高い金を払わされて酷い席に座らされるような国なので、生演奏の音を超える形式美に整えて (写真や絵画のような) 芸術作品にした Media を再生する Audio が発達するんだよね」と言われて「なるほどなぁ」と納得した思い出があります。 Music を愛する人は Radi'Cassette でも満足するのですが Audio を愛する人は再生機器が創り出す音そのものに満足するので Music を愉しんでいるわけではなかったりするんです(^^;)。 Music を愉しむ人の中でも演奏技術 (奏でる音そのもの) 或いは録音技術に魅せられる人も居ますよね。 私は Alexander P Borodin という Russia の作曲家 (本当は医者で化学者(^^;)) の弦楽四重奏曲、特に Nocturne と呼ばれる曲が好きで、この曲が入っている CD を片っ端から買い求め、一時は 10 枚近く持っていたのですが、今は Borodin String Quartet という Russia の Borodin 愛好演奏家達が 1970 年代に Analog 録音した CD 以外は聴かなくなっています。……演奏の質と言うか気合いとか集中力みたいなものが他とはまるで違うんですよね(^^;)。 他にも子供の頃から大の御気に入りで 40 分の曲を誦じて口ずさめるほど延べ何千回と聴きまくった Keith Jarrette という Jazz Pianist の Solo 演奏 CD (最初は LP で買いましたが) は実は Piano の音が酷過ぎて変な音になるのを Pianist の Keith が必死に制御し、録音 Engineer の Manfred Eicher が後処理で (Pure な Audio Mania なら眉を顰めるほど) 調整して世に出した作品である事が知られているもので、当然の事ながら実際の Concert 会場で聴ける音とはまるで違う筈なのですが、その LP は日本では Crystal Sound と呼ばれて評判になり、その Label (ECM という音楽会社) が飛躍的に成長した名盤の一つになりましたね。 そんなわけで「音楽 (Music) が好きです」と「Audio が好きです」とは「景色なんて見る余裕がないほど体力を消耗してでも旅するのが好きです」と「美しい風景写真や風景画を自宅で寛いで観る方が好きです(笑)。」ぐらいの違いがあるような気がします。 私は音楽に関しては自分で口ずさんだり演奏するか Audio 装置の再生音を愉しむかの 2 択で、生演奏は Music でも Audio でもなく演奏者 (歌手) を「観に行く(笑)」のが目的ですので生演奏の音を再現しようとは思わず「生以上の満足が得られる音」にすべく PC Software の Effecter を弄りまくってしまいますし、再生装置にも拘って Speaker は自作したものを愛用しています。 素敵な Audio Life を(^_^)/
- MT765
- ベストアンサー率57% (2083/3621)
私は50過ぎの元オーディオマニア、音楽はポップス中心です。 オーディオマニア:良い音を追求する人 音楽マニア:音楽が好きな人 だと思いますので相容れるとかいうより別の「属性」だと思います。 >そんな方が最高級オーディオの販売をするなんて 良い音を追求するのにモーツァルトの出身地の知識は不要だと思います。 その店員さんは良い音楽を追求しているのではないと思いますよ。 >値段ばかり高価で音楽を楽しめない機器 オーディオマニアもされているならご存じだと思いますが、オーケストラの音量は110㏈にも達しますから自宅で再現しようとなったらよほどしっかりした防音ルームが必要です。 一概に機器のせいではないような気がします。 デスクトップオーディオで静かに楽しむ、というのもありますし。 >音楽の愛好家は完全な「犠牲者」になってしまっているのではないでしょうか コンサートへ行けばよいかと思います。 ご質問者様の「悩み」はオーディオ機器で思うようにオーケストラの臨場感や迫力が再現できないことなのではないですか? オーディオにはゴールがありませんので今後も追及されると良いと思います。
補足
ありがとうございます。 そうですね、オーディオマニアという人種は(私自身もそれに片足は突っ込んでいますからわかりますが)、あくまでも良いサウンドを追求しているのですね。もちろん趣味の世界ですから、オーディオで音楽を聴こうがサウンドを聞こうが、はたまた音を全く鳴らさないで、高価な機器を床の間にでも飾って満足感に浸るのがいいんだ、という趣味の方がいたって、別に構わないわけですよね。 真空管アンプなんて、夜に真空管がぼわっと燈っているのを眺めていると、なんか癒されるような気分になりますし。そいう楽しみ方もいいものですよね。 ただ、あくまでも音楽を心地よく楽しむことにこだわる私としては、要は、「なんだかわからないけれど、とにかく音楽を聴いていて楽しい」と思える音がスピーカーから出てきてほしいと願っているわけです。 誤解を恐れずに言えば、演奏会の音とオーディオの音で全く同じ音が出てほしいと思っているわけではないのです。 ではなぜオーディオで聴きたいかというと、それは、ボリュームを自在に調整して聴きたいからです。オーディオの最大の存在意義は生演奏と違ってボリュームを調整して好きな音量で楽しめることにあるのであって、その時点で実は「原音再生」ではないのですね。 私なんかはボリュームとともに高中低3連のトーンコントロールを常に駆使するわけですが、そうやって音量も音色も自在に調整して聴ける楽しみがあるから、家の近所で演奏会が聴ける環境であっても、やはりオーディオで音楽が聴きたいわけです。 おっしゃる通り、オーケストラの音をそのまま部屋で再現するなんて無理に決まっているのですが、じゃあ、オーディオでオーケストラを鳴らすことには意味がないのかと言えば、そんなんことはないですよね。深夜にテレビと同じくらいの音量でオーケストラを楽しむ、なんてことはオーディオでなければできないわけです。 そういうときに、さすがトスカニーニやフルトヴェングラーはほかとは違うなあ、とひしひしと伝わってくるような音がオーディオ機器からなかなか出てこないのが、本当に残念なのです。 近所にコンサート会場もない、深夜に小音量でしか音を鳴らすことができない、という環境にいる人は、音楽を楽しむことは諦めなければならないでしょうか。
- kame999
- ベストアンサー率21% (631/2957)
難しいですね 数年前に買いたいと思ったら 200~300万円になってしまい 諦めたことがあります 確か 昭和の時代にも五十万円掛けて 揃えたこともありました 今は安価なパソコンオーディオで 満足するしか無いと 平成10年辺りで事業の拠点を海外に移転したのが 痛かった全産業に置いて どのメーカーも高級路線に乗らないと 存在出来ない環境に 悲しいですね
補足
早速の回答をありがとうございます。 実は私も営業畑でやってきた人間ですからよく分かるのですが、もし私がその部署に回されたら、当たり前の話ですがオーディオの技術的な知識に加えて、クラシック音楽ジャズ音楽の、そのへんの本屋で売っている入門書に書かれている知識くらいは、勉強しておくと思うのですね。なぜなら、何度も言いますが、オーディオは音楽を観賞するための道具なのですから。目的たる音楽についての知識が要らないなんて道理はないと思うんですね。 ですから、実際に役に立つかどうかは別にして、顧客から信用を得るためには、ヨイショの勉強をしている暇があったら音楽の知識を勉強するべきだ、と私は言っているわけです。 そんなわけですから、買う側の立場として、「モーツァルトの出生地を知らない店員=高額なオーディオを購入する相手として信用するに足りない店員」と判断することは、私は妥当ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 どんな業界のどんな仕事でも、最終的に人様から信用を得て勝ち組になれる人は、勉強を重ねる努力を惜しまずに、愚直なまでに誠心誠意クソ真面目一本で職務を全うする人です。 そして買う側としても、「買うのも営業」という視点で、そういう方からものを購入して大切に付き合いたいと思うわけです。