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間取りや柱を見て自分で耐震診断できますか?
住むマンションを探していて耐震診断をしていない物件を見に行くのですが、普通の人でも間取りや柱や壁を見て、あ、耐震構造になっている、と分かることはありますか?
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建築知識のない人が見てもそれは分からないです。折れた柱を見れば「鉄筋がこんだけしか入ってない」とか分かりますが、それは折れてみないと分からないのです。 1981年に建築基準法が大きく改正されて、耐震基準がとても厳しくなりました。日本では阪神淡路大震災、新潟中越地震、東日本大震災、熊本地震と大きな地震がありましたが、1981年の新建築基準法以降に建てられたビルやマンションがこれらの地震で倒壊した事例はありません。 東日本大震災で大きな被害を受けて取り壊して建て直さないとダメだという建物はありましたが、トルコのマンションのように倒壊したものはありません。阪神淡路大震災で倒壊したビルもありましたが、それは1981年以前に建てられた古いビルです。 あの「姉歯物件」も、東日本大震災で壊れませんでした。 なので1981年以降に建てられたマンションにしておけば、とりあえず「地震でマンションが倒壊して生き埋めになる」という心配はないと思います。
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- eroero4649
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>引っ越し先の市役所に行ったら、役所はどのような調査を行い、建築基準法をこのビルを満たしている、と判断したとくわしく教えてくれるのでしょうか? 役所っつうのはどこであろうと、その申請書類に不備がないかどうかを細かくチェックはしますけど、実態調査なんて「そこの会社はウソをついてますぜ」みたいなタレコミでもない限りやんないですよ。 私も建築関係の仕事ではないですけれど、役所に申請の書類を送ったことが何度かあります。本当に細かい書類を沢山用意しなきゃいけないからウンザリなんですが、申請して許可などが出た後に「本当にそれが正しいかどうかチェックします」なんてことをされたことは一度もないです。 役所も暇じゃないんでね、いちいちチェックするまでの人員はないんですよ。給付金詐欺のように、何か法令違反があったときには遡って調べてそのときにウソをついたことが判明しますけどね。 だいたい申請して許可とって役所が全部いちいちチェックしてたら、「欠陥住宅」なんて日本に存在するはずがないじゃないですか。欠陥住宅ってのは申請したときには許可もらってるはずですよ。ただ「その申請通りに作らず手抜きした」ってだけでね。 おっしゃるとおりに、マンションなどの集合住宅では下層の階の柱や梁に大きな損害が出ることが判明しています。1階、2階、3階が多いようです。 しかしその一方、3階以下では「揺れは小さい」ということも明らかになっています。4階以上だと上になればなるほど揺れは大きくなります。それは分かりますよね。 また揺れに関しては、階だけではなく地盤による影響も大きいそうです。だから質問者さんは「しっかりした建築会社が真面目に作れば大丈夫」と思うかもしれませんが、そのマンションが建った場所が「昔農業用の貯水池があった場所で、そこを埋め立ててマンションを建てた」なんて場所だと地盤が元々弱いですからしっかりした建築会社が真面目に作っても大きな被害が出る可能性があります。 実際、私が卒業した母校の近くには農業用の貯水池があって、私が学生のときはそれがあったのですが、現在はそこは埋め立てられて道路と住宅とマンションが建っています。 また階が上になれば、停電したときの被害はより大きくなりますね。震災レベルの地震がきたらエレベーターは停止し、その地域全体の集合住宅のエレベーターは全部停止するのですから、エレベーター管理会社が調査してどこか壊れていたら修理して復旧するなんてのは何ヵ月も先になることは十分あり得ます。 それまでの間は、階段で生活しなけりゃなりません。健康になりますけどね。あの台風19号のときの「武蔵小杉のタワーマンション」は地下室が水没してエレベーターのモーターが全部やられたので、何ヵ月もエレベーターが使えませんでした。上層階の方々は「上級国民」だったのでホテルに住まいを移していたそうですよ。またその経験で「停電したらタワマンの高層階なんて地獄」ということに気づいてタワマンから出て行った人もいたそうです。 話をマンションの土地に戻せば、そこの土地が元々どんな土地だったのかは昔の地図を見れば分かります。国土地理院で申請すれば古地図も参照できるそうです。 あとは「活断層」という問題もありますね。もしかしたらそこのマンションの真下に活断層があるかもしれません。活断層は地震の震源地になるリスクがあります。もしそこの活断層がズレれば、例えマグニチュード4みたいな小さな地震でも真上の建物は大きな被害が出る可能性がないとはいいきれませんね。 活断層の有無は大学の先生が調べないと分かりません。いえることは「日本中、活断層だらけ」くらいです。 「地震で建物が倒壊するのが怖い」を考えたら、日本なんてとても住めた場所ではないです。 https://www.yahagibl.co.jp/woodpita/blog/column/2209.html こちらに世界のプレートと主な地震の地域が記載されていますが、この地図で赤くなっている地域は大地震が発生する可能性があるので、地震が怖かったら住んではいけない場所です。トルコも赤い地域に入っています。 コンクリートの一軒家なら、地震で倒壊はないです。裏山が土砂崩れを起こして流されるとか、土地が液状化現象を起こして家が傾いて住めなくなるはあるかもしれないけど。 つまり地震に関していえば日本は「安全な場所」なんてどこにもないと思っていいと思います。地下なら地震には強いけど、台風で水没する危険があります。
お礼
ありがとうございます!
お礼
eroeroさん、いつも素晴らしいご回答ありがとうございます。さすがです。なるほど。確かにそうですが、それでもやはり心配です。今後はどのような場所でどのような地震が来るか分かりませんし、建物の老朽化も進んでいくからです。たとえトルコのビルのように全体が崩壊しなくても、1階だけ潰れるているような写真は日本にもあります。 もしご存じでしたら追加で教えてほしいのですが、引っ越し先の市役所に行ったら、役所はどのような調査を行い、建築基準法をこのビルを満たしている、と判断したとくわしく教えてくれるのでしょうか?姉歯物件のような詐欺もあるかと思いますが、そのような資料があれば少しは安心だと思います。