JRに乗るときに必要な切符が何かを分かっていると、改札の通し方で悩む必要がなくなります。
まず、JRでどこかに行く時、在来線/新幹線や普通列車/特急列車を問わず、「乗車券」が必要です。いわばJRを使う時の基本料金です。で、一部の例外を除き、乗車券は最初にJRに乗る駅から最後にJRを降りる駅まで1枚の切符として(距離を通算して運賃を計算して)発行されます。
次に、新幹線や在来線の特急列車に乗るときには、乗車券に加えてその列車乗車区間の特急料金が必要になり、料金を払った証拠として特急券が発券されます。
ですので、新神戸から伊予三島まで行く場合、以下の切符が必要になります。(普通に頼めば以下のように発券されます)
A:新神戸→伊予三島までの乗車券
上述のように、新幹線と在来線で別々に発券されるわけではありません。(発券することは可能ですが、別々にすると割高になることが多いです)
B1:新神戸→岡山の新幹線特急券
指定席利用の場合は、指定席と表示され、列車名や座席番号も表示されます。自由席利用の場合は区間と有効日(利用日)のみ表示されます。
B2:岡山→伊予三島の特急券(在来線でも特急を使う場合)
自由席と指定席の違いは新幹線と同じです。尚、この区間で特急を使わず、マリンライナーと四国内の普通列車を乗り継ぐ場合は、この券は発券されずAの乗車券のみで乗車可能です。
で、改札では以下の券を通します。
入口:その駅から乗る列車に必要な切符
出口:その駅まで乗ってきた列車に必要だった切符すべて
新幹線の乗換改札は乗り換えるまでに必要だった切符すべてと乗換後その駅から乗る列車に必要な切符を示します。
新神戸
これから乗る列車は新幹線で必要な切符はAとB1ですから、AとB1を改札に通します。
岡山駅乗換改札
これまで乗ってきた列車に必要な切符はAとB1、これからの乗る列車に必要な切符はAとB2(特急じゃない場合は不要)なので、A、B1、B2を改札に通します。B1のみ回収され、残りは返却されます。
伊予三島駅改札
これまで乗っていた列車に必要な切符はAとB2なので、AとB2を改札に渡します。
これが理解できれば、どのような区間でも同じように改札の通し方がわかるはずです。
お礼
めちゃくちゃ分かりやすく説明して頂き、ありがとうございました!