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五輪書
宮本武蔵の五輪書を読みたいと想いました。 ですが、いろんな本が出ていてどれがいいか迷っています。 古い書物なので、現代訳のものがいいかと思いますが、 中でも「これを読むといいよ!」というものはありますでしょうか? よろしくお願いいたします。
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五輪書 (徳間文庫) 宮本 武蔵 神子 侃 訳もわかりやすくオーソドックスなので読みやすいと思います。 基本的にはこれ一冊で充分です。 軍事評論家や武道家が解説しているものは思い込みが強いものが多いので避けた方がよいでしょう。他に講談社学術文庫のものも読みやすいと思います。 五輪の書は、地水火風空の“五輪五大”にあてはめて武芸兵法の心得を綴ったもので、地の巻から順々に空の巻に進んでいく。 最後に「独行道」を書いたのが死の数日前だった。それが万里一空の心境である。これを三十五ヵ条の覚書にまとめて、忠利に奉呈した。 武芸書だから剣法の実技について書いてあるかというと、これがあまりない。むしろ心得ばかりであり、ときに禅書と見まちがいます。それでは武芸に関係のないことばかりかというとそうではなくて、ほとんどの文章が武芸の構えや用意や気分にふれていますね。