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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:カキガラ石灰の施用量目安について)

カキガラ石灰の施用量目安について

このQ&Aのポイント
  • カキガラ石灰の効き目は穏やかですが、具体的な施用量目安が不明です。
  • カキガラ石灰の効果を実感するためには、苦土石灰よりも多く施用する必要があります。
  • 施用量の目安としては、一般的には400g/㎡の苦土石灰に対して、適度な量のカキガラ石灰を使用することをおすすめします。

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回答No.1

牡蠣やホタテ産地に住んでいて貝殻については長年いろんなものに使っているので書かせていただきますが・・・。 カキガラ石灰は、貝殻の塩分を抜いて砕いただけのもの。個人的にはカキガラ石灰で土のpHをすぐ確実に調整する使い方は無理と思います。元から純度の高い石灰とは違いただの貝殻です。貝殻を地中でゆっくりと溶かす段階があるぶん(なので効き目が緩やかと言われるのですが実際はただ「かなり遅い」というだけ)量が多ければすぐに効くわけではありません。無理に行なおうとすればかなり大量に必要で結果カルシウム量の方も多くなりすぎてしまいこちらの方の弊害が出てきます。それに長期間効かせるものなので「厳密な量」と言うのも存在しないに等しいです。畑や新規に庭土を土壌改良する場合に使うような使い方には向きません・・・。 それと、もしも使う製品が一度焼成処理された製品だと効き目が緩やかとは限りません。 近くの街に牡蠣殻を陶芸窯で焼いて砕き粉末にして、それを液体でドロドロに溶いてから焼き物の釉の一部に使っている陶芸作家さんが居ます。私も昔趣味で陶芸をしていたので経験がありますが釉薬と言うのは陶器に使う為に割と高アルカリの性質で釉薬かけの作業などで肌に長時間触れていれば肌が荒れ痒くなり人によってはかぶれます。牡蠣殻は焼けば燃える成分が抜けてしまい石灰の性質も変わりますから土をアルカリへ変える効き目も変わってきます。そのくらいの加工を施せば石灰の様な効き目に近づき純粋な石灰よりは幾分効き目が遅いけれど(ただのカキガラ石灰よりは早い)効率的には効くのでしょうが、牡蠣殻が熱で焼かれると貝殻のままの時とは成分が変わってしまうのでおそらくただの貝殻であるカキガラ石灰の製品とは同じ使い方は出来ないでしょう。購入時は熱処理されているかご確認ください。 カキガラ石灰は土作りや、すぐpHを調節するのに使うのではなく既にpHが適切に保たれている土が将来酸性の方へ徐々に傾いていかない様にと予防的に使う、例えば植え替えが出来ない植物や植木の周りの土に浅く混ぜ込んだり薄めに撒くなどの、現在の土のpHの維持に使います。年に一度くらいpHを確認してみても、傾かなければ何年も使わないまま。使う量も砕けたのが土に少し混ざっている程度で良く沢山も使いません。そんな量なら誤って少し多めに撒いてしまっても、例え貝殻を周りに丸ごといくつも置いておいても溶けるスピードも量もあまり変わらないので悪影響は出ません。 製品が砕いてあるというのは多く溶けやすくする為と言うよりも、人が扱い易く運びやすいから。昔、この辺では食べた後のホタテの貝殻を庭や花畑に、塩抜きもせず貝殻のままで何枚も植物の周りの土に刺して使っていた家が多かったです。 今回もしもうカキガラ石灰を買ってしまったとしてもそれは今回使わず(特に畑には使わず)、庭などに使うならまずは石灰の方を使い早めに土のpHを調節してしまってから、年に一度ほどpHを確認し前より酸性に傾き出していれば少量撒いて元のpHに戻していくという使い方の方が植物にとってはダメージの受けにくい使い方です。 畑の場合、土作りの度に混ぜていると貝殻の粒は砕かれた大きさによっては何年も残ったままなので、年に何度もpHの確認が必要になりますし(季節により雨の量が違い雨の酸性が多いとさすがに溶ける量も変わってくるので)いずれ土に貝殻が混ざりすぎてが原因の何らかの弊害が起き易くなります。なので使わないでこちらは石灰を使う従来の土作りや土壌改良の方が管理も難しくなく植物へ無駄なダメージを与えなくて済みますよ。

tamaki1954
質問者

お礼

たいへん、詳しいお話を、ありがとうございました。おかげで、カキガラ石灰の考え方がよく分かりました。カキガラは維持的施用として活用していこうとと思います。勉強になりました。ありがとうございました。

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