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病理検査結果について
癌の病理検査結果の文中で (病巣の一部は壊死に陥っています。 病巣辺縁は概ね圧排性ですが、) 腫瘍細胞のリンパ管への侵襲増殖像が数か所見られます。 ()の部分の意味を詳しく分かる範囲で教えてください。 病巣の一部は壊死に陥っているというのは 癌が死滅した部分があるということでしょうか。 よろしくお願いします。
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- usaginounagiya
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抗がん治療により、効果が出たことでの壊死(ネクロ ーシス)が見られる反面、病巣の周りは癌細胞により 圧迫されており、リンパ管への脈管侵襲が数か所見ら れ、転移のリスクが高まっている。 という事です。 抗がん治療したけど、芳しい成果が見られずに、病巣 が周りの間質細胞を圧迫し、さらに転移の予兆である リンパ管への侵入が認められる。 つまり、他に転移している(腹膜リンパや肺への転移) 可能性が高いと言える。 という事を書いています。
- QCD2001
- ベストアンサー率58% (325/554)
病理検査の報告書には一定の書式があります。 まず最初に、単純に事実のみを述べます。検査によってみられた事実のみを列挙し、次にその事実から推測される内容を記載することになります。 「壊死に陥っています。」というのはその事実のみを述べた部分です。 細胞というものは、本来は周囲の組織と調和を取りながら成長したり成長が止まったりします。ところががん細胞は、周囲の組織との調和などと無関係に、勝手にどんどん増殖成長します。それががん細胞の特徴です。細胞が増殖成長するためには栄養が必要です。そこでがん細胞は、周囲に血管を作らせようとします。がん細胞の周囲の正常な細胞は、周りの細胞と調和を取ろうとしますから、盛んに増殖している細胞があると、この細胞の増殖を助けようとして、血管をたくさん作るわけです。その結果がん細胞は豊富な血流から栄養分を取り入れて、さらにどんどん増殖を繰り返すことができるわけです。 しかし、がん細胞が弱かったり、あるいは何らかの原因で弱くなったりすると、がん細胞が死んでしまうことがあります。つまり、がん細胞が壊死に陥るわけです。がんが死滅した部分があるわけです。このがんは弱かったのでしょうね。 ところで、がん細胞がとても強い場合はどうなるでしょうか?がん細胞は周囲の組織の状態にお構いなしにどんどん増殖します。そして、周囲に血管を作らせて、さらに増殖します。しかしがん細胞があまりに強いと、周囲の血管の増殖が間に合わないくらいにがん細胞が増殖します。するとがん細胞の塊の中心付近は血管の作られるのが間に合わず、栄養不良で死んでしまいます。つまりがん細胞が壊死に陥るわけです。やはりがんが死滅した部分があるわけです。この場合はとても強いがん細胞なのです。細胞の塊の中心付近は壊死していても、周辺部は盛んに増殖することになります・ ご質問の内容ですが、ここに記載されているのは「壊死している」という1つの事実だけです。これだけでは、がん細胞が弱くて死滅したのかあまりに強くて死滅したのかがわかりません。 >癌が死滅した部分があるということでしょうか はい。その通りです。ただし、死んだ事実があるというだけで、上記のようにがんが強いかもしれませんし弱いかもしれません。それはわかりません。
- takochann2
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病巣とは癌組織のことですから通常は癌細胞が壊死していると理解します。
- nagata2017
- ベストアンサー率33% (6888/20371)
癌の組織の一部は血流不足で死んでいる がん組織のまわりの組織は がん組織の膨張により押し出されている 圧排とは,何らかの圧迫すなわち臓器に限らず,腫瘍,出血,浮腫などいろいろなものが原因となり,正常部を限局的に押し出し排除する,または排除されている状態を表現した形態学用語です