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アナログカートリッジにヘッドシェル重量を追加する理由
- アナログカートリッジにヘッドシェル重量を追加する理由は?
- ヘッドシェル重量の追加による効果とは?
- アナログカートリッジにおけるヘッドシェル重量の重要性とは?
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質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 一連の質問をざっと見させていただきましたが、いやあ、ヘッドシェルに寛大な回答者が多くてびっくりしてます。 『かなりクレージーとお思いの方が多いでしょうがそんな考えの方はみえるでしょうか?』 いやいや正論だと思いますよ。 私は、友人がオルトフォンのシェルで困ってるので手助けした覚えがあります。 シェル鳴きというか固有音(共鳴共振音)が半端ないので、シェル内部をパテで共振をチューニングした訳です。重いヘッドシェルに成りましたよ。 ヘッドシェルやアームにもよりますけど、ちょっとした事で音が激変する面白さもあります。 以前のヘッドシェルの質問への回答に出遅れてしまって、投稿が反故にされてしまいました。 以下は、その時に残しておいた下書きです。 御判断の参考になれば幸いです。 ----------------------------------------- 針圧やオーバーハングやインサイドフォースキャンセラー等に拘るくらいですから、ヘッドシェルの左右歪みが少しでもあると音に影響はでます。 ただ、レコードや針先の寿命に影響があるかと問われれば、そのような比較データを持ちませんのでわかりません。ただ、インサイドフォースの方が針先への側圧は大きいだろうという予測はできます。 カートリッジ6個もお持ちだと、並べて見た時にカートリッジの針先の高さがそれぞれ違うのがわかると思います。 私は、レコードプレーヤが現役時代、ヘッドシェルに拘ってました。 価格がどうだったかは憶えていませんが、STAXのシェルが好きでしたね。万能とは思いませんが名作だと思います。現役当時から品薄でプレミア価格で取引されてたくらいですから。 軽量だけど撓まず丈夫。 ナット左右2個スライド板に固定されている その為カートリッジの取り付けに遊びが少なく、正しく付けやすい。 よってオーバーハングの調整もしやすい。 この他にも、レコードプレーヤで求められる調整に、アームのレベル(高さ)調整があります。 カートリッジがレコード面をトレースしているとき、トーンアームはレコード面に対して平行になっているのが望ましく、音にも影響します。 カートリッジから針先までの高さは取り決めがない為いろいろで、ヘッドシェルとアームのロックナットの位置関係も取り決めがない為いろいろです。 したがって、カートリッジを別の種類のカートリッジに付け替えると、 アームの高さ調整(大変面倒) オーバーハングの調整(シェル構造によってはかなり面倒) 水平バランスの確認と針圧調整(これは平常メンテ) の、少なくとも3か所の調整をする必要があるのです。 ヘッドシェルとカートリッジの組合せで(場合によっては間にスペーサーを挿んで)、シェル交換してもアームの高さ調整をする必要が無いように組み合わせ、ついでにオーバーハングも合わせておきます。 こうしてあると、思い立った時にアームのロックナットを緩めシェル交換して針圧調整するだけで、それぞれのカートリッジの性能を引き出した音で楽しめる訳です。(メカニカル的にカートリッジの性能を引き出した音が、個人の好みを満足させるかという問題にすると答えはなくなりますけどね) 雑誌で評判の良い超軽量シェルを買ってきて、サテンのMCカートリッジをそれに付け替えで聴いている最中にサテンのV字アーマチュアが折れるというアクシデントを経験しました。超軽量シェルが原因だと断定できる証拠はありませんが、デリケートなカートリッジではヘッドシェルの相性は大いにあると思います。手でひねって撓むようなシェルには気を付けましょう。 私は、オーディオマニアと呼べるほどの者ではありませんが、それでも音に関わる仕事をさせてもらった者としてこれくらいの作業はしていたのです。 じゃ、オーディオファンは? オーディオマニアは、シェル交換じゃなくて、カートリッジごとに専用アームで一つのターンテーブルに対して3本のアームで取り囲んだり、複数の専用組み合わせレコードプレーヤを所有したりしていたのです。 アームの高さ調整はアームの寿命リスクへの負担も大きいですから、頻繁に繰り返しやるものじゃない。しかも手抜きプレーヤのアームはヘッドシェルの交換ができるモノでも高さ調整機能すらない。 参考にしたURL レコードプレーヤーの調整方法 https://60story.tokyo/entry5.html カートリッジスペーサーの商品例 https://shop.oyaide.com/products/p-5171.html (買う人が少ないから原価が高くなる・・にしても高い) 『端子が飛びだしていってしまい、押し戻さなければならず、・・・』これは、しっかりした造りとは言えませんね。通常アームのロックナット側の端子はバネで押し返されていると思います。飛び出したり押し戻されるような端子は、そう遠くない未来に接触圧が0になり、接触不良を起こすと考えられます。 アマゾンでヘッドシェルを見ると、見かけが同じでも価格が随分違うように見えますね。価格の違いで性能に差があるのか、私には判断できません。 物理的に造りがしっかりしたものであれば、あとは、アームの機構であれカートリッジスペーサーであれ、アームの高さ(レコード面平行)問題を解決できれば良いと思います。 以上です。
お礼
前に投稿した質問をすぐにしめきってしまいご迷惑をおかけしました。あたたかい回答ありがとうございます。