- ベストアンサー
健常な赤血球数の血液と貧血の状態の血液とでは、酸素を運搬量でどのくらい差があるのでしょうか。
貧血の主な原因は、ヘモグロビンが生成できなくて、赤血球が小さくなる(少なくなり?)ことがあります。貧血になると、酸素や栄養が潤滑に供給されなくなるので体内で問題が生じます。 さて、質問です。 健常な血液と、貧血状態の血液とでは、酸素の運搬量にどのくらいの差がでるのでしょうか。 また、たとえば、L-カルチニンも肝臓から血液に乗って細胞に送られますが、貧血の場合、そのL-カルチニンの供給も少なくなります。それが脂肪がつきやすい、という原因になるくらい、赤血球の量に差がでることはあるのでしょうか。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
L-カルニチンについて 血液中では、タンパク質その他に結合せず、遊離(そのまま)の形で運搬されます。 貧血との関連では、鉄欠乏の影響がありえます。 L-カルニチンは体内で合成されますが、原料としてアミノ酸のリシンまたはメチオニン、とビタミンB3(ナイアシン)、B6、C、鉄が必要です。 当然、鉄が欠乏すれば、合成に影響が出るでしょう、ビタミンC欠乏の影響が大きいと言われています。 脳以外の組織では、エネルギー源として長鎖脂肪酸を使いますが、これをミトコンドリアの内膜に移動させる働きをします。 虚血性心疾患や末梢動脈疾患にたいする効果は認められています、長鎖脂肪酸の燃焼には必須なのですが、肥満にたいする効果は、まだ少しの証拠しかありません。
その他の回答 (2)
- ebisu2002
- ベストアンサー率59% (1878/3157)
単純に考えればHb14g/dlだったものが7g/dlに低下すれば半分の能力となります。しかし実際は10g/dl程度までであれば粘稠度などのかかわりで大して低下しませんし、それ以下になった場合も心拍数が上昇したり慢性的であれば1回心拍出量が増加してその低下を補ったりしますので単純に半分とはなりません。 運動時などに備えた余裕な能力はなくなってきます。 カルニチンの運搬については存じませんが、血球ではなく血漿中での運搬ではないでしょうか?
補足
血液細胞・養分・ホルモン・老廃物の運搬、体内恒常性の維持、 血液凝固、免疫機能が血漿の役目だそうなので、おっしゃるとおりカルチニンは血漿の運搬で運ばれるのですね。ワタシの貧血肥満助長説はもろくも崩れました(ToT)。
- myeyesonly
- ベストアンサー率36% (3818/10368)
こんにちは。 >酸素の運搬にどの位の差が・・・ 血液に含まれてるヘモグロビン量による差が出ます。 正常の場合が16g/dl(ザーリー法標準値)だったとすると、8g/dlまで落ちれば正常の半分という事です。 実際には4g/dlなどという数字もまれではありません。 >脂肪がつきやすい、という原因になる位、赤血球が・・・ ちと意味不明です。 脂肪の蓄積はカルチニンだけによって制御されてるわけではないので、一概に貧血により脂肪がつきやすくなるとは言えません。 脂肪燃焼は呼吸商が大きくなり、酸素消費が大きいので、貧血の時はあまり使われなくなる傾向はあります。
補足
普通の食事をしていて、且つ、貧血の場合で、その人が脂肪が落ちにくい体質だった場合…を想定していろいろ考えてみました。代謝効率を上げようにも、クエン酸回路も水素伝達系も酸素がいるので、貧血になったらきっとうまく動作しないのだろうな…と思って、そこで、だったら、栄養もうまく供給されなくなるのかなと、考えて、脂肪酸の代謝に必要なカルチニンが細胞まで入り込まないから、ミトコンドリアの外側で脂肪酸が溢れて、それで脂肪が蓄積しちゃうのじゃなかろうか、と、思ったわけです。ただし…栄養は血漿で運ばれるとのことなので…もろくもこの説は崩れ去りました。出直してきます。
補足
カルニチンに合成に鉄が必要なんですか。アミノ酸でできてる、というのは知ってたのですが。そうですか、肥満の状態の人のカルニチンを増やしても、効果があるかどうかわからないんですね。誰かでテストしてみましょうかね。せっかく体内にエネルギー源があるんですから、やっぱりそこから使いたいですよね。