留置場で自殺すると何が問題なのか

質問

事件の被疑者や被告人が留置場で自殺すると、なぜ警察が批判されるのか教えてください。

回答No.1

yaasan

留置場というのは犯罪を犯した人、もしくは犯しただろうと思われる人を拘束するためにある場所です。基本的には中にいる人が自由に過ごせてはダメな場所なのです。故に中にいる人が自分の意思で死ぬ事を選択して実行できた、というのは他の事も自由にできた可能性を示唆してしまうので、問題になるのです。自殺であれば、究極は犯罪者が死んだだけ、と見れるかもしれませんが、これが脱走だったり、自爆テロだったりすると被害が大きくなる可能性がありますので、問題です。そういう危険性を排除できている事も留置場にとっては大事な事になります。

また、犯罪学的な観点から見ると犯人が裁判を受けずに死んでしまったら、事件の真相はほとんどが明らかになりません。故にどういう思いを持ってしまったら犯罪に走るのか、という犯罪心理を解き明かす術を失い、今後の犯罪減少への資料が作れなくなってしまうというミスにつながっていますので、警察の管理の甘さを指摘されても仕方ないという事です。